データ
身長/191cm
体重/280kg
世界/ダイコントピア
名物/恨みの大混乱
名物/大棍棒
概要
トジテンドが人間界侵略の為に、大根の世界「ダイコントピア」を閉じ込めたダイコントジルギアをクダックに組み込んで、捨てるところがないまま誕生したワルド。
頭部はおろし金に掛けられた大根に髭を生やした顔が付いた大変解かり易い見た目で、大根のヘタ部分を丁髷に見立てているのもお約束。
一方武器は大根を丸ごと模したバット状の棍棒『大棍棒』を携行する。
ダイコントジルギアの力を悪用し、「(料理する上で)捨てるところがない」という大根の特性から「捨てられたものの恨み」を操る能力を会得。頭部のおろし金より吹き出した『うらみおろし』を人々の頭に乗せ、それへ向かってゴミ等“捨てられた”物が敵意と自立活動能力を獲得して襲い掛かる現象“恨みの大混乱”を発生させる。
捨てた側への襲撃内容は、ゴミに次々と殺到され身動きが取れなくなる、賞味期限切れの調味料が戦車隊を組んで中身を浴びせてくる、マーカーペンに捕まって身体へ落書きされる等ならまだいい程度。一方で廃車に轢かれそうになったりタンスに迫られる等、捨てた物によっては命の危機へ晒される場合も十分に有り得る。
加えて、この能力の本質はダイヤワルドと同じ概念操作系の代物なので、影響を及ぼす対象を使い手の解釈次第で幾らでも広げられ、自由度が恐ろしく高い。
この点を活用し、クダックを「斬り“捨てた”」敵に能力を行使する事で戦死したクダックをゾンビ化させて復活、倒してもすぐに起き上がる不死身の兵隊として敵を足止め・分断させる戦法を編み出した。
挙句の果てには、何らかの原因で人間界と融合し切らなかったキカイトピア≒トジテンドに、「人間界へ投げ出されたキカイノイド達より見“捨てられた”」と言う解釈で能力を適用。強引に襲い掛からせる形で原因を無視、完全侵略を達成しようとした。
この為、初手からこの適用を実践するか能力適用後はさっさと戦線離脱する立ち回りで完全勝利も狙えたが、後述の性格もあってそこまで考えが回らなかったのが実にトジテンドの構成員らしい間抜けぶりである。
歌舞伎役者を気取った目立ちたがりで、芝居掛かった口調で「~ダイコン」と言いながら大仰に見得を決める癖がある。しかも直接戦闘が苦手な上に護衛のステイシーザーやハカイザーを頼り過ぎているので、戦場から逃げるよりもその場で格好を付けたがる悪い行動傾向を持つ。
活躍
余談
ハラペコモンガーやZZギューリーの様に料理モチーフの怪人が、身体の一部の装飾として大根を使っていた例はあったが、大根その物をモチーフにした怪人は特撮全体を見ても初。
声を演じる村岡氏は戦隊怪人のスーツアクターとして多くの作品に出演しているスーツアクター。今作ではイジルデのスーツアクターとしてレギュラー出演している他、第21カイ!ではコピーワルドの能力の被害を受けたサラリーマン役で顔出し出演している。
また前年の『魔進戦隊キラメイジャー』では声・SA・人間態を兼演するモグラタタキ邪面を演じており、今回を持って同じノルマを2年連続で達成する事になった。
関連タグ
だいこんやくしゃ:キャラに一致点が見受けられ、オマージュ元と思われる。