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雪室俊一の編集履歴

2021-05-31 11:03:05 バージョン

雪室俊一

ゆきむろしゅんいち

日本の脚本家、漫画原作者。

概要

1941年1月11日生。神奈川県出身。別名義に西浦あかね、洋駿太郎がある。


中学卒業後、働きながら定時制高校に通う。また、小説家を目指し、小説賞へ応募を続けながらシナリオ研究所に通い脚本の勉強もしていた。

新人シナリオコンクールで佳作を受賞したことをきっかけに、脚本家の松浦健郎に師事する。松浦の元を独立した後は日活への持ち込みをするようになった。


1965年に日活映画「あいつとの冒険」にて脚本家デビュー。それと前後して虫プロダクションで脚本助手を務めていたことから、「ジャングル大帝」でアニメの脚本家に転向する。

以降は「サザエさん」、「キテレツ大百科」、「魔法使いサリー」、「とんがり帽子のメモル」、「ゲッターロボ」、「氷河戦士ガイスラッガー」、「ドラゴンボール」、「Dr.スランプ アラレちゃん」など、多数の作品に参加。参加した作品数は3000以上に及び、現役のアニメ脚本家としては最古参の大ベテランである。


また、80年代にはなかよし少女漫画「おはよう!スパンク」(作画:たかなししずえ)の原作者としても有名。

さらにはアニメ以外の脚本も手がけたことがある(テレビドラマ「柔道一直線」、バラエティ番組「お笑いオンステージ」内てんぷく笑劇場)。


特徴、エピソードなど

原作にないオリジナル要素を取り入れた話作りを得意とする。

代表例としては、「ひみつのアッコちゃん」における呪文(「テクマクマヤコン テクマクマヤコン ○○になれ〜」(テクニカル・ジッマイ(ヤ)コンパクトの略)、元に戻る時は「ラミパス ラミパス ルルル……」(スーパーミラーの逆さ読み)は、彼が仮に当てたものがそのまま採用され、今日までサリーの最も有名な台詞として定着したというものがある。

また、原作では脇役クラスだったのが主役級の存在に描く事に定評があり、「キテレツ大百科」のブタゴリラは「中期から末期の主役」と言うまでに思い入れを以て見事に描いている。特に「キテレツ」は思い入れのある作品のようで、放送延長を経て終了したことについても「もう半年ほど続けるつもりだったので消化不良だった」とコメントしている。


城山昇(こちらはバランスのとれた作風が多い)と共にサザエさんのメインライターとして有名であるが、作風としてはカツオが酷い目に遭うことが多いのが特徴。それがネット上で雪室氏への批判となる事もある。

また、異常と言っていいほど公式が病気と言わんばかりのストーリーを書くこともある。主な例は『全自動卵割り機』。特に堀川くん関連でもかなり暴走気味であるが、そもそもオリジナルキャラクターである堀川くんの初登場回を担当し、以降堀川くんの登場回の多くを執筆してきたのは雪室本人である。


弟子に関しては公表されていないが、井上敏樹が雪室からの系譜にある脚本家だとコメントしている。


関連タグ

脚本家 漫画原作者


サザエさん 全自動卵割り機

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