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死神No.1

しにがみなんばーいち

死神No.1とは全力回避フラグちゃん!のキャラクターである。
目次 [非表示]

この項目にはストーリー編のネタバレが含まれています。特にライトノベル派は閲覧注意。




























「いえ...なにか御用でしょうか?神様」


概要

ストーリー編8話より登場。死神の中で最もフラグを回収してきた死神。神様と共にフラグ回収のトレーニングシステム(仮想世界)を作った。

ドクロの顔に黒いローブを被り鎧の様な全身黒服といういかにも死神かラスボスキャラ、あるいはその両方の典型のような外観とロボットに近い声であるが女性である。名前通り一番最初に生まれた死神の祖であり始まりの死亡フラグである。最も優秀な死神としても有名であり全てのフラグから一目置かれている。


経歴

ある日、フラグちゃんの為に神様が作った練習用プログラムであるモブ男の謎のバグが急激に深刻化し、モブ男は崩壊してフラグちゃんの目の前で消滅してしまう。フラグちゃんと生存フラグからモブ男を復活させて欲しいと懇願された神様は、共に練習用プログラムを作った(というよりほとんど死神No.1が作ったと述べている)死神No.1ならモブ男を復活させることが出来るかもしれないと考え、彼女を召集する。プログラムを調べた死神No.1は、「モブ男は内部から崩壊した後にバラバラのソースコードになり、それらはプログラムからはジャンクと見なされて仮想世界の深層である『プログラムの墓場』に一時的に保管されている状態にある」ことを突き止め、そのソースコードを全て集めることができればモブ男の復元は可能であることを告げる。そしてソースコードを回収してくることにしたの為に仮想世界の深層にある「プログラムの墓場」へ繋がる扉を開く。


関連項目

全力回避フラグちゃん! Plott

屍騎軍王ゾルデ:カップ焼きそば現象
































この先はネタバレにつき、ストーリー編の該当話未視聴の人は注意























「全て、終わりにしましょう」


墓場にてフラグちゃん達は無事にモブ男のソースコードを回収したが、彼女はプログラムの全てを消す大掃除コマンドを実行し、仮面の下で邪悪な笑みを浮かべた。


「さようなら、死神No.269


仮面の下の素顔と芽生える嫉妬心

「だって......だって......」


「神様が悪いんですよっ!!」


実は今回の事件の黒幕で、その目的は死神No.269を消滅させることだった。死神は基本的に不死身の存在なので、仮想世界の中で大掃除コマンドを使いプログラムもろとも死神No.269を消し去ろうとしていたのである。


タロットカードの死神のイラストの様なローブと骸骨の仮面そして鎧の様な外装を外した真の姿は、紫髪のロングヘアーの小さい少女の姿で、悪魔のような角が生えている。


No1


最初の死神として神様に生み出された彼女は、神様の期待に応えるために全ての死神の見本になる様に努め、見た目、実力、振舞い、成績と誰よりも死神らしく生き続けてきた。普段は大柄の外装と髑髏の仮面を身に纏っているのは、死神らしい見た目になる為である(ラノベ版では外見にコンプレックスを感じている)。

そして少なくとも666人以上の人間の魂を奪い、その間失敗した数=生存者は1人もいなかったことからもかなりの実力が窺える(ラノベ版では死神No.13より優秀とされている)。

また、その功績を神様に誉められた際には「愛する人から誉められた」様に喜び、自分がもっと優秀になれば神様は自分のことをもっと愛して下さると考えるようになった。


そんなある日、死神No.1は、自分が死神として落ちこぼれと見なしていた死神No.269の為にトレーニングシステムの仮想世界を共に作って欲しいと神様にお願いされる。

以前から神様が死神No.269のことを気にかけていたのを面白くなさそうに見ていた死神No.1は、そのお願いを聞くも「自分にはそんなことしてくれなかったのに」「どうして神様は最近あの落ちこぼればかり可愛がるのか」という思いから嫉妬心を抱くようになる。それはやがて強い憎しみへと変わっていった。

そして死神No.1は、仮想世界の中に入った目障りな落ちこぼれをプログラムごと消滅させる計画を密かに立てた上で、フラグ回収のトレーニングシステムを完成させたのだった。


「トレーニングシステムにバグを仕込んだのも...」

「そのバグを悪化させて『モブ男』を消滅させたのも...他でもなく私です」


「全てはこの時のために...!」


「だから...」


「絶対に死神No.269は、あの墓場に閉じ込めてやるんです!!」


嫉妬の鬼と化した死神の最後

死神No.1は計画を成功されるが、怒りに燃えた神に牢屋に入れられてしまう。自業自得とは言え、あんまりといえばあんまりである。


崩壊していく世界に閉じ込められたフラグちゃんたちはクレーンで溶鉱炉に捨てられそうになるが、間一髪で墓場に入る(管理者)権限を持ったモブ美とお茶の水虫博士が開発した発明品で救出された。


ラノベ版

原作と同じく黒幕的な存在として登場。

外見も素顔も原作重視だが、声は変声機によって変えている。性格も原作以上にメンヘラぶりが強調されており、たびたびフラグちゃんたちを抹殺することを独白している。また神様に対して恋愛感情を抱いている節も見られた。


初登場は3巻から。この時は正体不明の人物として描写されていたが、中盤辺りからファザコンであることが判明する。終盤では嫉妬心からモブ男に細工を施し死亡フラグクラッシャーへと変えてしまう。死亡フラグが立ってもすぐにフラグをへし折ってしまうためフラグ回収ができず、フラグちゃんが仮想世界へ行く意味をなくそうとしていた。

なかなか諦めないため「原因不明のバグが発生している。モブ男の死亡フラグを回収すれば治るかもしれないが、ダメだった場合は仮想世界への出入りを禁止にする」と口にする。

無能な死神では攻略は不可能と見ていたが、フラグちゃんは失恋フラグとのフラグ回収対決により成長しており、思わぬ奇策で奮闘する。それでも攻略は不可能だったが、フラグちゃんを助けるためにモブ男が死亡フラグクラッシャーを破ったことで攻略されてしまった。


4巻では『監督』なる人物に神様が脅されているため、自身も神様のために従うことに。自分が『監督』の身代わりとなって変装し、フラグちゃんたちに指示を飛ばす。この際、変装が解けて素顔が判明する。

『監督』の騒動の最中、フラグたちに誕生日を祝われて嬉しそうにする神様の姿から嫉妬心が爆発。騒動が終わった後、本気で行動して仮想世界に施したある仕掛けを発動させる(この細工が原因でモブ男に自我が芽生えるというバグが起こっていたとのこと)。


5巻ではモブ男を消滅させフラグちゃんたちに絶望を味わわせる。そして「仮想世界のゴミ捨て場にあるソースコードの欠片を4つ集めればモブ男を復活させられる」と希望を与え、破滅の罠へと誘導した。

「4つのソースコードはそれぞれモブ男を象った姿になっている。失恋、生存、恋愛、死亡のフラグを回収すればソースコードに戻る」と告げるが、実際はそうなるように彼女が設定したに過ぎない。4人のモブ男も彼女が生み出した偽物である。


自身は天界からゴミ捨て場にアクセスし、あの手この手でフラグちゃんたちの妨害を行う。

ところが失恋フラグと生存フラグには妨害工作を突破されてフラグを回収されてしまう。そこで正体を隠したまま恋愛フラグに「フラグちゃんたちを裏切るならモブ男以上のオモチャを与える(新たな仮想世界の管理者にする)」という取引を持ち掛ける。

しかし既に正体を看破されており、挙句には「君のような真面目な仕事人間にはモブ男くん以上のオモチャは作れない」とまで言われてしまう。激昂して恋愛フラグを殺すが、実は天界道具で生み出された偽者であり、本物の恋愛フラグは既にモブ男からフラグを回収した後だった。


フラグちゃんに対しては正体と目的を明かした後、モブ男の死亡フラグ回収勝負を持ちかける。

ここのモブ男は孤独な老人となっており、年寄りゆえに常に死の危険が付きまとう。死神No1は、様々な手段でモブ男を死に誘導して100以上のフラグを回収する。

逆にフラグちゃんは、懸命にモブ男を守り続け、寿命を迎えるまで寄り添っていた。フラグちゃんによって孤独から救われたモブ男は、感謝しながら天寿を全うする。

フラグちゃんを無能と嘲笑う死神No1だが、もしも神様が裁定を下すとしたらどちらに軍配が上がるか……そう考えたことで無意識に敗北を認めてしまい、最後のソースコードもフラグちゃんに回収されてしまった。


そして無意識に最後の罠を発動させてしまう。ゴミ捨て場にアクセスして完全消去を起動させ、フラグちゃんたちの抹消を図った。

だがここで思わぬ誤算が生じる。フラグちゃんたちをゴミ捨て場まで誘導する手際が余りにも良すぎたことから神様に「事前に準備をしていたのではないか?」「これほどのことが出来るのは死神No1しかいない」と疑われていたのだ。

神様によって『ぶっちゃけバスソルト(自白効果のある入浴剤)』で満たされた大浴場に放り込まれてしまい、洗いざらい告白してしまう。神様から「優秀だが孤独な死神No1に仮想世界を創らせることでフラグちゃんたちと関わらせたかった」という真意を聞かされ、己の過ちを悟ることに。


その後、密かに復活を果たしたモブ男によってフラグちゃんたちは救出されたが、死神No1の罪がなくなったわけではなかった。牢獄に幽閉され、いつ解放するかはフラグちゃんにゆだねられていた。

ところがフラグちゃんはすぐに死神No1を解放し、和解の手を伸ばす。死神No1も泣いて謝罪した。

しかし生存フラグと恋愛フラグはそうはいかず、彼女に幼稚園のスモックやらバニーガールやらの格好をさせ、その姿を写真に収めるというやり方で報復して来たのだった(死神No1も恥ずかしがっていたが、この程度の罰で許されるならと受け入れた)。


モブ男復活後は、彼のために部屋の掃除をするなど彼女なりの償いをしている。またモブ男から「俺のママ」と呼ばれた時は、「神様がパパだからわたしと神様は夫婦に?」と興奮していた。

なお、一度は消滅させられたモブ男だが死神No1のことはまったく怨んでいない(何度も死んでいるから、いちいち殺した奴を怨んでいたらキリがなとのこと)。


コミカライズ版

ストーリーが大きく変更され、現時点ではまったくの別物になっている。

仮想世界のメイン設計をしたのは神様だが、短期間で完成させられたのは彼女の手腕によるところが大きい。

仮想世界のデータを書き換えることでモブ男とフラグちゃんたちをファンタジーな仮想世界に閉じ込めてしまう。神様がデータを戻そうとしてもすごい速さで上書きされてしまうため、こんな芸当が出来るのは死神No1しかいないということで死神No13が彼女の部屋を訪ねに行く。

そこにあったのは、フラグちゃんたちの写真が貼られた部屋だった。しかも写真は血かペイントのようなもので汚されており、死神No1の狂気性を覗かせることに。

肝心の死神No1は、2週間前から長期休暇届を出して不在とのことだが……。


余談

  • 作中に登場する天使と死神の中で、神様のことを尊敬しているのは彼女を含めて2人しかいない。また、モブ男を復元させる為の準備の良さを神様に誉められた際には髑髏の仮面越しでも照れているのがわかる程態度に出ていたり、神様が死神No.269のことを頻繁に気にかけていたのを面白くなさそうに見ていた時でも神様に呼ばれた時には嬉しそうな声で返事をしたり、「私はこんなにもあなたを愛しているのに・・・」と気持ちを吐露した発言から、死神No.1は神様に対して恋愛感情の様なものを抱いていたと思われる。そして作中で神様のことを尊敬しているもう1人の死神というのは、皮肉にもフラグちゃんのことである。
  • ストーリー編11話が公開された当時、フラグちゃんが最後のソースコードであるモブ松を回収した場面ではチャット欄には感動や泣いたというコメントが沢山流れていたのが、11話終了間際に死神No.1が大掃除コマンドを実行してその素顔が出た辺りからはチャット欄が凄まじい数の阿鼻叫喚の声で埋まっている。YouTubeでストーリー11話をチャット機能をオンにして試聴すると今でもその時の大量のコメントの一部を見ることが出来るので、見たことがない人は一度試してみて欲しい。
  • 勘違いしないでほしいが、死神No.1がこの計画を実行した理由はこの手のアニメでありがちな「神様がフラグちゃんばかり溺愛して死神No.1を無視した」というわけではなく、本人の勘違いが原因。
    • ノベライズ版では、神様が仮想世界を創った動機が「フラグちゃんの修行のため」となっている。死神No1からすれば嫉妬の対象であるフラグちゃんのために働かされており、これが歪んだ感情を抱くに至ったとされている(前述の通り孤独な彼女のためにフラグちゃんと関わらせてあげたかったというのが真相)。

真の関連項目

嫉妬 黒幕


ラプラス・ダークネス:カップ焼きそば現象


Plottアニメラスボスリンク

パンダ

大上司

フィーア

???

死神No.1

閻魔大王
























以下、更なるネタバレ


















特別編(ネタバレ)

全てが終わった後、彼女はフラグちゃんに「次フラグ回収に失敗したら天界から追放する」という(バカンスで留守の)神からのメッセージを伝える。

だが追放の部分は彼女が書き出したものだった。わざわざ書いた理由はフラグちゃんに対して陰口を叩く者が増え、一人前だと思わせるようなチャンスを設けようとしたため。

だが、全ての天使と死神が悪ノリしたことによりフラグちゃんより先にモブ男の死亡/生存フラグの回収を迫った上、天界から本当に追放されそうになった。

幸い、神が帰ってきたことから事態は無事収束した。

これについては彼女自身詫びており、「(この事態を引き起こした)処罰はこの死神No.1が受けます」と言ったが、神様は、「君が死神No.269を思ってやったことだとはわかっていたよ」と、彼女のローブを撫でた。それに感化された彼女は、そのローブの中から飛び出し、まるで、親子喧嘩した後の娘の様に神様に泣きじゃくった。どうやら平時はこのローブを身に纏って過ごしている様で、謁見していた他の天使や死神も「え?あれが威厳のある死神No.1?」と驚愕していた。

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