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AntiPiracyScreenの編集履歴

2021-06-10 22:32:44 バージョン

AntiPiracyScreen

あんちぱいれーしーすくりーん

ゲームの違法コピー(海賊版)を検出した場合に表示される警告メッセージ画面のことである。

PIRACY IS NO PARTY!

It is a serious crime to pirate video games.


Please turn off the system and report this stolen softwere immedately.

For more infomation,

please visit


𝗁𝗍𝗍𝗉://𝖺𝗉.𝗇𝗂𝗇𝗍𝖾𝗇𝖽𝗈.𝖼𝗈𝗆

 

 

 

 


POWER OFF NOW

 

 

 

 

 

 

 


概要

ゲームの違法コピー(海賊版)を検出した場合に表示される警告メッセージ画面のこと。

それが有名になったのがマリオパーティDSにおける警告画面である。

このソフトは不正コピーを検知した際、エラーの後すぐ「PIRACY IS NO PARTY!(海賊行為はパーティじゃない)」「POWER OFF NOW(今すぐ電源を切れ!)」というメッセージを含む画面が表示される。

それだけでなく、何故かマリオ達が捕まっている画像とこの警告専用の不気味なBGMまで用意されている。




しかし、同作における海賊版対策はこれだけではない...。

実は作中の至る箇所にコピーガードが仕掛けられているのだ。

下に一例を紹介すると、




・アイテムショップのチョロプーに襲われる

・ラスト5ターンイベントでクッパに「犯罪者は出て行け!」と言われ、ドッスンに潰される

・自分以外のキャラクターが一人ずつ消えていき最後は自分が消される

ヘイホーに飴を食べさせていたと思ったら自分が食われる

・司会のコンドゥ&トーレに尋問され、反省文を書かされる(似ていないのはご愛嬌)


そして例のエラー画面に飛ばされるという仕様が存在しているのだ。


実は、このような対策が施されているゲームは本作が初めてではない。以前にも、スーパーマリオ64にて、海賊版のソフトで遊ぶとラスボスのクッパを倒し、エンディングに入る直前にフリーズするというなんとも恐ろしい罠が仕掛けられている事が判明している。



そのほかのゲームでの画面

マリオカートWii

違法コピーを検知するとすぐにレースが中断される。その後、「おめでとうございます!」というメッセージとともに新しいキャラクターやカップ、カートで遊べるようになった旨のメッセージが出る。

しかしその画像は目が真っ黒になっていたり、首が飛んでいるなど、不気味なものとなっている。


そしてキャラセレクトやコースセレクトはいつも通りだが、BGMがなくなっている。


そしてレースがスタートするが、操作するキャラクターが真っ暗な謎の空間にいたり、牢屋の檻のようなところに閉じ込められている。


案の定、走ってすぐにエラー音が鳴り、警告メッセージ・専用BGMと共に、バイクから落ちてしょんぼりしているキャラクターが映し出される。


スーパーマリオオデッセイ

タイプ1

冒頭はオープニングと同じ映像が流れるが、背景が星空になっていたり、クッパがマリオを「犯罪者」と呼ぶといった違いがある。

さらに、マリオが飛ばされたのは「帽子の国」ではなく「犯罪者の国」となっているという違いもある。

そしてキャッピーはマリオに「不正なソフトを使わないで。任天堂に報告して」と訴える。

もしそれを無視するとクッパが再びやってきてバトルが始まるが、辺りが溶岩に覆われ、必然的にゲームオーバーになってしまう。

そして、「There's nothing you can do...(もう何もできない)」と出てくる。


タイプ2

ゲームをスタートしても、全然ステージに移行しない。

しばらくすると、あの最初に落ちてきたニンゲンの如く包丁を持ってうすら笑いを浮かべたマリオがこちらを見ている画像とともに「YOU ARE A THIEF(お前は泥棒だ)」と出てくる。

しばらくするとマリオの顔が迫り、やがて暗転。ノイズ混じりの不気味な笑い声とともに同じようなピーチ姫の画像が写ったかと思うと、「ぶらぶらする時間はありません」というメッセージと共に血まみれのマリオが映し出される。


スーパーマリオサンシャイン

飛行機のテレビにドルピック島とその守り神シャインが映し出されたと思いきや暗転し、警告文が出てくる。

放置しているとカウントダウンが始まり、0になると大音量と共にワリオの恐ろしい顔が現れる。


Nintendogs

不正コピーを検出すると、「<犬の名前>は病気になった」というメッセージが出る。

このまま続行すると、「<犬の名前>は死んだ。正規ソフトでないと生きられない」というメッセージののち、自分の犬の墓が映される。


トモダチコレクション新生活

違法コピーを使用していると、プレイヤーの島が文字通り海賊に襲われ壊滅してしまう。

ニュース速報の後、島の施設がすべてなくなっており、BGMも少しスローテンポになる。






























真実を知りたいですか?





























後悔しませんね?


































真相

実は、ゲームの海賊版対策の警告メッセージ画面…を創作するミームのことである。

前述したエラー画面などはどのソフトでも実際には出てこない。

ましてや日本語版が一切なかったり、あったとしても怪しいという点で気づいた方も多いだろう。

ちなみに「マリオパーティDS」のマリオ達が捕まってる画像はストーリーモードで使われている物である。


真面目な概要

通常海賊版はハード側で検知するため、あのような演出はない。

海賊版対策の警告画面を仕込んだゲーム自体は実在する。

実在する対策で有名なのがSFCのスーパードンキーコング3などで、エラーを検出すると起動した時にメッセージが出てきてゲームが止まる。


ただ、これらは単純に接触不良などでも出てきてしまうので、違法コピーなんて言葉すら知らない子供がうっかり見てしまってトラウマになった、といった事例のほうが多いらしいが……

あるいは、ソフトによっては特定のバグ技から意図的にこの画面を誘発できる現象も確認されている(スーパードンキーコング2など)。

昔はハードにコピーガードが無かったので、このようにソフト側に検知機能と警告メッセージが用意されていたが、時代が進むにつれハード側でもコピーの検出が出来るようになり、こういった画面はソフト側ではなくBIOS側で表示されるようになった。


しかしDSの現役時代は海賊版の被害が特に拡大していた時期だったので、不正コピー対策も強化され、大体のソフトに搭載されるようになった……のだが、その方法は大体エラーを検知した時にフリーズさせるか、特定の箇所でループさせゲームが進行できなくするのが一般的なやり方で、個別にエラー画面を用意するとか、ましてやこんなホラー演出を入れたりするような事は行われなかったと思われる。

古いゲームとなると、エンディング直前でフリーズしたり専用の特殊なイベントを発生させる類いの対策が存在していたので、その頃を意識したような"凝った"映像が作られる事が多い。

ちなみに不正コピーをDSiでプレイするとハードの検出で引っかかってエラー画面が表示される。ただしその内容は非常に味気ない。



元凶となった動画、並びにその中で使われているBGMはJoey Perleoniが創作したものであるが、このBGMを単品でアップロードした時からなぜか人気が急増。

他の投稿者もそのシリーズに便乗して様々なゲームのAnti Piracy Screenを創作するようになったが、その過程で原典よりもホラー色が強められるようになり、一部では海外で都市伝説のように扱われるようになった。

ただ、Perleoni氏にどれだけホラー・都市伝説化させようという意図があったのかは不明である。


しかし、これを見ると海賊版をプレイしたくなくなるのは間違いないだろう。


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