概要
体長70~80mm程度になる、金色の身体が特徴の大型のクワガタムシである。
ただしヘラクレスオオカブトのように湿度が高いと体色が黒く変化する。
インドネシアにある標高1000m以上の落葉樹林に生息し、夜行性で高温に弱い。
大アゴは少ししか開かないのであまり戦おうとはしないが(実際に性格もおとなしいが)、挟む力は強く、ケンカになると相手の脚を挟み切ってしまうこともある。
金色の美しい体のおかげで人気が非常に高く、標本をコレクションする愛好家が多い。かつては寿命は短く飼育が難しいとされていたが、飼育方法が解明され、設備とカワラ菌糸さえあれば容易に産卵や幼虫飼育、大型個体を羽化させられるようになった。
種類
ローゼンベルグオウゴンオニクワガタ
大アゴが外側に反り返っており、先端が三股に分かれている種類。
インドネシアのジャワ島に生息する。
モーレンカンプオウゴンオニクワガタ
大アゴがあまり反り返っておらず、途中から丸切りされたような種類。
マレー半島やインドネシアのスマトラ島などに生息している。
モーレンカンプの亜種のモセリオウゴンオニクワガタはやや黄緑がかった体色で、大アゴも長く伸びる。
また、同じくモーレンカンプの亜種のババオウゴンオニクワガタはオウゴンオニクワガタの中で最も美しいとされている。
「オウゴンオニクワガタ属」に分類されるクワガタムシは少ないが、日本にも小型ながら体型がちょっと似ている「オニクワガタ属」のクワガタムシが数種類生息している。
ムシキングでのオウゴンオニクワガタ
2003年秋に登場。外見および学名は「ローゼンベルグオウゴンオニクワガタ」。
強さは180。性格はバランスタイプ。必殺技はグー。
肩書きは「黄金(こがね)の鎧」。
超必殺技は「ヒャクレツケン」。
2004セカンドプラスをもって排出を終了、5周年コレクションカード第2弾で限定シークレットカードをひっさげて復活。(第1弾のシークレットはムシキング)
余談だが、アーケード版ではランダムなものの公式PVやスーパーコレクションの「ムシキングヒストリー」においてオウゴンオニが抜擢されているためにムシキングのオウゴンオニ=アダー登場編3という人も多い。(参考動画)
特にスーパーコレクションにおいてはアダー登場編4にて、「オウゴンオニのためにも…」という彼の死を仄めかす解説が加わっている。
なお、旧ムシキングの後継機「ムシキングバトル 合虫(がっちゅう)ガッツ!!」でも同名の技を使うが、こちらは大アゴで突くのではなく4本の脚で敵を殴りまくったのち、なんと直立してから左脚でフィニッシュブローというかなりシュールな技になっている。
新甲虫王者ムシキングには2016 2ndにて参戦。同シリーズのSSRムシ「アクティオンゾウカブト」の雑誌での情報公開時に掲載された画像に姿が確認されていることから発覚した。階級はSR。肩書きは旧作と同じ(読み方は「おうごんのよろい」)。必殺技も旧作と同じだが表現がかなり控えめになっている。
2016年4月26日より稼働する2016 3rdにてSSRに覚醒することが判明した。肩書きが「黄金の甲冑」、必殺技も「センジュカイケン」に変わる。
2017年4月26日より稼働する激闘6弾にてSRの赤目甲虫(ブラック甲虫)として登場。
先述の覚醒オウゴンオニより体力とテクニックが高いが、攻撃が著しく低い。
超神化2弾では敵専用ではあるもののゴールドバトルにおいてSGRとして先行登場し、後に超神化4弾で正式に実装。肩書きは「キンキラ大黒天」で、必殺わざは「ゴールドラッシュ」。黄金の紋章に加え、装飾を纏う。
お助け相性は赤目個体がベースではあるものの、攻撃力にのみ+70という極端な伸び方をしている。
これにより、全能力が110とステータスが同レアで最もバランスのいいムシに仕上がっている。
関連タグ
タランドゥスオオツヤクワガタ(タランドゥスツヤクワガタ):旧ムシキングでの必殺技が同じ(タランドゥス変更前)、また分類学上も近縁であり、幼虫も同じようにサルノコシカケ類に分解された木を好む
グランディスオオクワガタ、オウゴンオニクワガタ、マルスゾウカブト、パラワンオオヒラタクワガタ、ブルマイスターツヤクワガタ、コーカサスオオカブト、サタンオオカブト:旧ムシキングで強さ180(銀レア)だった甲虫たち。もっとも、マルス、パラワンヒラタ、コーカサスは現実世界では頭一つ抜けた実力の持ち主だと思うが。