概要
秘密結社「イノベーター」の首領にして、海道ジンの義理の祖父でもある海道義光のLBXで、アーマーフレームのタイプはナイトフレーム。
イノベーターと結託している神谷重工が総力をあげ、持てる技術の粋を結集して作り上げた一点物のLBX。ジ・エンペラーと同時期に登場しながらも、後に製作された次世代機にも決して引けをとらないほどの高い性能を誇る。
武士を思わせる鎧のような装甲に、三日月を模した頭飾りが映える白銀のLBX。特徴的な日輪を模したブースターは空中でも機体の態勢を崩すことなく、常に安定した威力の攻撃を繰り出すことを可能としている。また、このブースターは本体から独立して浮遊しており、機体の重量化とそれに伴う機動力の低下を防いでいる。これと同様の技術が、同じく神谷重工製のLBXであるルシファーにも採用されている。
基本装備は、実在する妖刀の名を冠する剣「ムラマサ」。
必殺ファンクションは、夜空に浮かぶ月と桜吹雪を背に、連続で斬撃を放つ「月華乱舞」。
作中での活躍
海道邸でのバトルで初登場した際は、バンのアキレス・アミのクノイチ・カズのハンターを同時に相手取り、3vs1という不利な状況ながらもバン達を終始圧倒。
最後は必殺ファンクションで三機同時にブレイクオーバーさせ、イノベーター首領の実力を見せつけた。
尚、この時のバトルは、ゲーム版では強制敗北イベントとなっており、クリア後のデータ引継ぎ済みであっても勝つことはできない仕様となっている。
物語終盤、ジンのゼノンとの戦いにおいても、機体性能の高さ・義光の操作技術・カイザによる分析から得ていた戦闘データでゼノンを圧倒し、必殺ファンクションで左腕を切り落とす。
しかし、不用意に腕を切り落とした事が仇となり、機体のバランスが変化したゼノンの行動を予測する事が出来なくなる。
ゼノンの特殊モード「A(オルタナティブ)モード」とジンの気迫の前に圧されていき、最後はゼノンの必殺ファンクション「Ω(オメガ)エクスプロージョン」によって粉々に爆散した。
LBXと同期していたオプティマが故障したことによってアンドロイド海道もまた倒れ、求心力を失ったイノベーターは戦意を喪失、シーカーに投降するに至った。
派生機体
新月光丸
(※画像はカスタム機)
『W』以降のゲーム版にて登場した、海道ジン専用のトリトーンカラーの月光丸。
誕生に至った経緯は不明だが、後の『LBX烈伝』のエンペラーM3同様、神谷重工が再開発した月光丸をジンが譲り受け、それをカスタマイズした機体である可能性が高い。
『装甲娘』において
一部容姿の変化はあるものの、旧版・ミゼレムクライシス版共に登場している。
詳細は個別記事参照。
『装甲娘戦機』において
物語中盤に、月光丸の力を持つある人物が登場。