概要
【破壊力 - E / スピード - E / 持続力 - A / 射程距離 - E / 精密動作性 - E / 成長性 - E】
ジョジョの奇妙な冒険第3部『スターダストクルセイダース』に登場した、エジプト9栄神のスタンドの1つ。本体はオインゴ・ボインゴ兄弟の兄・オインゴ。
本体のオインゴと一体化しており、本体の姿や声質を自在に変化させる。流石に服装はそのままだが、帽子等の被り物なら髪を変形させれば再現可能。
スタンド自体には戦闘力は無い上に、中身は全く変わらないので、他人に成り済ますには本体の絶え間ない努力が必要である。
変装対象が肉体だけなので、完璧に相手に化けるには服も着替えなくてはならず、作中でオインゴはジョセフとジャン=ピエール・ポルナレフからの数々のツッコミに、色々と苦しい言い逃れをせざるを得なかった。
全く戦闘向きの能力ではなく、公式設定では持続力以外全部Eである。他人に変装する能力ならラバーソールの「イエローテンパランス」や、ネーナの「エンプレス」が本来のスタンド能力の応用で使えているのを考えると、お世辞にも強力な能力とは言えない(但し、オインゴの項目にある通り、本体は戦闘技能以外は優秀な為、スタンドと本体の相性自体は良いと思われる)。
一応(オインゴ曰く)「身長、体重、果ては臭いまでも思いのまま」なので、純粋な『変装能力』の1点では非常に優秀な能力である。実際、承太郎に変身しても、イギーの嗅覚で正体がバレなかった。
尚、上記のイギーの件から、一部の関連書籍では「『本体の肉体を素粒子レヴェルで分解・構成する能力』がクヌム神の本当の能力では?」と推測されている。
ジョースター一行がクヌム神の存在を感知すら出来なかった辺り、自らがスタンド使いであるとほぼ悟られないのが、本スタンドの真骨頂なのかもしれない。
「スタンド使いは惹かれ合う」ジレンマの中で、この点は絶大なるアドバンテージであり、イギーが居なければ敵対するスタンド使いの存在に気付かずに全滅していた可能性を考えると、劇中の描写とは真逆に恐ろしいスタンドと評価出来る。
関連タグ
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マネマネの実(ONEPIECE):ほぼ同じ能力。変装したい対象に接触しその情報をメモリーに入れる、カナヅチになってしまう等のリスクから、クヌム神の方が便利かも知れないが、マネマネの実は変装した対象の身体能力の模倣まで可能と、戦闘能力に直結するメリットがある(但し、現在の能力者には、身体能力模倣は枷になっている)。