概要
使う人が余りいないが死語ではなく、インドの憲法でもちゃんと指定言語に認定された公用語の一つである。
梵語などとも呼ばれる。
宗教的な面でも、ヒンドゥー教、仏教、シーク教、ジャイナ教の礼拝用言語であり、その権威は日本にも影響を及ぼした。
例えば密教で唱えられる真言(玄奘訳般若心経における「羯諦羯諦波羅羯諦波羅僧羯諦菩提薩婆訶」のような、呪文として唱えられる部分)は、サンスクリット語を基にした当て字である。
文字は梵字と呼ばれ『天空戦記シュラト』等の密教系バトルマンガでは常連。
(魔法ものにおけるルーン文字と同じ扱い)
サンスクリット語が由来になった言葉
単語 | 語源 |
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アバター | अवतार(ヴィシュヌ神の化身)に由来 |
韋駄天(天部または素早い様) | Skanda(軍神)が音訳された際に誤記が広まったもの |
閻魔 | यम(インド神話の冥界神) |
釈迦 | शाक्य(ブッダの出身部族)に由来 |
シャリ(酢飯) | Śarīra(仏歯)に由来 |
ゼウス | द्यौस्(天空の神)と同一起源とされる。 |
旦那 | दान(お布施)に由来 |
ダルマ | धर्म(法の神)から派生した名前達磨大師に由来。 |
ディーバ(歌姫) | देव(インド神話の神族)。ラテン語の「デウス」と語源は同じ |
塔/卒塔婆 | स्तूप(高く聳えるもの)に由来 |
奈落 | naraka(地獄)に由来 |
涅槃 | निर्वाण(炎が消された)に由来 |
ヒマラヤ山脈 | हिमालय(雪の住処)に由来 |
魔羅(アレの事) | 煩悩を司る魔王マーラに由来 |
マハラジャ | महाराज(偉大な王)の意味。「マハー」バーラタやナーガ「ラージャ」も語源は同じ。 |
ヨガ | योग(伝統的な修行法) |
瑠璃 | वैडूर्यの略語。ベリリウムとは語源が同じ。 |