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市丸ギンの編集履歴2021/07/02 14:53:18 版
編集内容:人間関係を加筆修正

「ほんなら卍解は どんくらい延びるかわかる?」

「しゃァない よう分かるように キミらの長さで 教えたげるわ」

13kmや

「情ですか あらしまへんよ そないなもん 最初にお会いした時に言いましたやろ」

「僕は蛇や 肌は冷やい 情(こころ)はない」

プロフィール

誕生日9月10日
身長185cm
体重69kg
斬魄刀神鎗(しんそう)
卍解神殺鎗(かみしにのやり)
解号始解:射殺せ「神鎗」(いころせ しんそう)
卍解:死せ「神殺鎗」(ころせ かみしにのやり)
好きな食べ物干し柿
嫌いな食べ物干し芋
趣味人間観察
特技針の糸通し
休日の過ごし方散歩
CV遊佐浩二
舞台土屋裕一

概要

旧護廷十三隊 三番隊元隊長・五番隊元副隊長

流魂街出身。

一人称は「ボク」。休日は瀞霊廷内の散歩をして過ごしている。

常に薄ら笑いを浮かべたような顔をして胡散臭くて飄々としている。

ルキアからは初めて会った時から嫌悪感を持たれ、東仙からは「まともな者なら誰でも君に警戒心は抱くさ」と評されているが、カラブリによれば、三番隊からは信頼されていて(意地悪の犠牲者が数知れず)9割隊長ファンとイヅルは自虐している。

瞳は淡い水色(アニメでは赤色で描かれる場合もある)で糸目、驚いたときなどに目を見開くことがある。

自身を「蛇」と比喩し、ルキアに「蛇」、一護とイヅルからは「キツネ」に例えられている。414話の表紙で狐のお面を身に着け、単行本の隙間イラストでは「蛇」で表現されている。女性死神協会が企画していた隊長写真集のタイトルは「白蛇」だった。

封印時は脇差の形状をしている。能力解放とともに刀身が伸縮自在となり、敵めがけて刀身を伸ばすことによる強力な一撃で攻撃する。その長さは刀百本分とされる。羽織で隠して相手が油断しているところに攻撃したり、離れている相手を瞬時に仕留めたりなど奇襲に向いている。

解号は「射殺せ」

能力解放に伴う形状変化はないが、始解時よりも刀身が伸びる速度と距離が大幅に上昇する。当初市丸は「手を叩く音の500倍で13kmにまで伸びる」と語っていたが、実際の所それは嘘で、刀身が一瞬だけ塵状に変化して瞬時に長さを変えている。

これを利用して刀身の一部のみを刀に戻さず、貫いた相手の体内に残すことが可能。刀身の内部には魂魄の細胞を溶かし崩す猛毒があり、「死せ(ころせ)」の解号で毒を回らせることで内部から破壊する。

  • 神殺鎗“無踏”

自らの胸の前に『神殺鎗』の切先を向けた構えから刀身を伸ばし攻撃を繰り出す。一撃目を回避されてもすぐに刀身を元の長さに戻し、再び刀身を伸ばすことによって強力な一撃による二撃目「神殺鎗“無踏連刃(ぶとうれんじん)”」を放つ。

人間関係

掴みどころがなく、本心が読めない人物であることから、誰にどのような感情を向けているか基本的に不明確になっている。

一護との因縁そのものはかなり深いが、彼との直接的な絡みは少ない。

最初に戦ったのは尸魂界篇の序盤。瀞霊廷に侵入しようとする一護に対して、侵入者として排除した。

それ以降、彼自身は一護に対して一目置くような態度を見せるが、基本的に直接絡むことはなく、一護自身も、「あんたの剣からは何も感じなかった」と言われており、実際にどういう感情を抱いていたのかは不明。

「理由など最初からない。私の中の何かがこの男の総てを悉く拒絶していたのだ

初見から異様に嫌われてた。彼女曰く、時折朽木白哉と歩いてると決まって白哉に声を掛けていた。処刑を受け入れた彼女に「散歩がてら…ちょっと意地悪しに」と彼女の覚悟を崩す言葉をかけ、破面篇でアーロニーロ・アルルエリと戦わせたりと意地の悪い言動が目立つが、実際のところギンのルキアに対する感情は不明。

死神になって以降、彼の配下となる。彼から「彼以外を副隊長だと思ったことはない」と信頼を寄せてるような発言をされている。基本的に命令に従うが、忠誠心は見受けられず、目的も不明確であり、彼に荷担した動機が不明だったが破面篇終盤で明かされた。本心(ネタバレ)を参照。

十番隊副隊長であり、同期にして幼馴染。

幼少時代に彼女を助け同居していた時期があり、ギンは生まれた日を知らない彼女に「ボクと会うた日が乱菊の誕生日や なっ ええやろ乱菊」と発案した。その言葉に彼女は目を丸くするのみでなんと返したか分からないが、ここから彼女の生まれた日は「二人が出会った日」に決まったと思われる。

乱菊曰く「行き先を告げずに消える悪い癖」があるらしい。

隊長時に副隊長としていた。

どこまで本気か怪しいが、あの子とは話が合っていたから死んで淋しいと発言していた。

活躍

尸魂界侵入を試み、白道門突破を図る一護たちの前に立ち塞がった。

藍染と共に瀞霊廷離反後は、破面勢力として登場。

隊長格が虚圏に突入後、王鍵創生のため藍染らと共に現世に赴き護廷十三隊仮面の軍勢と戦闘。

平子真子や虚圏から駆け付けた黒崎一護と戦闘し、猿柿ひよ里を胴体真っ二つにしたものの十刃と護廷十三隊の戦闘や藍染と護廷十三隊の戦闘には手を出さず傍観していたり一護を逃がそうとしていたり余り積極的に戦おうとはしていなかった。

アニメで胴体真っ二つはやはり無理だったらしく突き刺しに変更されてる。

漫画版では黒崎一護との戦闘まではあまり目立っていなかったが、アニメ版では各話の終了後のアランカル大百科にて司会を務め破面の解説を行っておりそのコーナーで何かとひどい目にあっている。

その他

三番隊隊長だったときの羽裏色は藍白、羽織は袖のないタイプ。

子供の頃からの大好物"干し柿"だが、手作りするようになったのは三番隊隊長に昇格以降。

三番隊隊舎にはギンが植えて育てた柿の木があり、作ると他隊にも配る。

干し芋は「干し柿や!」と思って食べたら干し芋だったので嫌いになったらしい。

瀞霊廷通信に「んなアホな」という題名で連載を持っていた。

小説「The Death Save The Strawberry」によれば、干し柿を作る日は全業務イヅルに一任、干し柿作りだけに専念して一切仕事をしない。席次や部署も関係なく集まれると隊士達は密かに毎年楽しみにしており、手が空いた者達が順番に手伝いに来ていて三番隊の恒例行事となっていた。他隊の隊士達からは何を考えてるか分からない得体が知れない人と恐れられていたが、自隊士達からは恐れを含めて尊敬され慕われていた。

ファンブック「UNMASKED」の乱菊とイヅルが彼について語るフリートークによると隊の仕事ほとんどイヅル任せ。全面的に信頼してくれている、褒められる事も無かったが内容に口を挟まない懐が深い。自分にとっては理想の上官と乱菊に語っている(見出し文は"イヅル盲目の慕情")。 ギンのキャラ紹介ページでは、彼の作った干し柿を酒の後に食べると二日酔いしなかった乱菊は度々取りに来ていたこと、イヅルに試したら決まって腹を下していたことが判明した。

本心(ネタバレ注意)

「こいつや こいつが親玉や 」

「ボクがこいつを」

藍染の下についた理由は彼を殺すため。

藍染は崩玉の完成のために何百もの死神と死神の才を持つ流魂街に住む人達の魂魄を削って崩玉に与えていた。そのために松本乱菊の魂魄も幼い頃に大幅に奪われており、奪った連中と藍染を偶々目撃した時からギンは藍染への復讐を心に決めていた。

「決めたんや ボク死神になる 死神になって変えたる 乱菊が泣かんでも済むようにしたる」

そう乱菊に告げたギンは死覇装を羽織い頬には返り血がついていた。

その後、霊術院を1年で卒業し入隊と共に席官の座が用意された天才、当時は五番隊副隊長だった藍染の指示で三席と戦い殺害。「全然あかんわ話にならん」と楽勝だった。噂以上だと見込まれて藍染の下につき、長い年月をかけて彼の鏡花水月の完全催眠から逃れる方法を知り、復讐と乱菊の魂魄を奪還するために彼を殺し崩玉を奪う機会を狙い続けていた。

王鍵の創生のため、藍染と共に本物の空座町を訪れたタイミングで、完全催眠から逃れるために催眠発動前の鏡花水月の本体に触れ、不意を突いて彼の胸元を神殺鎗で貫き、刃の内側に存在する細胞を溶かし崩す猛毒で彼の体に穴を空けて崩玉を奪った。

しかし崩玉は藍染の体から離れてもなお彼に力を与え続け、ギンは即座に体を修復させた彼に返り討ちされてしまう。追ってきた乱菊を見ながら「結局 乱菊のとられたもんとり返されへんかった ああ やっぱり 謝っといて 良かった」と独白した。

死の直前に駆け付けた一護を見て「強い目になった 良かった今のキミになら 任せて殂ける」と安心し、同じくその場に駆け付けていた乱菊に看取られながら亡くなった。

かつてルキアに言った「死なせたない人おると急に死ぬん怖なるやろ?」これはルキアの心を乱すためだけの方便ではない彼自身の経験論だったのかもしれない。しかし死しても乱菊と乱菊がいる世界は大丈夫と一護のおかけで最期に安堵を得て確信を持てた。だからこそ、静穏な目をしながら生を終えることができたのだろう。

君が明日蛇となり人を喰らい始めるとして

人を喰らったその口で僕を愛すと咆えたとして

僕は果たして今日と同じに君を愛すと言えるだろうか

その後

「UNMASKED」収録の乱菊とイヅルの破面篇終結後のフリートーク企画(著者は不明)で乱菊は、命助けられっぱなしだった、今回だって自分だけ犠牲になって世界まで救おうとして~と語っておりギンが藍染を殺そうとした真意が自分の為だったとは気付いていない。

「The Death Save The Strawberry」で、乱菊と出会った場所は東流魂街六十二地区「花枯<かがらし>」であること、そこに乱菊が彼の墓を建てたことが判明した。彼の行動は結果善であり、その過程でおこなわれたことは紛れもなく悪であったと瀞霊廷内に作ることは許されなかった。

「13 BLADEs.」収録の小説(上記の小説とは著者が違う)では、藍染の計画と関係ない虚の襲撃から数百年(百数十年の間違い?)尸魂界を護っていたのも事実と四十六室に語るイヅルにナユラが、詭弁だな、たしかに奴は藍染と最後に敵対していたらしい、埋伏の毒として奴の側にいたという仮説も立てられる。だが結果として尸魂界に被害を出したのも事実。裏切りの最中に残した表向きの功績で罪を打ち消せというのか?など出番はないものの間接的に触れられている。

「13BLADEs.」収録インタビュー

作者はギンについて下記のように語っている。

「最初から2パターンで迷っていて。敵のままか、実は乱菊のためか。どっちにしようかなってずっと考えながら、どっちにもなるように描いていたんです」「どのあたりで決めたかな、覚えてないな(笑)でもどっちに転んでも大丈夫なように描いてはいるけど、自分の気持ちとしては、藍染を裏切って欲しいなと思って描いていたんです。それで徐々にこっちよりになっていった感じはありますね。でもギンは悪い顔が絵になるキャラクターだったから、悪いままでいて欲しいなって気持ちもありました(笑)」

「退かなければ、ここからは私がお相手致します」と乱菊に言われた直後、腕からドッと血が出たような描写に笑い顔をすると心境は読めないが刀を収めて立ち去っている。

藍染の「予想より随分と早いご帰還だね日番谷隊長は」の問いに「すんませんイヅルの引きつけが甘かったみたいですわ」と答えてるが、当のイヅル「僕の役目は貴方をここで止めることです松本さん」と日番谷を引きつける気など端からない。それどころか「僕なんかを追いかけるよりちゃんと雛森くんを守っててあげないと」「後ろをついて来てましたよ」と教えて向こうにいくよう急かしている。上記のやり取りから乱菊をイヅルと戦わせたのは藍染と対面するよりよっぽど安全だから、と解釈できる。斬りつけた物を重くする侘助VS重さを無効化する灰猫の能力なら、乱菊が優位に立てる相性の良さで実際に無傷で双極へ、藍染と鉢合わせした日番谷は重傷を負わされた。

なにより、離反直前のギンの表情や言葉から乱菊を特別視してる様子が見受けられた。

しかしSS編後は乱菊へのアクションは本物の空座町で再会する時まで一切無かった。

乱菊がアヨンに重傷を負わされた頃はまだ決めておらず「どっちに転んでも大丈夫なように」 ギンの様子を一切描かなかったか、決まっていたが”その時”が来るまで伏せておきたかったのか。雛森が重傷を負ったのに日番谷の描写が無かった所を見ると単にページの都合か……。

乱菊が大切なのは本当だったんだが「さいなら乱菊 ご免な」で想いに区切りはつけた。藍染の目的、または別の目的があって乱菊よりそっちを選んだ展開に作者のライブ感次第でなっていた?

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