「最終作は故郷特急便…もっと爆走したかったんじゃがのぅ…!」
CV:稲田徹
データ
分類:害気目蛮機獣
作製者:害気大臣キタネイダス
作製モデル:炎神
身長:206cm(産業革命時:51.5m)
体重:232kg(産業革命時:580t)
概要
キタネイダスが「炎神」をモデルとして製作した害気目蛮機獣。キタネイダス曰く「最強の蛮機獣」であり、ヨゴシュタインへの弔いの意を込めて生み出された。
多数の派手な電飾風ディテールで全身を飾ったデコトラ風の姿を持ち、蛮機族のキタネイダスとしては「カッコ良い」見た目ではあっても、人間の早輝からは「趣味悪い」と酷評される外見である(※これも人間と蛮機族の間の致命的なまでの美的感覚の差異の現れとすれば納得だろう)。
口癖もデコトラらしく「トラトラ」で「爆走トラック映画」風な喋りが特徴だが、その口癖もジェットラスからは不快がられており、炎神がモデルと言う点も相まって人間と炎神、蛮機族と蛮機獣と言う決して相容れない両者の関係を鮮明に浮き彫りにする存在になっていると言えよう。因みに創造主のキタネイダスを「相方」、ケガレシアの事を「お嬢」と呼ぶが、ケガレシアは「相棒」の方が良かったらしい。
デコトラ風のビークルからロボット形態にトラトラフォームチェンジする機構を持っている為に臨機応変に戦う事が可能で、更に炎神同様コクピットを有しているから相方のキタネイダスとケガレシアを機内に搭乗させる事も出来る。
ここまでならゴーオンジャーの相棒の炎神と一緒だが、積んでいるのはクリーンな要素など微塵も無く、環境への配慮も絶無と言うガイアークエンジンであり、猛毒排気ガス出し放題と言う害気目ならではの性質を有すると共に桁違いのパワーを発揮し、頑強さと突進力では他の追随を許さない。
そして戦闘でも、以下の強力且つ多彩な技の数々を繰り出して来る。
- 望郷一番星
戦闘では敵の攻撃を回避する大ジャンプ。
- トラトラ大竜巻
同じくジャンプと共に高速回転する事であらゆる攻撃を跳ね返す。
- 爆走大砲
頭部の2門の電飾風大砲から強力なミサイルを発射する。
- 突撃一番星ミサイル
背部に装備されたコンテナのハッチから無数のミサイルを発射する。
- 熱風5000キロ
ガイアークエンジンを全開にしての爆走により、前方の相手を踏み潰す。
こうした諸々の点から、まさしく害気目最強の名を恣にする蛮機獣と言っても過言では無い。ヨゴシュタインへの餞と同時に、徹底した炎神へのアンチテーゼこそがこの蛮機獣のアイデンティティーなのだ。
活躍
スピードルとベアールVを体当たりで吹き飛ばし、巨大戦ではガンバルオーに対してロボット形態に変形して応戦し、持ち前のパワーで圧倒する。
そしてエンジンオージェットラスとガンバルオーを相手に互角以上の戦いを繰り広げ、エンジンオージェットラスのジェットラストラホークを回避した事でガンバルオーに命中させると、そのままエンジンオージェットラスを足元からトラック形態で強襲するも、荷台の上に乗ったゴローダーGTの攻撃を受けて妨害される。
再びロボット形態に変形して応戦するが羽交い絞めにされ、そのままガンパードガンとジェットラバルカンを同時に喰らってしまう。
然し、エンジンオージェットラスのゴーオンブルズアイを高速回転しながら弾き返した際にゴローダーGTを突き飛ばし、そのまま2体に突撃。爆走大砲の射撃で3体を合体解除に追い込むと、突進するスピードルを突撃一番星ミサイルで攻撃し、しがみ付いたレッドを振り落とす。
ゴーオンジャー達をトラック形態で踏み潰そうとするが、ゴールドを乗せて古代炎神が駆け付けてから形勢は逆転。
相手の体当たりに怯んだ所へ、更にティラインとケラインの炎神ソウルをセットしたカンカンバーを用いたゴールドのクロッジングストッパーを喰らい、そのままキタネイダスとケガレシアを脱出させる。直後に巨大化が解けて等身大の怪人に戻ると、カンカンマンタンガンを構えるレッド目掛けて突進するも、結局はカンカンカンエクスプレスを喰らい上記の断末魔を言い遺して爆散した。
余談
モチーフである「エンジン」は、生み出したエネルギーを動力に変換し、乗り物を動かす為の道具である。
声を演じた稲田氏は昨年の『獣拳戦隊ゲキレンジャー』にて幻獣カプリコーン拳ドロウを演じていた。翌年の『侍戦隊シンケンジャー』ではハッポウズの声を担当する事となる。
関連タグ
エンラエンラ(カクレンジャー)、黒煙サイマ獣チャンバーノ:排気ガス繋がりの先輩達。