概要
1999年公開のディズニー映画。原作は、エドガー・ライス・バローズの小説『ターザン・シリーズ』。
ジャングルで自分が人間と知らずに育った野生児ターザンと、人間の少女ジェーンのロマンスと冒険を描く。続編のOVA2作とテレビシリーズも作られた。
イギリスのミュージシャンのフィル・コリンズが作曲した主題歌「ストレンジャーズ・ライク・ミー」は、第72回アカデミー賞歌曲賞を受賞。
V6の坂本昌行が「Marsa Sakamoto」名義で歌った日本語版主題歌はフィル・コリンズに認められ、世界中の吹き替え版主題歌の歌手のコンテストで最優秀賞に輝きディズニーに表彰された。
『リトルマーメイド』から始まった第一期ディズニールネッサンスは本作をもって終了する。
ストーリー
英国貴族の息子として生まれながら、嵐によってアフリカのジャングルに漂着したひとりの赤ん坊。その赤ん坊を助けた雌ゴリラ、カーラはその子をターザンと名づけ、大切に育てる。ターザンがゴリラと人間という容姿や能力の違いから、仲間から孤立し傷ついていてもカーラは励まし続けた。ターザンはお調子者のゴリラのタークや、心配性の象のタントーと仲良くなり、ジャングルで生き残る術を身につけながら成長していく。
ターザンが青年になった頃、ジャングルに冒険家ポーター教授とその娘ジェーン、猟師のクレイトンがやってきた。自分とそっくりな姿かたちのジェーンに興味を持ったターザンは、彼女に人間の言葉を教わる。ジェーンたちが英国に帰る日、ターザンもついて行くことを決意するが…。
登場キャラクター
ターザン CV:金城武
生まれて間もなく豹のサボーに両親を殺され、ゴリラのカーラに育てられた。カーチャックに認められず寂しい想いをしながらも、カーラの愛情を受け、たくましい青年に成長する。
自分が周りとは違う生き物と感じており、ジェーンとの出会いで自分が人間だと知る。
ジェーン・ポーター CV:すずきまゆみ
父ポーター教授と共にイギリスからジャングルへゴリラの研究に旅してきた。動物好きで明るく人懐っこい少女。絵を描くのが得意。
イギリスのジャングルでサルの群れに襲われ、危ないところをターザンに救われる。
カーラ CV:藤田淑子
ターザンを育てたメスゴリラ。ターザンの良き理解者であり、育ての母。
カーチャックとの間に生まれた子供をサボーに殺され、子供を失った傷心の中、赤ん坊の泣き声を聞きつけて見つけたツリーハウスで生まれて間もないターザンと出会い、身を挺してサボーから守り抜き、子供を失った悲しみを乗り越えていく。
ポーター教授 CV:大木民夫
陽気で茶目っ気たっぷりの探検家でジェーンの父親。その人柄からか動物達にも自然に馴染める。娘想いの好々爺。本名はアルキメデス・ポーター。
ポーター教授の旅に同行してきたハンター。教授のボディガードで、憎めないところがあるが不可解な行動が多い。生粋のハンティングマニアで、動物や自然に対する情は一切持ち合わせておらず、むやみやたらと発砲するため、ターザンは初め銃声のことを「クレイトン」だと思っていた。
カーチャック CV:内海賢二
ジャングルのゴリラの群れのリーダーで、カーラの夫。カーラとの子供をサボーに殺された過去がある。人間のターザンを息子となかなか認めずに辛く当たる。
ターク CV:土居裕子
ターザンの親友のメスゴリラ。幼い頃は人間のターザンをからかい、仲間外れにしていたが仲間想いでまっすぐなターザンの行動に考えを改める。若いゴリラ達のリーダー的な存在。
タントー CV:玄田哲章
ターザンの親友の象。体は大きいが臆病者で、「ピラニアに襲われるから」という理由で水を怖がる。ターザンと共に過ごして行く中で勇敢に成長していく。
サボー
ターザンの両親やカーラとカーチャックの子供を喰い殺した獰猛な豹。冷酷かつ狡猾なジャングルのハンター。実はメス。ターザンにとっては、越えるべき壁として立ちはだかる。
ターザンの両親
ターザンの実の父親と母親。イギリスの貴族の夫婦。ターザンが生まれて間もない頃に嵐で炎上した船から降りてジャングルに漂着した後、二人でターザンが気に入ったとある大木にツリーハウスを建てて暮らしていたが、幼いターザンを残したまま、サボーに喰い殺されてしまった。
カーチャックとカーラの子供
カーチャックとカーラの子ゴリラ。カーチャックとカーラに育てられていたが、サボーと遭遇し、非情にも両親の目の前で喰い殺されてしまった。