概要
中日ドラゴンズの荒木雅博(アラ)・井端弘和(イバ)の、不動の二遊間をさす言葉。言い様によってはカップリングとも言える。
と言うか、井端は荒木の全てが好きだとテレビ番組の中で公言し、尚且つ荒木が結婚したことに嫉妬すらしていた。荒木は荒木で合宿所を退所した時、井端と同じマンションに引っ越しし、しかも井端の部屋のすぐ下の部屋にちゃっかり入居していた。もうある意味カップルでいいんじゃないか?
アライバの守備力は半端なく、2人で6年連続ゴールデングラブ賞を受賞するなどその鉄壁の守備は他チームを脱帽させるほど。気になる方はYouTubeやニコニコ動画でその職人芸とでもいえるようなプレーを見てみるのもいいだろう。
2人のそれぞれの詳細については個別記事を参照のこと。
アライバの守備の特徴は、声かけやサインの交換などせずとも互いに相手がどうしたいのか分かると言うもので、二遊間の理想の形ではあるがその領域に到達するのはかなり難しい。
これを達成した二遊間としては、かつて阪神タイガースの鉄壁の二遊間と言われた鎌田実・吉田義男のコンビが有名。
ちなみに荒木は井端に比べて実は守備は下手である(あくまで井端と比較してという話ではあるが)。
アライバの終わり
2013年オフシーズン事件。当時GMだった例のあの人がこの年衰えで攻守ともにガタが来ていた井端になんと限度額を大きく上回る年俸80%ダウンを掲示。
当然井端はこの掲示を飲めるわけがなく喧嘩別れのような形で中日から自由契約を受ける。そして同年、色々な大人の事情で巨人からFAしたカッスこと小笠原と半ばトレードのような形で入れ替わり移籍をすることとなる。それぞれ新しい場でシーズンを迎えた二人はそれぞれ素晴らしい活躍をする。
小笠原はドラゴンズで尾張の侍としてここ一番の勝負所で試合を決め、井端も代打や守備固め、本職のショートだけでなく内野をすべてのポジションを守ることのできるユーテリティ性を生かしてチームの勝利に貢献していった。そして一人中日に残された荒木も中日の鬼のようなベテラン解雇から生き残り、2018年に現役を引退。
一方で井端のほうは2015年オフシーズン、巨人の野球賭博など色々大人の事情で無理やり監督になった高橋由伸の事実上の引退の際に後を追うように引退表明をした。
引退会見では「由伸が辞めた時は一緒にや辞めようと、ジャイアンツに来た時からそう思っていた」
と言い放ち一部のアライバファンからは悲鳴が上がったりしたかもしれない。
ちなみに荒木は2018年まで現役を続け、現在は二軍の守備走塁コーチを務める。2016年のシーズンではレギュラーをつかんだ堂上直倫とのアライバを巨人戦で、しかも一塁コーチャー井端の目の前で行った。
これを見たアライバファンや中日ファンからは悲鳴が上がったり号泣したりするものが続出したかもしれない。