オニヤンマ【鬼蜻蜒/馬大頭】とは、トンボの一種である。
概説
トンボ目・オニヤンマ亜科に属する大型の昆虫。
全長11cm前後・後翅長5~6cmと、現生する日本最大のトンボでもある。
黒い体の胸部には八の字、胴体には横に黄色い縞模様が入っている。
複眼は鮮やかな翡翠色だが、死ぬと黒く濁ってしまう。
食性は肉食性。
その飛行速度は時速70kmと、日本昆虫界では最速、
トンボの中でもギンヤンマの最高時速100kmに近い速力を誇る。
顎も非常に強力で、人間の皮膚を食いちぎる為、捕獲の際は注意が必要。
またオオスズメバチやシオヤアブなど、昆虫界の名立たる殺し屋をも捕食するので、互いに“食うか食われる”というライバル関係にある。
縄張り意識が強く、普段は気流に乗りながら自身の縄張りを巡回する。
5年という長期をヤゴのまま過ごし、良く晴れた夏の夜に羽化し、朝方に成虫として活動を開始する。それまでに10回ほど脱皮を繰り返す。
農機具メーカー「ヤンマー」の社名の由来はオニヤンマである。
亜種・近似種
- ヒロオビオニヤンマ
- 沖縄県の西端・八重山列島に棲むトンボで、近年のDNA解析で異名同種であることが確認され、現在の和名に改定された。
- ミナミヤンマ科
- 同じく沖縄県の島々で生息するトンボ。DNA解析でオニヤンマに近い遺伝子である事が判明しており、近似種と一部で目されている。
どうぶつの森シリーズにおけるオニヤンマ
初代からあつまれに渡って、全シリーズに登場する虫。
売値は4500ベルもあるが、上記の通り、飛ぶスピードが非常に早く、
捕まえ辛い虫になっている。
そのせいで手を焼いたプレイヤーも多いだろう。
「あつまれ」では川の上に出現するようになり、ますます捕まえ辛くなった。
新甲虫王者ムシキングにおけるオニヤンマ
おたすけムシとして登場。2015ファースト・セカンド、激闘3弾、超神化3弾に収録。
属性はチョキ、レアリティはSSR。
おたすけ技はあいこの後に勝つと次のターンに相手の必殺わざの手を封じる「複眼の大鬼」。