オインゴ
おいんご
概要
名前の元ネタはアメリカの音楽劇団「オインゴ・ボインゴ」(ダニー・エルフマンがリーダー)から。
DIOの配下で、エジプト9栄神のスタンド使いの一人。オインゴ・ボインゴ兄弟(ブラザーズ)の片割れでボインゴの兄。長身で、目つきの悪い粗暴な青年。
常にボインゴと行動を共にしており、ボインゴのスタンド・トト神の予知能力を頼りに戦っている。
エジプトのアスワンにてジョースター一行を迎え撃った。
まずは「毒入り紅茶を飲む」の予言に従って承太郎・ジョセフ・ポルナレフに毒入り紅茶を飲ませようとするが、イギーのイレギュラーな行動に3人が紅茶を吹きだしてしまい、失敗。
次に現れた「承太郎がオレンジ爆弾で顔面真っ二つのリタイヤ」という予言を実現させようと、オレンジに仕込んだ爆弾を車に仕掛けようとした際、現場をジョセフとポルナレフに見られてしまう。
スタンド能力で承太郎に変身してごまかそうとしたものの、車に無理やり乗せられ、このままでは承太郎の顔の自分が爆裂することになると気づいたオインゴは大慌て。あれこれ言い逃れして車を降りようとするも、挙動不審となった彼を怪しむジョセフとポルナレフのツッコミや、隠し芸の無茶振りを受けるなどさんざんな目に遭うことになった。
病院間近というところで命からがら車から逃げ出したが、ポルナレフが放り捨てて転がってきていた爆弾オレンジを踏んづけてしまい、承太郎の姿のままで爆発して顔が真っ二つになってしまった。なおトト神の予言は「顔がまっぷたつ、血を流してリタイヤ」となっており、「死ぬ」とは一言も書いていないので、予言そのものは的中しているわけである。もっとも、後に本物の承太郎も顔が裂かれる目に遭うわけだが。
ちなみに変装時の3部アニメスタッフからの通称は「承インゴ(当該Twitterより)」。
敗北後はボインゴが仇を取ろうと決起する様を目の当たりにして弟の成長に涙するも、道中で金品を奪った男が仲間を連れて逆襲に現れたため、予言通りに兄弟そろって袋叩きにされて仲良く病院送りとなった。
なお、承太郎達は襲われたことにまったく気付いていなかった。
顛末こそオマヌケなものではあったが、喫茶店の店主をしれっと始末し誰にも悟られることなくなりすます、予言を見てからオレンジ爆弾を用意する、流れるような手際で車をピッキングするなど地味に本体性能は高い。
兄弟揃って直接戦闘できるスタンドではないため身についたものだろうか。
名前の元ネタはアメリカのロック・バンド「オインゴ・ボインゴ」から。
アク役◇協奏曲 〜オインゴとボインゴ〜
作詞:田無夢太郎 作曲・編曲:菅野祐悟
ジョジョ3部アニメ第27話でのことである。この回のアニメスタッフはOPをカットしてまでも尺を確保する気合、恐ろしいほど丁寧な原作再現、承太郎の顔芸、小気味良いテンポの掛け合いなどの高クオリティで視聴者の腹筋をオラオラしていった。
最後はオインゴ・ボインゴの「チャンチャン♪」で締めくくられ、視聴者はいつものしっとりとしたエンディングで興奮を冷ます…はずだった。
♪信じてるぜ 信じてるよ オインゴボインゴブラザァ~ズ!
突然のまさかの特殊EDに対し、「オインゴボインゴ」という単語がTwitterのトレンドワード1位に君臨し、放送終了から半日が経ってもトレンドワードランキングに居座り続けるほどであった。
さらに放送当日中にアニメロミックス、iTunes storeでダウンロード販売が始まり、後者においては、その日のうちになんとダウンロードランキング28位にまで登りつめた。
28年間連載を続けているジョジョの奇妙な冒険シリーズにおいて、初のキャラソンであり、曲の中毒性も相まって、相当な話題となったのは言うまでもない。
なお話の流れ上、2番では彼の代わりにとっても意地悪でイヤなヤツが彼のパートを歌っている。