概要
南洋のマングローブ群生林・バロン諸島に生息する、全長10mを超す8本の足を持つワニ。赤い体だが、目は緑色で不気味に輝いている。
一般的な捕獲レベルは5(銃を持った50人のハンターで仕留められる程度)とされており、捕獲は困難を極める。また、トリコが捕獲した個体はなんと300歳、その体躯は全長20m、体重12tにもおよび、捕獲レベルは8と推定された。
「殺さない限り死なない」とまで言わしめるほどの生命力を持ち、性格は極めて獰猛。その筋力は直径76mmの鉄筋を割箸のようにへし折るとされ、バロンタイガー(捕獲レベル3。トリコが「猟銃で死ぬような奴じゃない」と発言している)を簡単に食い殺すほど貪食であり、海水にも適応できるので、野放しにしておくとたちまち生態系を破壊するとまで言われている。
また、口の中には無数のバロンヒルと呼ばれる蛭を住まわせており、その蛭が取り付いた相手をニオイで探しだし、食い殺す習性を持つ。いわゆる共生(相利共生)というものである。
怪力かつ俊敏で、戦車を使っても仕留めるのは難しいらしいが、トリコにはわりかしアッサリ倒された。
成熟した個体の肉は非常に美味で、小松に最初に依頼された際には1㎏あたり20万円の値がついていた。トリコによれば、「一番高い部位はkg単価50万」とのこと。
トリコとリンの結婚式にもフルコース「肉料理」エンドマンモスのステーキに宝石の肉と共に付け合わせで登場した。
なお、後にトリコが仕留めたのと別個体(やや小型)が、IGOのグルメコロシアムにてトロルコングと戦っていた。
余談
『銀魂』442訓にはこいつのパロディである巨大なワニ、バララワニが登場したが、どういういきさつか神楽に食い殺されて骨だけになっていた。