ジャバウォック

じゃばうぉっく

ジャバウォックとは、ルイス・キャロル作『鏡の国のアリス』の中で展開される劇中詩『ジャバウォックの詩』に登場する正体不明の怪物。および、それをモチーフにしたキャラクターなど。

概要

ルイス・キャロル作『鏡の国のアリス』の中で語られる怪物。ディズニー版『ふしぎの国のアリス』シリーズなどに登場するためか、『不思議の国のアリス』に登場すると誤解されていることが多いキャラクターでもある。

もっといえば、『鏡の国のアリス』原作では存在が語られるだけであって、本編には登場していない。

　目はらんらんと燃え、風を切って襲来し、鋭い鉤爪で獲物を捕らえ、強力なあごで食らいつく。

漢字表記は「蛇馬魚鬼」または「邪歯羽尾ッ駆」など。前者は、まるで東洋の竜にも当てはまるような描写でもある。

　架空の孤島に住む最強の怪物で、「Manxome(ひとごろしき)」と形容される。

　鳴き声は「Burble」　日本語訳で「仏滅く(ぶつめく　高山宏訳)」「ぶーぶーとうなやく(高橋康也訳)」とか。

　なお、どこぞの学校から「ジャバウォックの名前を付けた新聞出したいので許可をいただきたいのですが」という問い合わせに対し、原作者は許可したうえ、「ジャバはアングロ・サクソン語で「熱狂的な発言」を、ウォックは「子孫」の意で」合せると「議論のたまもの」という意味だからとか言っている。

　ジョン・テニエルによる挿し絵が、大変かっこよかったので、当初、これが扉絵になる予定であったが、若干の「WhiffrimgでBurble」な者があり、作者は、別の絵にせねばならなかった。ので1871年、ママさん30人ばかりにご意見を窺い、aこれを扉絵にする　かb別の絵にしてこれは然るべきところの挿絵にする　あるいはｃ断腸の思いで没にするかアンケートを取ったところ、bが採用された。

　「ヴォーパルソード」(真理であるGospelと言葉の、を指すVerbalの合成語)でやられるので、カオスな竜でもあるのであろう。