概要
主に複数の戦闘機械やロボットなど独立した機能を有する存在が複数集まり、組み合わさってさらに強い状態になるために合体するというのが一般的に認知されやすい。
機械以外にも、ファンタジー方面や特撮などでは生物同士が合体し、より強力な個体へと変化するパターンもある。
機械的な合体について
メリット
変形に似通ったメリットを有し、合体することによってより大型化でき、それが大規模な作業などに適している。つまり予め大型の作業機を用意しなくても、現場において小型の機械を組み合わせて大型機械を用意できるのは運搬や格納の面において優秀である。
また小型機は大型機に比べて生産性が高い場合が多いため、同型の小型機を複数用意できれば、合体後の部位に支障が出た場合、それを迅速に交換して機能を回復できるなど、マルチプルな運用が可能なのである。
デメリット
やはり最大の問題点がその合体後の全体としての脆弱性と、合体機構の複雑さだ。
変形と違って元々バラバラのものを一つに組み上げるため、全体の重心調整や関節部の保持など、連結部の脆さは可変機構よりも重篤になりやすい。
また元がバラバラであるため、基礎となる骨格部分を用意するのが難しく、それゆえに大型化した本体を支えるだけの出力や、各パーツを繋げる配線システムなどの問題、各機械を統一制御出来るメインシステムの構築など、そのでたらめな複雑性はめまいを起こすほどである。
隠語として
またその一方で、映画『釣りバカ日誌』シリーズでハマちゃん夫妻の夫婦の夜の営みをぼかす表現として『合体』のテロップが使用されて以降、性的な意味合いも持つようになった。暗転して『合体』もしくは『合体!』の文字が有名だが、実は原作からしてこれである。
なお『新明解国語辞典』(第5版)では、「性交のえんきょく表現」と書いてある。