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解説

3年A組のモンスター』で知られる英貴(女性)による漫画作品。

元々はTwitter上で連載されていたが爆発的なヒットを受け、『週刊少年マガジン』及びpixivコミックで連載が確定した。

それ以外の内容? タイトルそのまんま

あらすじ

男子高校生・空本実はある日、両親から莫大な借金を押し付けられ路頭に迷う。危うく臓器を売られる寸前で実は隣室に住んでいたお姉さんに借金を肩代わりしてもらい、しかも両親の同意書付きでお姉さんの部屋に下宿することに。

だがお姉さんは実に片思い通り越して異常なほどの偏愛を向けており、毎回貧困な語彙で大暴走。名前を呼ぶのにすら恥ずかしがるお姉さん相手に、実の波乱の学園生活が幕を開ける。

登場人物

空本実

CV:梶原岳人(2018年CM)/小野賢章(2020年CM)

本作の主人公でありワトソン。高校2→3年生。沖田総悟みたいな外見。165㎝→170㎝。

前掲の通り悲惨な境遇であるが、3年分お姉さんに学費を払い込まれヒモ道を勝手に歩かされる。常に三杯目にはそっと出しの精神を忘れない、非常に純粋で常識的な性格だが、やはり年頃の男の子なだけあってお姉さんにはドキドキさせられっぱなし。

お姉さんの奇行に時にはドン引きしながらも否定することはめったになく(とはいえお姉さんのドンブリ勘定ぶりに関してはさすがにキレる一歩手前だった)、内心はお姉さんの自尊心の低さを気にしている(自己紹介より)。

学校ではバスケ部所属、本人は謙遜するが顧問によれば光るものもあるらしい。

ちなみに好みのタイプは年上の巨乳

一度両親が迎えに来るという珍事もあったが、自らの意思で戻って来たことをきっかけに、お姉さんへの恋心を自覚する。しかしこの事は両親も予想済みであった。

最近ちょっと視力が落ち気味で、お姉さん共々眼鏡デビュー。

なおYoutubeでは7巻発売を記念してボイスが収録されたが、原作の設定だと実自身恥ずかしくて絶対言えないだろうし聞いたらお姉さんがそのまま絶頂死しかねないほど甘いセリフが収録されている。お姉さんもしくは実の願望or夢であろうか…。

2年目のエイプリルフールで余計なことを口走ったせいで、途方もない目標を抱くハメになる。

お姉さん

CV:佐藤利奈(2018年CM)

本作のヒロインでありホームズ。長い黒髪の万人が認める美女。もちろん成人はしている。

仕事(第1話から最近まで休職中だった)に疲れ果てていたころ、実に一目惚れして以来人生を大幅に踏み外した残念な美人。実を養うためなら悪魔にでも魂を売りかねないほど溺愛している。本人は「恋愛感情を有していない」と称するが、あまりにもシャイすぎて名前を呼ぶ前に神社でも参詣するかの如くうがいをし、触れた瞬間失神しかねないほど興奮する始末であり、そのセリフには(ある意味)嘘は無い。家事万能で、実に対しあらゆる方法で接待しつくす。

金銭感覚のブレーキが全く無く、実にジュース代と称して札束を渡すなど時にATMに喩えられるほどのお金持ち

語彙力は極めて低く、「尊い」「しんどい」「つらい」の三大誉め言葉を連発する。更に実への愛が暴走するとたいがい過剰な謙遜に走る。

陸上部で男子並みの俊足を有する。ちなみに胸はIカップ。大柄に見えるが、実より低い163㎝。

トレードマークの白いハイネックセーターは初めて実を見たときに彼が着用していたのと同じブランドであり、実はそれ以外の服も持っているが爆裂ボデー故に実君の精神が持たない。

実は近眼コンタクトレンズが手放せない。眼鏡は曇るので好きじゃない。酒癖と寝相は悪い。

本名、年齢、職業などのパーソナルデータを隠している(巻末の自己紹介欄も黒塗りだらけで有用な情報がほとんどない)が、「しおり」という言葉に異常に敏感に反応する。カメラ関係の仕事をしているらしい(天達夫妻曰く「4文字」)。

途中から完全に恋愛感情(Love)を抱いている実とは異なり、お姉さんの場合はどこまでも果てしなく突き抜けた「Like」なため、関係は一向に進展しないでいる。

最近ようやく本名が判明した。

臥田涼介

実の幼馴染で同じくバスケ部所属の眼鏡。巨乳の年上好き。実は銀髪

初登場時は実に彼女が出来たと勘違いして冷淡な態度を取ったりしていた。

かなり頭が残念でスケベで大雑把だが、実にとっては大切な友人である。尻込みする実の背中を押してくれるいいやつでもある。バカだけど。

実の脳内では性欲の比喩表現扱いされたことがある。

2年目では実が特進クラスに入ったため、黒澤と同じクラスに取り残された。

天達冴恵

お姉さんの部屋の隣に住んでいる小学4→5年生の女の子。抑揚に乏しいが信じられないほどのしっかり者で、両親が警察官。コンプライアンス精神が非常に強く、お姉さんが実に対し恋愛感情を抱いていない点に関しては肯定している。

しかし巻が進むにつれて果てしなく(上辺は)バカップル化していく二人に対して、実が真にお姉さんの事を想っていることを知るとその後押しを行っている。物まねが上手いが必要以上に実をスケベとして演技するため本人からは不評。

最近では冴恵の両親も一緒になって(上辺は)バカップルの観察に精を成している。

穂坂夏樹

バスケ部顧問。28歳独身。実の実力と優しさをきちんと評価してくれるいい先生だが、いい先生すぎるためお姉さんから実とのノロケ話を聞かされる。しまいにはお姉さんから黒澤共々実ファン扱いされ、等の黒澤からはホ○だと思われている。

好き。

黒澤美乃理

バスケ部女子マネージャー。スレンダー体型でギャルっぽい外見、お姉さん曰く凄く可愛い子。

(お姉さんほどではないが)実に憧れており、彼に親しい涼介に対しては冷たい。穂坂先生同様にお姉さんのことを実の実姉だと誤解しているため、実になかなか告白できずにおり、実のお姉さんへの感情をガチなシスコンと勘違いして青ざめたこともあった。…のだが、花の登場により血縁関係の実態を知ったことで、実君の彼女争奪杯で断トツのドベとなり、冴恵から同情されるハメになった。

散々紆余曲折を挟んだ末に、実からは涼介が好きだと勘違いされる

料理の腕は極めて低く食中毒による入院者まで出した。

空本花

27歳OL。実の従姉(父方)で外見もよく似ている。お姉さんほどではないが豊かなものをお持ち。特技が「努力」座右の銘が「根性」という真面目一徹な人で、この年でかなりの財産持ち。

過保護なイトコンで、縁もゆかりもないのに際限なく実を甘やかすお姉さんに頭を悩ませている。表向きはまともなことを言っているが、行動力はお姉さん並びに冴恵に匹敵するほどで、下心がある分お姉さんよりも厄介。

現在は旧空本家を勝手に買い直し居座っている。

松岡太陽

2年目で実に最初に出来た友達。女の子と間違えそうなほどの美少年。

真面目で何事にも白黒つけたがる性格のため、実の夢をやたら応援している熱血漢。

実の両親

本作の諸悪の根源。数千万に及ぶ借金(最低値)を作り出し、しかも隣室のお姉さんにまで金の融通を頼み込んでいた最低の親。現在もまだ借金を返し終えておらず国外を転々として危ない仕事に手を出し続けており、とてもではないが実を養うどころの騒ぎではない。そのくせ変な所で狡賢く、実の容姿と性格でお姉さんを篭絡させて自分達だけ甘い汁を吸おうとしている。

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