概要
『スクライド』のもう一人の主人公である劉鳳と劉鳳側のヒロインの一人であるシェリス・アジャーニのカップリング。
劉鳳とシェリスは、共にキャラクター人気が高い(と思われる)が、Pixivに投稿されている作品の中で、「劉シェリ」タグが付いているものは少ない。「アニメ本編があまりにも完成度が高い」、「二人の関係性を思い出すだけで辛くなってしまう」、等の考えで創作しづらいという可能性があるが、筆者が思っているより「劉シェリ」人気が低い可能性もある。
ちなみに劉鳳の声を演じた緑川光氏は、シェリスが好きだという。
23話の劉鳳が泣くシーンは、シェリスの声を演じた倉田雅世氏の一世一代の演技が台無しにならないようにしたという話がある。ちなみに緑川氏は(真偽のほどは不明だが)本気で泣いていたという話があり、今もこの時の劉鳳の泣きの演技が凄かったと語る人が多い。
アニメ版
本編開始時点で、劉鳳は17歳、シェリスは15歳である。
二人の出会いは本編開始の3年前、囚われの身にあり、仲間が殺害され、自身も命を落とされかけた所に劉鳳が助けに入ったことだった。これ以来、シェリスはホーリー部隊に入り、彼と共に行動するようになる。また、劉鳳のことが好きになったのも、この一件が少なからず影響していると思われる。
劉鳳の方は、シェリスの他に、彼と7年前に半年間の交流があった友人で、もう一人の劉鳳側のヒロイン・桐生水守からも想いを寄せられているが、劉鳳は任務と、母と飼い犬・絶影の仇の捜索、本編でライバルとなったシェルブリットのカズマのことで頭がいっぱいであり、二人の想いには本編後半や終盤で気づいた。
劉鳳とシェリスの二人を語る上で欠かせないのは、やはりアニメ23話にて、命を落としかけていた劉鳳を、シェリスが自身のアルター・エターナル・デボーテで、自らを犠牲にして劉鳳を救ったことだろう。
シェリスが命を落としかけている劉鳳に、「劉鳳…あたしは…あなたを愛しています」と思いながらキスをするシーン、シェリスが自身のために命を落としたことに、泣くのを我慢していた劉鳳に対してカズマが言った台詞「おい、何を我慢している!お前は今、泣いていい!!」、そのカズマの言葉により、母と飼い犬の絶影を喪った時以来に泣いた劉鳳等、名シーンが多く、劉鳳のみならず、多くの視聴者の涙を誘った。
漫画版スクライド
漫画版では、劉鳳側のヒロインが、完全にシェリスである(水守は劉鳳の元恋人)。アニメ版では死にかけている劉鳳に、シェリスの方からキスしていたが、漫画版では、敵に操られ、劉鳳と戦わされることになったものの、本心では抗っていたシェリスに、劉鳳の方からキスをした。
シェリスはアニメ版では死亡してしまった君島邦彦や寺田あやせと同様に最後まで生きており、最終的に劉鳳の恋人となった。本当におめでとう。