日本では、糸や真綿くずなどを使って作った「手毬」が一般的に想起される。
ボールの一種であるが、ボールがスポーツに使われるものを指す傾向が強いのに対して、毬は小さい子供の玩具や装飾品としてのイメージが強い。
材質
世界のどこであっても、その地域で簡単に手に入るもので作られていることが多い。
糸、布、綿などで作ったものは東アジアから南アジアにかけてみられ、
コケや樹皮の繊維など植物の繊維で作ったものはシベリアなどに多い。
使い方
投げ合ったり、転がして何かにぶつけたり、地面の上でポンポン弾ませたり。
毬と文化
丸いということ、よく転がるということから、ヨーロッパでは魔力を秘めた道具と見做されることも多かった。
日本では幼女の遊び道具の典型と受け止められ、着物を着た女の子が色とりどりの糸で飾った毬をついて遊んでいる絵がよく見られる。また、着物の柄や、ふすま・日用品などの模様に、和風を表すデザインとしてしばしば使われている。
関連タグ
鞠……表記揺れ