概要
凌駕たち3人にダイノブレスを与えた竜人(頬にあるツメのようなものが竜人の証)。アバレンジャーのリーダー格。アナザーアース(我々の住む地球)では「恐竜や」の従業員・大野飛鳥(おおの あすか)と名乗る。
エヴォリアンのアナザーアースへの侵攻を察知し、彼らと戦う戦士アバレンジャーになる資格を持つ者たちを求めてアナザーアースにやって来た。地球で一番最初に知り合った今中笑里と杉下竜之介にアバレンジャーの力を託すも、彼らが爆竜チェンジに耐えられず断念。爆竜に導かれるように爆竜たちの元へと集まって来た幸人、らんる、そして凌駕が変身の資格を得る事に。しかし、後述の事情で変身できない彼だけは生身での戦いを強いられてしまう。この為、物語序盤では前線に出て戦うのではなく、爆竜の卵を探す役割が中心となる。
アナザーアースへ来たばかりの頃は竜人の戦闘衣装を身に纏い、剣を武器にしていたが、物語の途中からブラキオザウルスがデザインされたジャケットを着用するようになった。
性格は凌駕に似通っているが、人間として完璧ともいえる凌駕に比べると、多少心の弱い部分が散見され、精神面に影響して変身できなかったこともある。
エヴォリアンと戦っていたダイノアース出身の異世界人であるため、アバレンジャーの装備や爆竜、エヴォリアンの力に対する知識量はダントツで多く、そのことを凌駕ら3人に教えている。その反面、アナザーアースの常識をあまり知らないため、天然ボケな一面も持ち合わせている(公衆電話ボックスの上や車の上に平気で乗ったこともある)。
基本的にアナザーアース人に対しては子供を除いて敬語で接する。(序盤では偶に砕けた口調になる事がある。)
この為、笑里を「えみポンさん」と呼ぶなど相手が通称で呼ぶ事を望んでいても敬称で呼ぶが、「スケさん」など既に通称にさん付けが入っている場合は敬称を重ねたりはしないようだ。
初登場時には変身していたが、その時にアイテムであるダイノハープを破損。後にバキケロナグルスのタマゴの殻、に入っていた、爆竜を育てる栄養源の「ヒダマ」を使って再生させ、「1人目でありながら4人目」のダイノガッツの戦士となる。第1話との戦いで散り散りになってしまった爆竜の卵が次々と孵化し、アバレンジャーの元に集まってきた。
なにかと100%の力を出せないことが多いが、本気を出せば数10mの巨大な敵と等身大の状態で張り合う程のパワーを発揮する。
劇中では石膏からスティライザーを作り出したり、「愛するものへ」と名付けたエンゲージリングを作ったりと工芸の才能があり、後者が創作工芸作品コンクールで佳作に選ばれている程。
『ボウケンジャーvsスーパー戦隊』では、過去のスーパー戦隊の一人として客演したが、2人目の子供ができたことを示唆する発言をしている。
余談
ちなみにシリーズでは珍しく、エヴォリアンの敵幹部のほぼ全員から本名で呼ばれた(他の作品では戦隊メンバーは変身に関係なく敵幹部にコードネームで呼ばれるのが普通。ちなみに仲代壬琴は幹部によって呼ばれ方が異なる)。
名前の由来は飛鳥時代から。(他の竜人もまほろばや瑞穂など古代日本に関係したネーミングとなっている。)
関連タグ
月影ゆり/キュアムーンライト…ハートキャッチプリキュア!の追加戦士。「1人目でありながら4人目の戦士」、家族(こちらの場合は父親)が敵に回る等、共通点が多い。
クレナイ・ガイ/虹野明:同じくハーモニカを吹く姿が特徴的な人物。