「モモンは、今まで出会った人達や大自然を見て、何も思わなかったのですか?」
「その人達の笑顔を…」
「この素晴らしい世界を壊さないように旅を続けてるのです」
概要
ファウード編で登場した魔物・モモンの本の持ち主。
CVは三石琴乃氏。
公式からプロフィールが明かされていないため、年齢や国籍等は不明。
職業に関しては正真正銘のシスターであり、作中では本名ではなく「シスター」や「シスター・エル」と呼ばれることが多い。
ちなみに、アニメ版では単に「エル」と呼ばれることが多くなっている。おそらく宗教関連の表現規制によるものだと思われ、修道服のデザインも多少なり変更されている。
本編ではモモンと行動を共にしており、単独での描写はほぼ無いため、活躍については「モモン」の記事を参照。
人物像
容姿
まさしく「シスター」そのものな容姿をしており、髪の毛や全身をしっかりと覆い隠す純白の修道服(シスター服)が特徴的。
原作252話では頭巾が取れて髪が露わになるシーンがあり、その際に「おでこが見えるように分けたセミロングヘア」だと判明している。
性格
性格に関してもまさしく「シスター」の鑑であり、作中でも随一の清らかさと優しさを持つ人格者。
「オヨヨ」という口癖から何かと気弱な印象も強く、戦闘シーンでも怯えている描写も多いが、心の奥底には大切な人達の日々を守るために行動し続けられる確固たる信念を秘めている。
現に原作252話の回想では、モモンが「戦いをやめるように他の魔物と話そうとしても無駄だし襲ってくる」と言っても尚、「この素晴らしい世界を壊さないように旅を続けている」「あなたの住む魔界も平和な世界になるよう共に旅を続けている」と真っ直ぐに返していたことが明かされており、揺らぐことのない確かな善性がうかがえる。
モモンとの別れ際にも、世界を救う大きなチャンスを逃してでも自分を助けることを選んだモモンを責めようとせず、モモンが攻撃呪文を一つも覚えなかったことを悔やむどころか「あなたは最後まで人を傷付ける呪文を覚えませんでした。あなたは私の誇りです」という言葉までかけていることからも、「傷付け合うことによる解決」という発想自体を持たない慈愛に満ちた人物であると読み取れる。
サンビームとの関係
ファウード突入辺りからサンビームとの絡みが増えていき、共に戦いを乗り越えた現在ではサンビームと恋愛関係になっているような描写が見受けられる。
クリアとの決戦後に清麿に届いた写真でもサンビームと一緒に映っていたり、原作最終話でも共に魔界からの手紙を読んでいるため、同棲していると見て間違いないだろう。
原作201話で小腸のドリルから助けてもらった時に「優しくて頼もしい方…」とエルが感じているシーンがあり、これが伏線だったのだと思われる。
また、原作122話でサンビームがナゾナゾ博士から「僧侶のような力を持っている」と例えられていたことも、ある種の前振りだったのだろうか?
アニメ版では恋愛面の描写が追加されており、アニメ129話ではエルを助けるシーンでサンビームも「まるで天使のような女性だ」と顔を赤らめ、二人の周囲にハートマークが浮かび上がるような演出が追加されている。
アニオリ描写
他、ファウード編のアニオリ展開では、キャンチョメ&フォルゴレと共にキースと対峙するエピソードが描かれている。
その際、キースが交響曲9番「喜びの歌」を原作と同じように(色々とアレな具合に)歌い上げた際、「歌詞が適当」と指摘した上でなんとドイツ語の歌詞で対抗するというシーンがある。
当然ながらキースが圧倒されるだけでなく、サンビームは顔を赤らめながらエルの美声の虜になるという恋愛方面の追加描写にもなっている。
関連タグ
モモン……彼のス〇ベな言動に振り回されつつも苦楽を共にし、ファウード編では息を合わせて戦い抜く。
カフカ・サンビーム……互いに好意を抱いていることがアニメ版で描写され、原作版では明確に相思相愛になっていると思われる。