概要
初代『仮面ライダー』後期から『仮面ライダーV3』にかけて登場。会長は両作品ともに立花藤兵衛(後者では隊長も兼任)で、隊長は滝和也(前者のみ)が務める。また、ライダーガールズも本部で通信などの仕事を受け持っている。
激しくなるショッカーの襲撃に対抗し、仮面ライダーの戦いをサポートするため、立花藤兵衛、本郷猛、滝和也の元で組織された少年達による正義の組織。隊員の少年達は仮面ライダーの帽子を被り、本部との通信機能を持った共通バッジと伝書バトを持つ。常に町中を自転車でパトロールし、怪人を発見したら本部に報告するのが彼らの任務である。
V3の頃には全国規模に拡大し、物語冒頭で子供が不思議な事件、怪人を目撃→子供は少年ライダー隊隊員で本部に報告→デストロンの作戦がV3に発覚といった流れが定番で「子供を見たら少年ライダー隊員と思え」といっても過言ではないほどに隊員が増加した。
本部基地はV3の第2話でハサミジャガーによって地中に埋没・破壊されてしまい、続く第3話にて立花が新しく開店したスポーツ用品店『セントラルスポーツ』の地下に再建された。
劇場版『オーズ・電王・オールライダー レッツゴー仮面ライダー』にも少年仮面ライダー隊が数十年ぶりに登場し、より強力な存在になったショッカーを倒すため、オーズという正義のライダーを知った少年達がライダー隊の制服を纏って仮面ライダー達をサポートした。
少年仮面ライダー隊がサポートした仮面ライダー
支援組織の系譜
少年仮面ライダー隊が存在していたのは『仮面ライダーV3』まで、即ちデストロンが壊滅するまでである。立花藤兵衛はその後も悪の組織と新たな仮面ライダーとの戦いに身を投じていくが、同組織を再結成する事は無かった。
また、『仮面ライダースーパー1』にはジンドグマ編からジュニア少年ライダー隊が登場するが、少年仮面ライダー隊との直接的な関係は無い。此方の隊長は草波ハルミ。
厳密には少年仮面ライダー隊とは言い難いが、『仮面ライダーBLACK』にはゴルゴムによって育成された子供達が反旗を翻し、仮面ライダーの味方となった少年戦士達が登場。彼らは従来の少年仮面ライダー隊とは違い、格闘術や光線銃による直接攻撃でゴルゴムの怪人と戦い、仮面ライダーBLACKをサポートした。ちなみに彼らは10歳の時に成長停止剤を投与されたため、年齢と精神は成人男性そのものでありながら外見は子供のままとなっている。
余談
セントラルスポーツのロケ地となったのは川崎市多摩区三田。かつては現地に同名の店舗があり、放映当時は聖地になっていたらしい。
悪の組織との戦いに年端も行かない子供達を借り出すことをメディアファクトリーから発刊された『空想法律読本』でネタにされた事がある。