CV一覧
- 立木文彦:SDガンダムGジェネレーションF以降
- 大塚明夫:サンライズ ワールド ウォー from サンライズ英雄譚
- 諏訪部順一:劇場版『閃光のハサウェイ』
概要
地球連邦軍の士官で階級は大佐。第2次ネオ・ジオン抗争にもMSパイロットとして参戦した。またペーネロペーの開発にも携わっている。
指揮を執るときに、乗馬鞭を振るう独特の癖がある。
容姿は媒体によって異なっており、小説版では金髪で白い肌、劇場アニメ版では黒い髪に褐色の肌(メイン画像)となっている。
小説版
南太平洋管区のマフティー討伐を主任務とする部隊のキンバレー・ヘイマン大佐の後任の司令官として着任する為に多数の政府高官が搭乗しているシャトル「ハウンゼン」で地球のオーストラリアに向かう中でハサウェイ・ノアとギギ・アンダルシアの二人と出会う。その途中にハウンゼンがマフティーを騙ったテロリストにハイジャックされるも、ハサウェイと協力しハイジャッカーを鎮圧した。
この事件をきっかけにケネスはハサウェイを評価し、友人として親交するようになる。
そして討伐部隊をキルケー部隊と改名し、マフティーと戦うがその最中で流されたマフティーの連邦議会襲撃を宣言する電波ジャックの犯行声明にてそのマフティーこそがハサウェイである事に気づく。苦悩しながらも敵であるΞガンダムのアデレード襲撃の阻止に成功しマフティーことハサウェイを逮捕した。その功績により彼は准将に昇進した。
ブライト・ノアにマフティーの正体がハサウェイであることを隠すため、自らマフティー処刑の指揮を執る。しかし彼の努力は宇宙軍幕僚のメジナウム・グッゲンハイム大将の裏切りによって無駄となってしまった。
彼によってマフティーの正体がマスコミへリークされた上に報道され、しかもその処刑の指揮はブライトが行ったと言う偽の報道がなされてしまう。
身勝手な連邦の対応に嫌気が差したケネスは地球連邦軍を自主退役し、ギギと共に日本の九州へ渡る。
その際に以下の言葉を発言した。
「100年後かもしれんが・・・・・・シャアやハサウェイ・・・・アムロでもいいな・・・・・・そんなのが復活するような組織を作ってみたい」
この次代のニュータイプが復活する組織を作りたいという発言をしたその後の彼の動向は不明である。
また、連邦の行く末に関しては「今の連邦がなくなって新しい組織が出来たってまた組織の悪癖が出る」と評していた辺り、仮にマフティーがテロを成功させても一朝一夕に世界が良くならない事を悟っていたようである。
組織の創設説について
将来的な組織の創設を匂わす発言から「宇宙海賊クロスボーン・バンガード」もしくは「メタトロン」を作ったと解釈されることが多く、実際に資料でもそのような「説」が記載される場合があるが、現段階では確定したわけではない。
富野由悠季が閃光のハサウェイを執筆した後、カトキハジメによる月刊ニュータイプ誌上で連載された『GUNDAM FIX』第22回で、上野俊哉が執筆した「ケネスがクロスボーン・バンガード、メタトロンを作る事を密かに決意した」というコラムが書かれた。
ガンダムエースの企画『データガンダム』に「ズィー・ジオン(メタトロンの前身組織)の礎を作ったとする説がある」と言う記述がある。これは上記のような解釈を諸説ある形に落とし込んだものであると考えられる。
これらの設定・解釈が適用されたガンダム作品は現状では確認されていない。
関連タグ
G-SAVIOUR:閃光のハサウェイより100年以上たった世界観の作品。この時代では地球連邦は崩壊したが、ケネスの言う通りに新たに出来た組織は悪癖を出す始末な上に世界は良くなってはいなかった(ただそんな状況下の世界のバランスを取ろうとする反政府組織は存在している)。
機動戦士ガンダムAGE:彼の「今の連邦がなくなって~」という発言が現実となった作品。