曖昧さ回避
- 暗黒怪獣 ダークロン(ミラーマン)本記事で解説。
- マグマ獣ダークロン(超電磁ロボコン・バトラーV)
概要
特撮『ミラーマン』に登場する、インベーダーの変身した怪獣。デザインしたのは『帰ってきたウルトラマン』レオゴン登場回および『ゴジラVSビオランテ』の原案を担当した小林晋一郎ということで、マニアの間では知名度が高い。
第3話「消えた超特急」初代ダークロン
宇宙空間用ミサイル開発者前田教授を乗っていた新幹線ひかり号ごと誘拐し、ミラーマンとの引き換えを要求したインベーダーが宇宙船からの光線を受けて変身した怪獣。
目からは青白い光線を出す。異次元の中の戦いでは分身能力などを駆使してミラーマンを幻惑した。
ミラーマンを異次元に閉じ込め、その隙に街で暴れ回ったが、脱出したミラーマンのミラーシュートを背中に受け緑色の炎に包まれ死亡した。ミラーシュートを顔面に受けても直ぐに死ななかった他、ミラーナイフを初めて防御した中々にタフな怪獣である。尚、ダークロンを倒した後新幹線と乗客は帰ってきたものの前田教授が帰還する事は無かった。
元は『帰ってきたウルトラマン』のガロア星人というキャラクターとして設定されていた怪獣。
人間型の身体をベースに突起物を付加してゆくという、キングジョーのデザイン方法を踏襲している。
第20話「深海の用心棒」ダークロン二代目
怪獣スフェノドンを用心棒に仕立て上げていたインベーダーが変身する。
砂煙のせいか体色が少しオレンジがかって見える。新たに腕の棘部分をロケットのように飛ばし武器とすることができる。
ミラーマンがシルバークロスでスフェノドンを倒し消耗していた所を狙い、円盤からの光線を浴びて変身したが、そんな姑息な手段を使った割に弱く、消耗しているはずのミラーマンに全力でしばき倒され、わずか二分足らずで、投げ返された棘が刺さって、やられてしまう。
レッドマン
Battle-001に登場。つまりレッドマンが最初に戦った怪獣である。格闘戦の末にレッドアロー爆撃で倒された。通り魔被害第一号というわけである。
また、チャンネルNECO放送版のマグマ星人による怪獣紹介のコーナーでは開口一番、前述の出自を指して「出たァ!ガロア星人だァ」と言われていた。
アメコミ版ではダークゴーネとアイアロンによって暗黒軍曹ギガクロンに再生・強化され、3体がかりでレッドマンを破る。
その後もダークゴーネとアイアロンに従っていたが、怪獣達を改造しようした所を''正義の怪獣''ベムドラに襲撃され、更に復活したレッドマンとの乱戦に突入しレッドマンを異次元に閉じ込めようとした隙をベムドラに突かれた末にレッドサンダーで倒された。
THEウルトラ伝説
「不滅!ヒーローミュージックコレクション」では、ミラーマン及びレッドマンの主題歌に被せてそれぞれのダークロンの映像が長時間使われており(特に後者はダークロン戦オンリー)、謎の優遇を受けている。
ウルトラマン超闘士激伝
モブとして登場。
鏡の黙示録
1994年に発売されたスーパークエスト文庫から発売された小説「ミラーマン鏡の黙示録」ではインベーダーの生き残りであるレギオンに憑依された天乃喬生によってミラーマンの記憶から「最強の敵」として生み出したダークロンⅡが登場。
身長が60mと巨大になっているが、体重が軽くなり俊敏性も増している。
ミラーマンREFLEX
別名 | 棘邪仙 |
---|---|
身長 | 1.99m |
体重 | 100kg |
この作品での名称は「窮奇(ダークロン2006)」。
FOCUS2に登場。本家とは異なり、鏡にある異界「幽世」に住む邪仙という設定。
影山鑑の同僚であった元傭兵山下(演:松山鷹志)の体に邪仙を降ろす事で人鬼となった存在で、全身が漆黒に包まれており、ドリルのような棘を生やしている。武器は稲妻のような二本の剣。しかしながら、素体となった山下自体が己が快楽の為に影山を殺した程の外道であった為、邪仙に精神を乗っ取られている様子は全くなく、ミラーマンを追い詰めるほどに戦闘力も高い。
当初は古代剣を弾き飛ばして戦闘を優位に進めていたが、ミラーマンが天井にある古代剣をミラーナイフで撃ち落とした事で古代剣が体に突き刺さり、トドメにミラーナイフで体を切り裂かれて死亡した。
名前は中国の伝承に登場する魔獣「窮奇」から。
余談
「キラッとプリ☆チャン」第147話ではパロディとしてダークロンを元ネタとしたメガネロンが登場している(同話にはキティファイヤーをモデルとしたファイヤーユヅラも登場)。
予告編ではオリジナルと同じ黄色だったが、さすがにまずいと判断されたのか本放送では紫色になっていた。ちなみにファイヤーユヅラはアステカイザーみたいな色になっていた。