曖昧さ回避
- 明るい赤色。紅色。真紅。→crimson
- 『デスクリムゾン』に登場する銃のこと。
- 『ファイアーエムブレムif』の登場人物。→クリムゾン(FEif)
- 『バイオハザードシリーズ』に登場するゾンビ。→クリムゾン・ヘッド
- 『ストリートファイターシリーズ』の登場人物。→クリムゾン・ヴァイパー
- 『ボボボーボ・ボーボボ』の登場人物。→クリムゾン(ボボボーボ・ボーボボ)
- 同人サークルの一つ。およびそのサークルを主催する同人漫画作家(当初ペンネームは「カーマイン」だった)。本稿で解説。
同人サークル「クリムゾン」
クリムゾンとは、R-18をメインとした同人サークルのひとつ。そのサークルを運営している作家自身の名前でもある。読者からの通称は「クリ姉」。同人誌をメインにしていた90年~2000年代は「カーマイン」を名乗っており、他にも「雪月花正大」名義で非18禁漫画も手掛けていた。
以前は姉弟で漫画を描いていたが、現在は姉(こちらが「クリムゾン」)が行っている。
pixivでは本人が描いたイラストや、その特徴的な表現を使用しているイラストに付けられるタグ。
概要
版権物の女性キャラクターが陵辱される成人向け同人誌をメインにしており、2000年代後半からはオリジナルも多数描いている。
同人誌のタイトルには「極」、「彩」、「ハード」を付けることが多い(「ティファハード」など)。
近年は同人誌だけでなく、携帯向けサイトを中心としたWeb版商業誌などでも執筆。
「クリムゾンガールズ」シリーズがOVA化、アダルトビデオ化されている。
更にはアダルトビデオメーカー・ムーディーズともコラボを行い、漫画と実写版AVが多数発売されている。
作風
基本的に視点主はその作品内のヒロインであり、彼女の心情を描写しつつ物語が進行する。
自分が望まない行為をされ、必死に抵抗しているにもかかわらず、体は反応してしまう。
その心情を表現した「くやしい…!でも…感じちゃう!」に代表される、独特な台詞回しが特徴。
また、作中の女性がよく稲妻が走るような刺激を受けてビクンビクンとなるのもおなじみとなっている。
その辺は他のイラスト作家によるパロディのネタになっている。
2000年後半からは凌辱者である男性を主人公とした作品も多数描いており、物語の合間合間に男側の心情も描写される。ただし凌辱パートでは今までと同じく専らヒロイン視点である。なお、「山本岬」の同人誌では完全男視点(痴漢視点)で描かれており、凌辱者がヒロインの心情を推察するなど新たな表現にチャレンジしていたことが窺える。
ちなみに美少女文庫版「アイドル強制操作 ~スマホで命令したことが現実に~」では、一貫して男主人公視点である(原作はクリムゾンだが著者は異なるため)。
命の危機や精神崩壊のような暗い要素はなく、心まで堕ちるシーンが描かれるのは稀である(ヒロインが諦めるところで終わるというのが多い)。2019年辺りからは絶頂時にアヘ顔のような瞳を描写することが多くなった。
ストーリーは真面目だが一部の作品ではキャラが三等身になったりするなどギャグ表現も用いられる。
作風と裏腹に、後書きやtwitterではどこか律儀かつこだわりの感じられる生真面目な文体でのトークをしている。
くっ、殺せ!の元ネタと勘違いされることも多いが、本人曰く「クリムゾンの女性キャラは生に執着があるので自ら「殺せ」とは言わない」とのことである。(参照togetter)
「雪月花正大」名義の作品は、18禁とはまったく異なるシリアスかつ血生臭いストーリーとなっている。
傾向
登場するヒロインはスタイル抜群の美女が多く、年齢も女子高生~20代となる(基本的に年齢は明言されていない)。イヴの同人誌のあとがきによれば「ロリは苦手」とのこと。実際にロリキャラは少なめで、オリジナル作品においては「百田みここ」くらいしかいない(ロリというより幼児体型の女子高生だが)。
シチュエーションには媚薬、輪姦、痴漢、レズ、乳首責め、拘束などの要素が多く見られる。特に「戦闘力を持った強い女性」が「実力を発揮できない状況に追い込まれ、格下相手に凌辱される」という内容もかなり多い。
同人誌を描いていた頃は、原作のストーリー展開をエロピンチに改変するということが多々あり、作者なりにこだわりを持っていることが窺える。
ちなみに戦闘シーンもかなりこだわっており、「ヒロインの強さ」がわかるように描写されている。これは同人誌メインの頃から今に至るまで用いられている。
責めキャラは上記の「レズ」「格下」以外にもたまに「ゲスなイケメン」が出ることもある。しかし需要のためか2000年代後半からは「キモオタ」「汚っさん」が責めキャラになることが多くなっている。ちなみに責めキャラは顔が描写されなかったり、人外だったりすることもある。意外にも触手責めはそこまでない。
2021年現在では、退魔師モノである「退魔士カグヤ」シリーズを連載しているため、責めキャラには妖魔が多く用いられる。
クリムゾン作品のキャラクター
同人作品ではティファ・ロックハートが最もよく題材にされる。
関連イラスト
pixivに本人のアカウントが存在し、イラストも投稿されている。