篠田はじめ
しのだはじめ
「あああ!ダメだ!後輩って初めてなんだよ!それに初対面だし!」
概要
ゲーム制作会社「イーグルジャンプ」に勤務するモーションデザイナー。キャラ班の飯島ゆんとは同期。
会社へは自転車で通勤している。
モーション班に空席がなかったため、主人公の涼風青葉・ゆん・滝本ひふみらが所属するキャラ班に自分の席を設けている。(これにより、副次的効果としてモーション班とキャラ班との意思疎通度が高くなっている)
机には沢山のフィギュアやおもちゃの剣など飾っていて賑やかだが、これらのグッズは製作用資料も兼ねており、曰く「八神さんもよく持っていく」とのこと。また青葉の社員証用の写真を撮った際にはコウの指示で電飾入りの剣が照明代わりに動員された。
容姿
ショートヘアでボーイッシュ。学生時代は髪を伸ばして団子にしていたが、就職するのを機に自らの手でバッサリ切った。(その後も節約のため自分で切っている) 学生時代は友人に合わせてオシャレにも気を使っていたが、現在は公私共にラフな格好を好む。
また、ひふみや望月紅葉の方が目立ちがちだが、服の上から分かるほど二人に引けを取らない巨乳の持ち主でアニメ版の資料によると登場人物一番の巨乳で紅葉とも僅かな差で勝っているらしい。原作もそうなのかは不明。
性格
モーション班に所属しているためか、(主にモデルのポージングの確認のために)おもちゃの剣を振り回したりスポーツが得意など活発な面が見られる。一方で健康診断の際には下着のメーカーなどの話題に絡みづらいことに気まずさを感じたり、薄手の検査着で身体のラインが出ることを恥ずかしがったりとちゃんと「女の子」してる場面も少なくない。
筋金入りのオタクで、劇中アニメの「ムーンレンジャー」を筆頭に様々な作品に造詣が深い。同じ趣味を持つ桜ねねとも仲が良く、2人で協力してゲームの店舗特典の収集を行ったことも。しかしこれらの趣味が原因で、正月に帰省できない・スーパー銭湯の深夜料金程度でダメージを受けるなどやや金欠気味な描写が目立つ。
ちょくちょくゆんとプライベートでも会っており、ゆんの家に招待されたり、一緒にアニメや特撮のイベントに出掛けたりもする。その縁でゆんの年の離れた弟妹からも懐かれている。ゆん曰く「子供が3人おる」。
また街中で発売日当日にも関わらず『フェアリーズストーリー3(FS3)』のネタバレ発言をする・社内面談の場でいきなり企画書を提出する・『PECO』の発売日には青葉に(彼女がキャラデザ担当とその場でバレる可能性がありながら)サインをねだる・コウと離ればなれになった直後の遠山りんに恋愛映画を薦めるなど、後先を考えない言動も目立ち、上述の金欠癖と併せて一端の社会人と呼ぶにはまだまだである。
作中では
初めての後輩(FS3編)
前述のようにおもちゃの剣を振り回しているところを初出社した青葉に目撃され、困惑させる。
しかしゆんも交えて積極的に青葉にアプローチをかけていき、小休止中にゆんが開いたティータイムで早くも交流を深めていく。(アニメではゆんと共に青葉を昼食に誘うシーンも)
企画への意欲(PECO編)
ディレクターで企画の責任者でもある葉月しずくへ何度にも渡って企画書を持ち込む。そのたびに却下され続けるが、新作(後の『PECO』)制作に関してアイデアを一部取り入れてもらう。
これを機に、モーションデザイナーを続けながらも企画の手伝いもするようになる。
ディレクターデビュー(DDB編)
『PECO』の開発終了後、自分が考えたドッジボールゲーム(後の『デストラクションドッジボール(DDB)』)の企画案を、青葉達と一緒に無断で会社の設備を使用してゲーム化しようと目論む。りんにバレて怒られながらも事後承諾を得、サンプルゲームを完成させる。そして出資会社のプロデューサーである大和・クリスティーナ・和子へのプレゼンテーションに臨む。
(オマケページでは、いつものラフな格好でプレゼンに臨もうとしてゆんにダメ出しされる。また、りんからプレゼンの仕方をレクチャーされる)
当初は難色を示されるものの、りんの助け舟もあってなんとか認めてもらい、自社製品のディレクターとして実績のあるしずくをスーパーバイザーに据える条件付きでディレクターとなる。
なお単行本第1巻で「はじめがキャラリーダーであるコウより偉くなったら当時のメインキャラクター全員が辞める」というネタがあったが、当然実際はそうならなかった。
ディレクターに任命されてからはキャラクターデザインのコンペを開催。青葉・紅葉・ゆんの三つ巴となるが、最終的には紅葉のキャラデザを選択する。また、落選したものの一回目のコンペのイラストをはじめの要望通りに修正し二回目のコンペで披露したゆんをアートディレクターに抜擢する。
好きで企画した故にあるこだわりの強さと慣れない指揮に苦労。度々の仕様変更でゆんや紅葉、企画班のメンバーの反感を買ってしまう。さらにはそれらの仕様変更が遠因で外注会社から低クオリティーのNPCが送られてくるというトラブルが発生。炎上に喘ぎながらも、仲間に支えられなんとか発売までこぎつけ人気を博した。
近い時期に発売されたライバルゲームに売り上げが遠く及ばなかったのに落胆するが、クリスティーナからも「利益率では負けていません」「私は篠田さんのゲームをまた見たいと思っています」と励ましの言葉を贈られ自信を付ける。
過去の反省(FS4編)
完全に企画班へ移籍する。大規模な席替え後はしずくと同じブースで共にゲームのシナリオやキャラクターについてアイデアを出し練っていく。
ゆんが『DDB』での失敗を繰り返すことを懸念した際は、時間を無駄にするような仕様変更は絶対にしないと誓い、改めてゆんの理解を得る。また、青葉によってはじめがモデルのキャラクターも生み出され感激する。
続編を鋭意制作(最終回)
『FS4』発売から数年後の春。容姿や服のセンスには全く変化が見られない。
明言はされていないが、描写的に新たなチームを率いて『デストラクションドッジボールZ(DDBZ)』を制作しているとみられる。相変わらずゆんからは小言を言われ続けている日常な様子。
イーグルジャンプの社屋が自宅から遠くに移転し自転車のみの通勤が困難になるに当たり、引っ越すことを検討している。