堀川雷鼓

ほりかわらいこ

東方Project第14弾『東方輝針城』のExステージボス。

「さあ外の世界の使役者（ドラマー）よ！　幻想郷に始原のビートを響かせよ！」

「コンサートの時だけは暴れさせて下さいね　外の世界の魔力（ドラマー）がこう囁くんです　太鼓を叩くに頭脳は要らぬ　猿人時代の魂を呼び覚ませ！と」

概要

『東方輝針城』Exステージに登場。

元々は和太鼓の付喪神。

ある日、強い魔力を感じると同時に凶暴な感情も芽生え始める。しかし、聡明である彼女はこれは鬼の魔力（打ち出の小槌）の影響であるとすぐに見抜くことが出来た。

このままでは魔力に自我を乗っ取られてしまう。

そう感じた雷鼓は、大博打ではあったが依代である和太鼓と魔力の源である太鼓奏者を切り捨て、新たな依代として外の世界のドラムと奏者を手に入れたのだった。

これにより個と言うものを手に入れ、道具に戻る心配はなくなった。

雷鼓はこの方法を他の付喪神（４面・EX中ボス九十九弁々＆九十九八橋）に教えて回ることにした。

道具の楽園を築くために。

道具に結界は関係なく自然に行き来できる（外の世界の道具が流れ着いてくるのもこのため）が付喪神になった今はそうもいかなくなった。

付喪神は暴れるためにいる訳ではないが、怨みのある使用者に対しては暴れる事もあり魔力も変わる。

太鼓であるためか以前は人に叩かれることに喜びを感じ生きてきたが、叩かれ踏まれるだけの生活には戻りたくないと言っている。

「人間に危害を与えないと約束すればここで退治するのは止めてやる」という魔理沙の意見に

「ほんと？するする約束しますー」と返すあたり軽い性格のようだ。

『弾幕アマノジャク』では、道具を乱暴に扱う鬼人正邪を捕えるために追手のひとりとして立ちはだかった。

音楽関係でプリズムリバー三姉妹にはずっと目を付けていたらしく、一緒に活動しようと交渉し続けていた。

その甲斐あって見事にメンバーとして認められ『ホリズムリバー楽団』（予定）を結成した。

新入りだが生粋のリーダーシップから四人で活動するときは雷鼓がリーダーを務めている。

自分たちの名を広めるために解散会見で報道機関に注目させてから結成ライブを行うなど聡明な部分も見られた。

あくまで背景であり本人たちの台詞はないのだが、多くのストーリーで彼女たちのライブ会場が最終ステージであるため、存在感は大きい。

髪は赤いショートヘアー（後ろで結っているイラストもある）で、黒い生地の上に赤いチェックが入った上着の上に白いジャケットを羽織り、ピンクのネクタイを付け、白いラップスカートを穿いている。

立ち絵では左手に２本のドラムスティックを持ちバスドラムに乗っている。

本体の和太鼓を捨て、外のドラムを手に入れたという設定通り、ロックバンドのドラマーのような現代的な格好をしている。

また、靴が特殊な形をしており、踵の部分にバスドラムのビーターが付いている。

神主曰く「靴の構造上、足をじたばたさせてバスドラムを叩くんでしょうね」とのこと。

憑依華では実際に足で叩く姿が見られる。

その他、雷鼓の周りにある雷神の太鼓のような六角形の物体はシンセドラムであり、太鼓の九十九神であることを強調している。

ちなみに六角形のパッドはC-C-Bの笠浩二が使用していたことで知られるSIMMONS社のシンセドラムに特有のものだが、既に生産停止となっている。

余談だが、ZUN絵の時点で珍しく胸が大きめに描かれている。

V字型に並んだ弾を多用するのが特徴。

スペルカードでは太鼓の付喪神らしく和太鼓型の使い魔を用いる。一部のスペルカードでは雷を彷彿とさせる電撃のようなレーザーを使用することも。

また、『何でもリズムに乗らせる程度の能力』からか、「ブルーレディショー」及び「プリスティンビート」の弾幕の射出リズムがテーマソングである『始原のビート』のBPMとほぼ一致しており、タイミングによっては弾の発射音とBGMが同期する。