モモン
ももん
『オーバーロード』に登場するモモンについてはこちら→モモン(オーバーロード)
キキ――ッ!!
概要
CV:高橋直純
猿とうさぎを足して2で割ったような顔をした魔物。月見団子が描かれた服にサスペンダーを着用している。
都合が悪くなると耳を畳み話を聞かない。嘘をつくたびに鼻の下が伸びていく。
魔物の探知能力に優れ、気配を感知しては逃げ続けていたため、後述のトラブルでガッシュ一行と会合するまで、一度も魔物の子に会ったことはない。本(珊瑚色)の持ち主であるシスター・エルも「アムロン」以外の殆どの呪文を使ったことがなく、使える術もほぼ逃走のためのもの。
なお、ガッシュ一行と出会ってしばらくの間は、猿を連想させる単語を発するか、相手の発言に対し身ぶり手振りで答えるだけであったが、物語に進むにつれ、人並みに会話する描写が増加した。
女性物の下着が大好きな生粋のスケベ(エル曰く、おてんばイタズラ大好き)で、スカートめくりや下着泥棒などの痴漢行為を度々繰り返しては、度々ティオの逆鱗に触れ、彼女に張り倒されている。その結果、ティオの最大にして最凶の攻撃呪文「チャージル・サイフォドン」を覚醒させた張本人となった(パートナーであるエルも下着を盗まれたりと被害を受けていたが、ティオのパートナーの恵は何故か被害に遭うことはなかった)。
エルとは修道院で下着泥棒をやらかし、彼女をはじめとするシスター達に取り押さえられて出会ったが、アニメ版ではエルの旅先で下着泥棒をやらかして女性達に追われていたところで偶然その場に居合わせたエルに助けを求める形になっている。
訪れたモチノキ町でエルとはぐれ、川で溺れていたところを清麿に助けられるが、魔物のパートナーだと分かった途端に顔面蒼白になり、清麿のズボンをずり下げた挙句川に蹴り落として逃走。清麿の逆鱗に触れ、たまたまエルと共に清麿の自宅に集っていたガッシュ達と鬼ごっこを始める。
執拗にスカートをめくられ、更に盗まれたパンツを見せびらかされブチ切れたティオと交戦。その最中も徹底してスカートをめくることに執着していたが、怒りの頂点に達したティオの新呪文「チャージル・サイフォドン」を目覚めさせてしまい、敗北する(「チャージル・サイフォドン」でモモンを撃破したティオもまるで全ての怒りや憎しみを吐き出したかのような清々しい顔をしていた)。
その時点では本は燃やされず、優れた探知能力を買われファウードの位置を特定、攻略のために赴くことになる。
ファウード内部の戦いではまだ恐怖を拭えずにいたがエルの喝により奮起する。
清麿がリオウ戦で昏睡状態になった時は誰よりも先に清麿の鼓動を感じ取り、その後のファウードのメインコントロールルーム内の戦闘でその鼓動がより強くなって清麿の復活が近づいていることを察知すると、戦いへの恐怖を完全に克服。探知能力と二つの新しい術でロデュウとジェデュンを追いつめるも、足を怪我したエルのピンチを救うためにチャンスを逃し、本を燃やされてしまった。
しかし直後に覚醒を遂げた清麿が登場し、モモンの頑張りは無駄にならず、エルと清麿から感謝の言葉をもらい、嬉し涙を流しながら魔界に送還された。
アニメ版では最後まで本を燃やされることなく出番を終えたが、キャンチョメとの間に友情が芽生え、自分が王になった暁にはキャンチョメを大臣にすると約束したが、何の大臣にするかは具体的に語らなかった(その時は隠し持っていたティオのパンツをキャンチョメに渡しており、エルとフォルゴレが想像した王になったモモンの王国のイメージはかなりいかがわしいもので、エルは目を背けていたが、モモンと並ぶスケベなフォルゴレは興奮していた)。
魔物の子としての実力。
恐らくは、攻撃呪文を持たない魔物の中では最強クラスの実力者。
もとより戦いから逃げる能力に特化していたせいか、直接的に攻撃する呪文は持っていない。
しかし、使いようによっては非常に強力な呪文を多数所持しており、それ故に仲間との連携で力を発揮したり、回避だけでなく防御にも使用できたりと、汎用性ということに関しては単純な戦闘呪文よりも強力な呪文も多い。
最大の長所はずば抜けた魔力感知能力であり、この能力自体はモモンの持つ特殊能力である為、心の力の消費なしで行使可能である。
そしてこの魔力感知能力だが、作中には魔力感知に長けた魔物が度々登場したが、その中では間違いなく最強。
根拠として、魔物の王を決める戦いの中で後半戦である残り40名のうちの一人に残り、かつ、その中でも終盤の局面であるファウード編に入るまで、魔物から逃げ続ける形で一切戦闘をせずに生き残っていたこと。加えて、対魔物限定だが、この魔力感知を戦闘に応用した場合、直後に相手がどう動くか、どんな術を出すかわかってしまう上に、術の細かい軌道まで完璧に把握し、わずかな挙動でどんな術でも回避することができたこと。
この魔力感知能力と、自身の素早さと後述の術を駆使し、相手の心の力を消耗させる、パートナーから直接本を奪う戦法を駆使するが、これにより一度はファウードの力を得て超強化されたジェデュンとロデュウを同時に相手して、敗北寸前まで追い詰めた。
最大の欠点は、モモンがスケベなせいでその実力をスカートめくりのために大いに活用することが多いこと。
使用する術
前述したように、基本的には回避・逃走の術しか使えない。
アムロン
腕をゴムのようにすばやく伸ばす。握力等は向上しないのか、本人が逃走やスカートめくりといった事のために使おうとしているからか、直接的なダメージはないが、本等を奪うことに使われると面倒。
アグラルク
水中に飛び込むように地面に潜る。
壁やバリアなどをかいくぐりつつ移動することや回避することには使える。
だが、地面や床下深くまでバリアで阻まれている場合は、流石に対処できない。
オラ・ノロジオ
両手から対象の動きを遅くするビームを放つ。
持続時間は8秒ぐらい。魔物の動きを鈍らせその隙に本を奪えるため非常に強力。
また落下している人や物にかけ、衝撃を緩和させることもできる。
ミンフェイ・ミミルグ
両耳を伸ばし、プロペラのように回転させて逃げる術。
空中での旋回能力はそれなりにあるが、移動速度は意外とぱっとしない。
ミミルオ・ファノン
両耳からリング状の音波のようなものを出す。
敵の術の進路を捻じ曲げ回避する。
フェイ・ミウルク
足場がなくとも空中を自由に飛び回ることができる。