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沙羅曼蛇の編集履歴

2021-06-23 00:58:02 バージョン

沙羅曼蛇

さらまんだ

『沙羅曼蛇』とは、1986年にコナミから発売された業務用シューティングゲームである。

概要

1986年にリリースされた横画面の業務用シューティングゲームで、前年に発売された『グラディウス』の続編にあたる。全6ステージで、最終ステージクリア後は周回プレイとなり、周回を重ねるごとに地形が変化し、3周目から敵撃破時に撃ち返し弾による攻撃が発生するようになる(難易度は10周目まで上昇)。


また、サウンドはステレオに対応している。


本作の特徴は2人同時プレイ(途中参加も可能だが、ステージ6に入ると参加不可)が可能な事と、ステージによってスクロール方式が交互に切り替わる事、随所で音声合成による臨場感ある演出が行われる事、コンティニューがない代わりにコインの追加投入で残機が増える(ただし機数の上限制限あり。99クレジット入れても99機というわけではない)…等が挙げられる(コインの追加投入以外では残機は一切追加されない)。


解説

1P側はビックバイパー、2P側はロードブリティッシュを操作する。機体の性能差は無い。奇数面は横スクロールで、偶数面では縦スクロールで進行する。


パワーアップシステムは『グラディウス』のようなカプセル取得によるゲージ方式ではなく、各種アイテムを取得してパワーアップするオーソドックスな方式に改められた。因みに主砲のパワーアップの1つであるリップルレーザーはこの作品が初出であり、以降コナミシューティングの定番装備として親しまれていく事となる。


ミス時はその場で復活する方式となっており、それまでに取得したアイテムは全て失われてしまうが、救済措置としてマルチプル(『グラディウス』のオプションに相当)を装備していた場合はミス時にアイテム化して画面内に残留するので、それを回収する事で火力の低下を防げるが、アイテム化したマルチプルは背景と同じ速度で流れていくため、画面後方でミスをすると回収は実質不可能となる。


また、フォースフィールド(バリア)は前方・機体上下(左右)に一個ずつ付くものだが、インストカードでは4つあるとあるが、実際にプレイすると3つしか出てこない。しかも3つ付けるのは出てくるステージ等もあって至難の業であり、しかもこのフォースフィールドは他のアイテムに接触しても削れてしまう。


LIFE FORCE

沙羅曼蛇海外版として同年にリリース。翌1987年にリリースされた国内版も存在する。海外版はデモの追加や一部背景や音声の変更など演出面で若干の改変があるものの、内容的には『沙羅曼蛇』そのままである事に対し、国内版はグラフィック・システム・曲など多岐に渡りアレンジが加えられている為、大分プレイ感が異なる内容となっている。以下に国内版の概要を記す。


  • パワーアップシステムはアイテム取得方式からゲージ方式に回帰。1Pと2Pとでゲージ内容の配置が異なる為、2機の間に明確な使用感の差が表れるようになっている。
  • 『沙羅曼蛇』にはなかったスコアエクステンドがある(初回7万点、以降20万点ごと)。
  • 敵キャラクターはその多くが生物のような見た目に描き換えられ、背景も巨大な生命体の体内を思わせる描画に変更されている。
  • 合成音声によるボイスが何点か追加され、ステージ3の酸の炎(プロミネンス)は発生前にボイスによる警告が入るため、『沙羅曼蛇』よりも前兆がわかりやすくなった。
  • ステージ道中のBGMは、半数が『沙羅曼蛇』の未使用曲に差し替えられている。

家庭用移植

ファミコン版はカートリッジの中身が透けて見えるスケルトン(半透明)カセットだったことが話題を呼んだ。パワーアップ方式はアイテム取得方式ではなくゲージ方式となっている。


ファミコン版は隕石ステージが両方リストラされ代わりにオリジナルステージとして細胞2ステージと神殿ステージが追加された。また、火山ステージがステージ2に前倒しになったことで火山ステージボス要塞ヴァリスが中ボスに格下げされ、テトランがボスとなった。


BGMに関してはFly High(本来の2面BGM)が削除されたが、Thunderbolt(LIFE FORCE版2面BGM)が5面BGMとして使われている。MSX版は『沙羅曼蛇』の名前を冠しているものの、内容はアーケード版とは大きく異なり、難易度が異常に高かったことで知られている。また、2スロットに前作『グラディウス2』のカートリッジを挿入しないと真のエンディングが見られないなど、初心者お断りな仕様となっていた。


続編

1996年には続編の『沙羅曼蛇2』がリリースされた。全6面の強制2周エンド。2周目の一部ステージBGMが旧作(『沙羅曼蛇』と『グラディウス2』)の楽曲をアレンジしたものに差し代わる等、旧作から遊び続けているプレイヤーへのファンサービスが伺えるが、ゲームとしてのプレイヤーからの評価は名作とも駄作とも言いきれない微妙なものに留まっている。

ちなみに2P側の自機は見た目こそロードブリティッシュを踏襲しているが、機体名が「スーパーコブラ」(コナミが1981年に出した「スクランブル」の続編と同名)になっている。



OVA

スタジオぴえろ制作で、1988年から1989年にかけてVHSLDでリリースされた。ファミコン版をベースにしたオリジナルストーリーが展開される。主な出演者はグラディウス軍パイロットに辻谷耕史日高のり子井上和彦、ロードブリティッシュ王子には鈴置洋孝が起用されている。キャラクターデザインは美樹本晴彦が務めた。全3巻。


関連イラスト

沙羅曼蛇沙羅曼蛇のパイロット沙羅曼蛇のあいつサラマンダ


ファン動画

(MSX版沙羅曼蛇の機体合体シーンの考察動画)



関連タグ

コナミ シューティングゲーム

グラディウス グラディウス2 沙羅曼蛇2

ビックバイパー ロードブリティッシュ

テトラン 空母デス ゼロスフォース

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