「波導は我にあり!」
概要
2005年に公開された劇場版ポケットモンスター。
ルカリオがゲームに先駆けて登場したのが特徴。いざゲームに出た時には伝説のポケモン扱いでは無かった事が驚かれた。
前売り券での配信ポケモンはミュウ。
翌2006年に発売の『ポケットモンスターダイヤモンド・パール』(DPt)に登場予定のポケモン達が本格的に先行登場し始めた作品であり、ウソハチ、マニューラ、ルカリオが先行登場枠となる。
ストーリー
今から数百年前、世界を二分する大きな争いが起きようとしていた。「アーロン」とともに争いを止めようとする「ルカリオ」だが、アーロンによって杖の石飾りの中に閉じ込められてしまう。その後、世界に平和が訪れ、争いを止めたアーロンは伝説の「波導の勇者」として称えられるのだった。
「波導伝説」が語り継がれているロータの町で開催されたポケモンバトルに出場したサトシは、みごと優勝し、アーロンの杖を手にする。杖の石飾りから聞こえてくる声に気がついたサトシの前に、数百年もの封印を解かれたルカリオが現われる。
そして、そのとき突然幻のポケモン「ミュウ」が現れ、なんとピカチュウを連れ去ってしまった!
サトシはルカリオとともにピカチュウを探すため、ミュウが棲む「世界のはじまりの樹」を目指し出発する。果たしてサトシはピカチュウと再会できるのか?そしてルカリオの隠された過去と「波導伝説」の真実とは?(公式サイトより引用)
登場人物
用語
- 世界のはじまりの樹
ロータに存在する巨大な樹木に似た鉱物生命体。内部には現生種の他、絶滅した化石ポケモン達が生息している。光合成でエネルギーを賄っており、外部からの侵入者を防ぐため、化石ポケモンの姿に変形し、侵入者を取り込んでしまう「緑白球」やレジ系ポケモンといった防衛システムを備えている。ミュウとは命を共有しており、ミュウが苦しめばはじまりの樹も崩壊する。
なお、緑白球に取り込まれた対象はミュウがはじまりの樹に敵ではないと伝える事で元に戻る事が出来る。
- ロータ
本作の舞台でカントー地方の北部にある町。というよりも女王がいるので国といった方が正しいか。
太古の昔、鎧を装着したポケモン達を率いる赤の軍と緑の軍が争う戦場になっていたが、波導の勇者であるアーロンが戦いを鎮めたという伝承が残されている。
舞台について
- 舞台となったオルドラン城はドイツのノイシュヴァンシュタイン城、はじまりの樹は北欧神話のユグドラシルがモデルとされる。
- オルドラン城のあるロータの場所はセキエイ高原のさらに北部にある。(位置的には東北地方か長野県辺り)