概要
プジョー(PEUGEOT)はフランスの四輪自動車、二輪自動車、自転車のブランド。
シトロエン/DSオートモビルズ/オペル/ボクスホールの各ブランドとともに「グループPSA」(旧社名PSA・プジョー・シトロエン、2021年にフィアット・クライスラーと合併してステランティスに再編)を構成する。
ブランドの特徴
部品メーカーに頼らず独自にサスペンションを開発しており、しなやかなで路面に吸い付くような足回りが日本では猫足などと呼ばれ、車オタクの心を掴んでいる。
略歴
現存する最古の量産自動車メーカーである。最古の公式自動車レース「パリ・ルーアン・トライアル」(1894年)へ参加したのを皮切りに積極的にモータースポーツに取り組んできた。今では想像もつかないが、インディ500で優勝したこともある。
沿革
プジョー家は1810年頃からブルゴーニュのヴァランティニーで胡椒挽、歯車などの製造を営んでいた。
1865年、アルマン・プジョーが家業の経営に参画。
1882年、自転車製造を始める。
1889年、蒸気エンジン自動車を4台製作。
1890年、ダイムラー社、パナール社と話し合い、パナールがライセンス生産したダイムラーのガソリンエンジンを自社の自動車に採用する。
1896年、自社製エンジンを搭載したタイプ15を開発。
1974年、シトロエン社を合併し、持株会社PSAを設立。
1979年、イギリス・クライスラー社、シムカ社を傘下に収める。
2005年、トヨタ自動車との合弁会社、トヨタ・プジョー・シトロエン・オートモービルを設立。
2014年、中国の東風汽車と資本提携。
2017年、ゼネラルモーターズからオペル、ボクスホールを買収。
2019年、フィアット・クライスラー・オートモービルズと経営統合。