データ
- 身長:60cm~130cm
- 体重:9kg
- 別名:スーパーハイテクロボット
- 出身地:おもちゃ病院
- CV:桜井浩子
概要
ウルトラマンコスモスの主人公、春野ムサシが少年時代にゴミ捨て場で拾った玩具のロボット。「ゴン」という愛称を持つ。
水無月工業技術研究所(MITI)の創設者で、普段はおもちゃ病院の院長をしている木本研作博士が、人工知能を搭載するロボットに生まれ変わらせ、ムサシの親友となった。
普段は人形ほどのサイズだが、足を延ばすことによって小学生ぐらいの身長になることもできる。
自力で空中を浮遊し、1420Mhz(ウルトラ信号)を感知する。簡単な会話も可能。
腹にパソコンが内蔵されており、シャークスのミサイル制御車をハッキングした。目からはショック光線を発射する事も出来、マリに憑依していたチャイルドバルタンを分離させた。
バルタン星人事件から数年がたち、ムサシがSRCに入隊した後は彼の幼馴染みであるショージの弟のユウキに引き取られたが、今でも変わらぬ親友関係である。TV本編には第30話から本格登場する。
カオスクレバーゴン
- 身長:48m
- 体重:7万2千t
- 出身地:SRC医療施設郊外
第31話「ゴンを救え」に登場。
カオスヘッダーの襲撃からムサシを庇ったクレバーゴンがカオス化し巨大化した姿。
クレバーゴンとしての人格は無くなっているが、ムサシの声を聴いて動きを止め彼の処置を待つこととなった。
急激に巨大化した体を維持するためにエネルギーを得る必要があり元ネタになった怪獣同様腹部のシャッターから自動車を飲み込んでいく(「決定版ウルトラマンコスモス図解超百科」(講談社刊)によれば、自動車から燃料や電気を吸収してエネルギーに変換していると解説されている)。
頭部からは怪光線を発射し、右手のハサミで相手を締め付ける。人工知能の非常に小さなバイオチップにカオスヘッダーが憑依している為、そのチップだけを摘出、あるいは破壊しなければクレバーゴンは死に至るか凶暴化する恐れがある。もちろん、他の部分にもダメージを与えてしまうと、クレバーゴンは助からない。
最期はエクリプスモードのコズミューム光線をバイオチップに狙い撃ちされて壊され、クレバーゴンに戻った。
クレバーゴン・ジャイアント
- 身長:48m
- 体重:7万2千t
- 出身地:鈴鳴湖湖畔
第44話「ギギVSゴン」に登場。
ギギ・プログレスに苦しむコスモスを助けるため、穏健派ギギであるギギ・ドクターが「『逆もまた真なり』と言ってね、原子価の重力を操れば縮小も巨大化も可能なのだ」と自らの発明品である縮小光線銃のメモリを最大にまで増やし、クレバーゴンを巨大化させた姿。
設定によれば、目からは異星人の正体を看破する光線を発射でき、左腕が工具になっているとされる。
突然の登場にプログレスの士気を崩し、コスモスの勝利に貢献した。
最終的にはコスモカウサーで元の大きさに戻った。
余談
言うまでもないが、モチーフは『ウルトラセブン』のクレージーゴン。カオスクレバーゴン回はクレージーゴン登場回「勇気ある戦い」のオマージュでもある。また、声優が『ウルトラマン』でフジ・アキコ隊員を演じた桜井浩子氏であるため、巨大フジ隊員回のオマージュでもある。
クレバーゴン・ジャイアントの着ぐるみはカオスクレバーゴンの改造。
ちなみに名前の由来はclever(英:賢い、利口な)。宇宙ステーションの制御を失い、狂ったように暴れる元ネタのクレージーゴンとは真逆のネーミングといえよう。
カオスクレバーゴン時にもその賢さが顕著に表れており、クレージーゴンが高速道路の車を1台ずつちまちまと摘んで回収していたのに対し、カオスクレバーゴンは屋上駐車場の車を一気に腹部へかきこむように回収してから、残った車を摘んで回収していくという効率的な方法を取っている。
クレバーゴン・ジャイアントの効果音はアニメ『星のカービィ』の一部のロボット型の魔獣の効果音にも流用された。