概要
最新作『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』で、要望に応えてプレイアブルキャラとして遂に参戦。
サムスの宿敵であり「サムス・アランが銀河の守り手、宇宙最強の戦士になった最大の要因」というシリーズきっての重要なポジションから人気があり、ファイターとしての参戦を望む声は多く寄せられていた。スマッシュブラザーズシリーズのディレクターである桜井政博氏も要望の多さは認識していたが、「原作のイメージを尊重するとサイズや飛行能力がゲームバランスが崩す」という事が懸念されていた為、長らく参戦は控えられていたという。
近年の作品と比べると比較的小さくなったとはいえ、その迫力は全く衰えずデザインも本作に合わせて洗練されている。またカラーチェンジで、メタリドリーに変更することができる。
普段は前傾姿勢だがアピールではすくっと立ちあがり尋常じゃない長身ぶりを見せてくれる。
言わずもがな、素の身長は全スマブラファイター中で最大。
「見た目が怖い」「リドリーはボスの方が輝く」等参戦前に散見された意見も何のその、いざ出てみればクールでパワフルなクリーチャー系ユニットとしてゲームに華を添えている。
更に言えばそのインパクトや並みならぬ風格から体験会での使用率は男女問わず高く、発売前から大いに注目されていた。
違和感を覚える者がいないとは言い切れないが、リドリーのリサイズは何らおかしなことではない。スマッシュブラザーズに登場するファイターはフィギュアという設定であり、原作とは大きさが異なるファイターも存在する。結局は各々の固定化された価値観からくる主観による不満というのは間違いない(亜空の使者で破格の大きさを見せつけている以上、スマブラプレイヤーでも違和感が湧くのも仕方ないと言える)。
とはいえ原作においても意外と大きさは安定していない。特に初代メトロイドに至ってはサムスとそこまで大差ない大きさだった。
制作のコンセプトは「純粋な悪役」。クッパやデデデなどどことなくコミカルな一面を持つ悪役に対し、リドリーは“純然と悪、怖いヤツ”という感じで作られており、外見や必殺ワザの特徴も全体的にシリアスなイメージを持っている。
参戦PVでも残虐性や明確な悪意からくる狡猾さ等を一切の惜しげもなく大披露。
待機モーション一つ取っても首を鳴らしているような素振りなど今までのクッパやガノンドロフといった悪役でありつつも愛嬌や共感の余地があったスマッシュブラザーズにおける任天堂ヴィランズとは異なり、知性があるからこそ相互理解等到底出来そうもない絶対悪としての風格と、徹頭徹尾モンスターといった恐ろしくもスタイリッシュなデザインで人々を湧かせた。
その反面プリンの歌を聞いて爆睡したり、バットやハンマーを振り回したり、画面手前に思いっきりぶつかった後ずり落ちてったり、はたまたカレーを食べて火を吐いたり(元々リドリーは強力なプラズマブレスとして炎や熱線を吐ける)蜂や鶏にどつかれたり……など、
原作や亜空の使者をプレイしたユーザーにとってはシュールな光景が楽しめるのもやはりスマブラならでは。
特徴
ボタン | ワザ一覧 |
---|---|
B | リドリーブレス |
→B | グラビングスクラッチ |
↑B | リドリーチャージ |
↓B | デススタッブ |
切りふだ | デストロイビーム |
参戦映像 | 狩猟の魔爪 |
リングネームは【残虐のカリスマ】
重量級でありながらもダッシュは素早く、弱攻撃・下強攻撃と言った小ワザも比較的ダメージが高め。通常必殺ワザ「リドリーブレス」によるブレスも、威力は高く復帰中の相手には嫌な追撃になる。
下投げからの下必殺は有名な読み合いネタで、そこから横スマまで決まれば大概の相手を1セットでK,O出来てしまう。
それだけならバランスブレイカーだが、実際は隙が大きい技とそうでない技、また全体的にリーチはばらつきが大きく慣れが必要。反撃や復帰阻止に弱いため防御面は劣っている。リドリーブレスも溜め中に頭部に当たってしまうと自爆で大ダメージを喰らうので多用は禁物。
オンライン対戦では比較的使用率が高く、初心者には難しいが中級者以上に人気がある傾向が強く、腕の良いプレイヤー程、強力になる傾向がある。
特にグラビングスクラッチは移動掴みの必殺ワザであるだけに、崖際の戦闘の際には道連れして撃墜する事も可能となっている。
弱点としては復帰方法に難がある事、復帰阻止や飛び道具に弱い問題を抱えている。
特にリンクやベレト/ベレス、ネス、デデデ、勇者、そしてサムス等、強力な飛び道具を多用できるファイターの攻撃をかわしにくい上、カウンター技などがないので遠くからダメージを与えられてあっさり撃墜されてしまう。
特にベレト/ベレスや勇者の強力な必殺技が多いのでガードクラッシュが起こりやすい。
又、ジョーカーやルキナなどの復帰阻止が得意なファイターにはリドリーの必殺技の判定の遅さから復帰阻止を食らいやすいなどの問題も多く存在する。
逆に接近戦しか持たず、復帰阻止が苦手なファイターだと善戦しやすい。
リドリーが相手の場合は飛び道具や復帰阻止をうまく活用することで勝利が見えてくる。
メトロイドシリーズの悪役では、リドリーの他にダークサムスの参戦も決まっている。
また、リドリーとダークサムスが勝利した時のファンファーレはメトロイド枠の他二者のものとは異なり、不穏なオーラを醸し出すアレンジが加えられている。
勝ちあがり乱闘「銀河の脅威!スペースパイレーツ」は宇宙に関する作品又は行ったことがあるファイターが登場。このルートには悪役がいない。リドリーがスペースパイレーツの最高指揮官であることからいろんな惑星を侵略するシチュエーションになっている。
最後の切りふだは、相手をサムスのスターシップまでふっとばし「デストロイビーム」でスターシップごと爆散させる。この時、蓄積ダメージが100%以上なら即バースト。しかも技終了後、背景には墜落するスターシップが見える。
ちなみに最後の切りふだの中では(バフ無しで)全ファイター中最も高い威力の切りふだである(これよりも更に火力が出るのが「斬」使用時のシュルク、「ためる・バイキルト」使用時の勇者、波導強化時のルカリオの3体となる)。
関連項目
スマブラ 大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL スマブラヴィランズ