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概要

金田一少年の事件簿の中でも歴代中、最もえげつないとされる事件。

首なし死体、惨殺、不気味な青年(KKK?)、校長とPTA会長の不倫…

何よりとある理由(後述)により原作単行本以外のメディアでは視聴することが出来ない。

体の一部が切断されたミイラの隠された6つの館のある六角村で起こる連続殺人劇。

あらすじ

 金田一少年七瀬美雪の同級生、時田若葉。

 ある日、教師である小田切進との関係がばれてしまい

 彼女は故郷の青森県六角村に連れ戻されて

 親が決めた許嫁と結婚させられる事となった。

 式への招待を受けやってきた金田一、美雪。そして小田切。

 

 式の夜に教会の鐘が鳴り響く。

 教会には、花嫁である若葉の首なし死体があった。

 ____「7人目のミイラ」なる人物の犯行であった。

登場人物

  • 時田十三:若葉の父で時計の館の主。若葉の教師との交際を知り、村に連れ戻す。ドラマ版では覆面男で、金田一を杖の一撃でKOしている。
  • 一色寅雄ステンドグラスの館の主。顔に痣がある中年男性。ゲテモノ食い。ドラマでは登場せず(ゲテモノ食いのせいだろうか)。
  • 草薙三子(ドラマでは冬木~):ツタの館(ドラマ版では白の館)の主。数年前に息子を亡くして以降は病的な愛猫家になっている老婆(ドラマではただのヤク中にされた)。を平気で食べる一色の事を殺さんばかりに憎んでいる。
  • 風祭淳也:六角村村長。風見鶏の館当主でハンサムな中年男性。剥製づくりに凝っているらしい。
  • 五塔蘭塔の館の主。美雪がうっかりときめくほどの美人だが実態は若作りのことしか考えていない偏執狂。真犯人曰くインランババー。設定が危ないためかドラマでは登場せず。
  • 兜礼二鎧の館の主。眼鏡をかけた細身の男。
  • 兜霧子:礼二の娘。常に不愛想。無口すぎて原作ではセリフがない。

怪人『七人目のミイラ』(ドラマでは『五人目のミイラ』)

 村の館に眠る6つのミイラに準えた名を持つ殺人鬼。六角村(ドラマでは十字架村)の主たちを、その館に眠るミイラの形に切り刻んで次々と殺していく。名前しか登場しないため、初期の事件簿の怪人に多かった仮面を被った奇行などは一切描かれない。

盗作騒動

本事件がテレビドラマ化された際、推理作家・島田荘司がデビュー作『占星術殺人事件』(1981年発表)における事件の根幹を構成するトリックが盗作されたと指摘。

これにより、後日、文庫版には“『占星術殺人事件』のトリックを用いています”と明記される。

また、こうした事情への配慮からか、DVD版には収録されず、本編でのトリックについて、犯人視点で言及するスピンオフ犯人たちの事件簿では、File編で唯一このエピソードのみ未収録。

アニメ化もされなかったが、テレビアニメ版は原作での残虐描写を控えめに描いている為、仮に盗作騒動が起きなかったとしてもこの話のアニメ化はされなかったと思われる。