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泰麒の編集履歴

2021-05-18 19:33:05 バージョン

泰麒

たいき

小野不由美著の小説『十二国記』の登場人物。

概要

CV:釘宮理恵 (青年期CV:岡野浩介)


戴極国麒麟。「風の海_迷宮の岸」においての主人公

蓬莱での名前は高里要。字は蒿里黒麒麟の胎果。

10歳の時、祖母に家から閉め出され雪の降る庭でたたずんでいたところを、廉麟の助力を得た自身の女怪汕子によって蓬山に連れ戻される。


10年もの月日を人として蓬莱で過ごしたため、麒麟の獣としての本能や十二国側の常識などを知らず、それが原因で苦悩することになった。

碧嘉元君・玉葉の依頼により、人に優しく接することができない景麒が彼の教育係に呼ばれたが、当初は杓子定規に常識論を説く景麒ともうまくいかなかった。


しかし、玉葉の狙いは景王・舒覚とうまくいってない景麒に人との接し方を教えることでもあり、景麒も泰麒と接するうち少しずつ人との接し方を覚えていった。


いつまでも国を開けておくことができない景麒はやむなく慶国に帰り、国政に疲れつつあった景王・舒覚の心の支えとなっていった(その直後、景王は失道することになるが・・)。


一方、泰麒は身を守るために妖魔と使役契約を結ぶことが新たな課題となった。

こればかりは他の麒麟をたよることはできず、命がけで妖魔と契約を結ばねばならなかった。

その結果、泰麒は妖魔のなかでも最強とうたわれる「饕餮(とうてつ)」と契約を結んで"使令"とし、彼の名が「傲濫」であることも知った。


その後、戴国の人々を蓬山に招き戴王の選定が行われたが、悩み多き泰麒は驍宗を次の王に選び、戴国へ下って行った。

実は、景王陽子より一学年下の年齢である。












ネタバレ注意

1.「黄昏の岸_暁の天

阿選の起こした謀反により泰王驍宗、泰麒・蒿里は行方不明、王位についた阿選の圧政により国は乱れ、妖魔が出没し民を苦しめても関心を示さないありさまとなった。

当然、反阿選の組織はいくつもできたが、さながら「砂上の楼閣」であるかのように次々に瓦解、反阿戦の組織を主導した女将軍・李斎は国から逃亡、右腕を失いつつも慶国に助けを求めた。


事情を察した景王・陽子は協力を約束、他国と図って泰麒捜索に着手した。

その結果、謀反直後に阿戦と会った泰麒は角を斬られ、そのショックで「麒麟」としての力と「記憶」を封じられ、無意識に鳴蝕を起こし蓬莱(日本)へと逃げていたことが判明した。


2.「魔性の子

虚海の向こう

蒿里(高里要)が実家から失踪して1年、彼は真裸で帰ってきた。

失踪していた期間の記憶はまったくなく、6年の月日がたっていく。

その間、要は家族だけでなく学校でも孤立し、彼に悪意をもつ人物は謎の死を遂げていた。

その不気味さにますます要は孤立、そうこうするうちに延王尚隆が要を迎えに来たことにより、要の正体が「戴国」の「麒麟」であることが判明した。


3.「黄昏の岸_暁の天」終盤

慶国に身を寄せた要(泰麒)の姿に景麒延麒をはじめとする麒麟は驚愕、蓬莱に逃れていた間、泰麒は「人」と同じ能力しかもたず、禁忌ともいえる「肉」を食し、使令の傲濫が「要を害するものを殺害」したことにより「穢れ」による病を発症していた。

女神・西王母は「穢れ」の病を祓ったが、角を直すことはできなかったうえ、「他国を侵すべからず。もし侵すものあらば、いかような事情があっても"覿面の罪"により罰せられる」という絶対的な不文律もあることから、景王・陽子は「人」の力しか持たなない泰麒と隻腕の女将軍・李斎が「戴国」に帰っていくのを見送るしかできなかった。


関連イラスト

風の海 迷宮の岸〜冬栄

泰麒

魔性の子

無題

白銀の墟 玄の月

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関連タグ

十二国記 魔性の子 小野不由美

麒麟 蒿里 驍宗 汕子 傲濫 阿選

風の海_迷宮の岸 黄昏の岸_暁の天 冬栄 白銀の墟_玄の月

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