「遊び続けよう 朝になるまで 命尽きるまで」
CV:小松未可子
概要
毬を投げて遊ぶ少女の鬼。時代がかった古風な口調で話す。「キャハハ」とよく笑い、無邪気そうに見えるが、投げる毬での破壊や殺戮を楽しむ残忍な性格。一人称は「私」。
鬼舞辻無惨の命令で炭治郎の頚を狩るべく、矢琶羽と共に彼らを追跡する。
十二鬼月を自称するが、それは無惨に吹き込まれた嘘である。
矢琶羽とのタッグで炭治郎達を苦しめるも、自白効果のある珠世の血鬼術「白日の魔香」を発動された状態で無惨を詰られたことで激昂し、彼の名を口にしてしまい"呪い"が発動。
口と腹から巨大な手が生え全身をミンチのように潰されるという凄惨な最期を迎えた。
死に際にも毬を求める朱紗丸の残骸に、炭治郎が毬を添えると、「遊…ぼ……あそ……」と小さな子供のような声を残し、朝日に照らされて消滅していった。
多くの人を殺した鬼ではあろうが、おそらく人間だった頃はただ手毬遊びが好きな少女だったかもしれない彼女に想いを馳せつつ、自分を慕う者にもこのような仕打ちをする無惨に、炭治郎は怒りを新たにするのだった。
能力
血鬼術 『毬』
腕を三組生やし、生成した無数の毬を蹴る投げるなどして攻撃する。その力は尋常ではなく建物の壁をぶち抜き、愈史郎の頭を粉々に砕き、蹴り返そうとした禰豆子の足を吹き飛ばすほど。
矢琶羽の血鬼術で軌道を自在に変えられた毬は、予測不可能なことも相まって絶大な威力を誇る。
余談
大正コソコソ噂話にて
作中では矢琶羽と共に、複数同時の投擲とそのベクトル操作という相性抜群の血鬼術の組み合わせを見せたが、アニメの次回予告時に流れるコーナー「大正コソコソ噂話」第9話にて、矢琶羽とは珠世宅襲撃時が初対面だったことが発覚。襲撃前におしゃべりして仲良くなったらしい。
よく考えれば「鬼は本能的に群れない」という設定があるので当然であったが、作中でのコンビっぷりと性格・能力の相性の良さから、あれが初の共闘であったことに驚いた原作読者も多かったもよう。
ちなみに次回予告の中で炭治郎がこれに対抗して禰豆子と一緒に水の呼吸を行う練習をしたが、当然無意味に終わった。
公式ファンブック「鬼殺隊見聞録」にて
毬は人間時代に父親に買ってもらったものであることが明かされた。
キメツ学園
作者による学パロ、キメツ学園では高等部3年土竜組のバレー部の部長。「朱紗」が苗字で「丸」が名前らしい。
風紀委員として毬を持ってこないよう注意した我妻善逸に、「キャハハ」と毬を投げつけた。