岩本佳浩による漫画版ロックマンXに登場するオリジナルキャラクター。
概要
頭頂部だけが跳ね上がった金髪のロングヘアーとツリ目で見るからに気が強そうな美女。
ボディはかなり融通が利くのか登場のたびに意匠が大きく変わる。
外見の変化
X1からX2までは耳のパーツが水かきのようなヒレの形をしているがX3では翼の形状に変わり、昆虫を思わせる湾曲型の装甲や蝶の羽のような飛行パーツなど虫の意匠が取り入れられている。
復刊版の追加エピソードでは蟹のような甲殻類の意匠となり、作者監修の元に可動モデルとして立体化された。
性格
エックスに想いを寄せているがなかなか打ち明けられないなど、いわゆるツンデレの範疇に入る。
復刊版ではエックスから「2人で会いたい」と誘われる(彼女の意図する意味合いではない)エピソードも追加されていたが……。
経歴
X1
シグマの命で海路寸断を目論みマーティが活動する海域に進出してきたランチャー・オクトパルドの口車に乗りエックスを罠に嵌めるが、如何なる苦境にも決して屈しないエックスの姿に心打たれ、オクトパルドに翻意を示しその報復を受け一度破壊されてしまう。
ボディこそ粉砕されたもののメモリーチップが無傷だったために辛うじて一命を取り留める。
この時にエックスに新しいボディの設計を要求し、エックスもその要求を約束として呑んでいる。
X2
イレギュラーに立ち向かう海賊団のリーダーとして再登場し、バブリー・クラブロスと戦った。
エックスが用意したボディは何故かロリータファッションで彼女の気に入らず、後に自身で鎧を用意した。
容姿はほぼ人間の女性と変わらなくなっためクラブロスに水攻めで追い詰められるが「あたしはもともとマーメイドタイプさ!」と、その場で下半身を人魚型に変形させている。
最初からそのような機能があったのか、新ボディに追加されたのかは不明。
X3
処刑寸前のエックスにパワーアップパーツを届けるため海賊団を率いてDr.ドップラーの軍団に立ち向かう。
さらには自前のライドチェイサーに跨り単身突入、バラバラに分解したライドチェイサーと合体して追加装甲として身に纏い、背中からビームの翼を広げて飛行するなど少々やりすぎなくらいの活躍を見せた。
しかし、ようやくたどり着いた所でヴァジュリーラFFに散々いたぶられ、あの「メぇぇぇ~~リぃぃぃぃぃクリっスマぁぁぁ--スぅ!!」を聞かされるハメになる。
後年の扱い
岩本佳浩先生によるコミカライズの連載終了後、漫画オリジナルキャラクターと言うこともあって後のゲームシリーズに登場することもなかった。
よくエックスのヒロインとして扱われているがX4では最後のコマを除いてほとんど出番がない(後の加筆版で彼女らしい手を差し伸べるキャラは登場したが)ことと準レギュラーでもあったことからそこまで絡んだ話はない。尤もあまり進展しなかったのは彼女よりエックスが鈍感だったことも原因だが。
更に連載終了後のX5から登場したエイリアが経過とともに実質的シリーズのヒロインとなったため、マーティのファンからしては複雑な思いかもしれない。
一応フォローを入れておくと岩本先生のブログには時々彼女のイラストが掲載されており、ガレージキットが発売されていることから公式からもマーティの存在は認知されている。
ちなみに近年、岩本先生とメガミッションスタッフによる「ロックマンギガミッション」というカードダスが新たに展開されており、シリーズ化すれば彼女の再登場の可能性も有り得るかもしれない。
余談
- 実は、岩本佳浩先生が自分のホームページで壁紙のリクエストを応募した際には、オリジナルキャラであるにも拘らず、マーティが2位を引き離してトップで決定したほどに(結果は1位マーティ80票、2位エックス&ゼロ61票、3位マーティ&アイリス45票であった。)人気が高い。
- X1~X6のサントラのブックレットにイラストを依頼された時、「オリジナルキャラ(恐らくマーティのことだと思われる)も描いていい」と言われたが岩本佳浩先生は漫画オリジナルという配慮もあり、書くことはなかった。
関連イラスト
関連タグ
ロックマン ロックマンX 人魚 マーメイド ヒレ耳 ロボ娘 巨乳 ツンデレ
ロックマンX(pixiv上で彼女を探すのなら、ロックマンXのタグを併用して検索するのが望ましい。)
スプラッシュウーマン:マーティより前の世代の人魚型のロボット。エックスの姉に当たる人。
妖将レヴィアタン:こちらはいわゆるエックスの娘に当たる存在。人魚型ではないが槍を武器にした水中活動タイプという点では共通。こちらはマーティのようなツンデレではなくどちらかというとヤンデレである。