概要
日本語で言うところの「ロシア人」は、ロシア語では русские(ロシア民族,ルースキエ)と россияне(ロシア国民,ラスィヤーニェ)という風に明確に区別されている。
民族としての基本は白人だが嘗てのソビエト連邦支配地域における原住民との混血によってアジア的な風貌を持つものまでいる。
主に目や髪の色素が薄く、他ヨーロッパのアーリア人系、ラテン人系とも一線を画している。
主な言語はロシア語で、宗教は様々な宗教が信じられているがロシア正教会の信仰者が多い。
アルコールに強い、「少女期は天使のような美貌だった女性が成人後お相撲さん体形に」などといったイメージで語られることも多いが、後者に関してはロシア料理が基本ハイカロリー食であるのも原因である。節制すればちゃんとスリムな体形を保てるし、そもそも人の体型をいじるのは失礼にあたるので控えるべきであろう。
創作物におけるロシア人
創作物におけるロシア人は、しばしば(前述のイメージを含め)以下のような要素を持つ、ステレオタイプ的なキャラクターになることがある。
- ガタイのいい男性、細身で美人の女性
創作物のロシア人男性は筋骨隆々(後述のサンボとも関係)、逆に女性は細身で色白な美人として描かれることが多い。
- 寒さに関連した体質・ファッション
寒冷な気候の地域出身ということで、寒さに強い(逆に暑さに弱い)体質であったり、冬らしいファッション(ロシア帽、毛皮、ファー、コート、手袋)をしていることが多い。
また雪や氷をあしらった装いも、他民族のキャラクターに比べて多い。
- 銀髪
雪や氷を連想させるためか、銀髪ないし白髪であることが多い。
- 寒さに関係した超能力
超能力や魔法などを扱った作品においては、雪や氷を扱うキャラクターとなっている。(Fate/Grand_Orderやドリフターズのアナスタシアなど)
逆に、寒さを克服するという意味で、熱や火に関係した能力を持つキャラクターもいる。
- サンボ(格闘技)
伝統的な格闘技である「サンボ」やマーシャルアーツなど、格闘技に精通している。
- コサックダンス(ホパーク)
ウクライナの伝統舞踊・コサックダンスを踊れる。
- 酒に強い(酒好き)
暖を取るために酒(しばしばウォッカ)を飲む、転じて特に寒くなくても酒を飲む。
- ロシア語ないし英語を話す
外国人キャラクターとして印象付けるためか、日本が舞台の作品においてはロシア語交じりの片言の日本語を話す。
例えばアナスタシア(シンデレラガールズ)は一時期ロシアに住んでいた日露ハーフであり、初期は普通に日本語を話していたが、徐々にロシア語交じりの日本語を話すキャラクターになった。
作者がロシア語に詳しくない場合は英語を話すことが多い。
勿論、日本語が堪能なキャラクターもいる。
関連タグ
Yulia_Nova(ユーリア・ノーバ):モスクワ出身のヌードモデル
ショッカーライダー:メンタリティがほぼ同じ