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神崎優衣の編集履歴

2021-12-17 11:39:52 バージョン

神崎優衣

かんざきゆい

『仮面ライダー龍騎』のヒロイン。(メイン画像中央の人物)

概要

演:あやの(当時:杉山彩乃)


仮面ライダー龍騎』のヒロインにして、物語のキーパーソン1983年1月19日生まれの19歳。

平成ライダーシリーズにおいて「仮面ライダー」の言葉を初めて発した人物。

12年前に両親を亡くした後、喫茶店「花鶏」のオーナーである叔母・神崎沙奈子に引き取られた。兄である神崎士郎はアメリカの知り合いに引き取られ、以降何度か会っていたものの突如失踪。

秋山蓮と出会ったことでライダーバトルの存在及び士郎が首謀者になっていることを知り、ライダー同士の戦いを止めさせ、士郎の真意を知る為に兄を探し始める。


普段は花鶏のウェイトレスとして働いている。城戸真司と出会った当初は彼を警戒していたが、「誰かを守るためだけに変身する」という真司の誠実な気持ちを知ってからは信頼を寄せ、蓮、真司との3人で行動していくことになる。

芯が強いしっかり者だが、コメディ回となるとガサツでいい加減かつチャランポランな面を見せることがある。


手塚海之が彼女を占った際「無」(未来に何もない)という結果が出る等、物語の端々で不審な場面が目立っている。

また手塚の口からは、上記の両親を亡くした一件はかつての住居で発生した爆発事故が原因であることが語られている。爆発の原因は不明、神崎兄妹の両親は死亡、そして士郎が重傷な一方優衣は全くの無傷であったという。

優衣本人も幼少期の記憶が曖昧で、本人曰く「兄と家に閉じ込もって絵を描いていた」ことばかりしか思い出せないと語っている。



ここから先は作品のネタバレ注意!








二十歳の誕生日が近づくにつれ、立ちくらみ等の体調不良に見舞われると共に現実世界で体が粒子化する、逆に長時間ミラーワールドにいても消滅しない襲ってきたミラーモンスターの動きを止めさせ、取り憑かれたかのような様子で自分を守るように操る(しかも本人にその間の記憶はない)、といった不審な事態が起き始める。

これまでの「ライダーバトルは優衣のために起こしている」という発言から、優衣は兄が自分の消滅を防ぐためにライダーバトルを起こしていると推測。

かつての住処に乗り込んで兄にミラーワールドを閉じるよう懇願するが、応じないことで「兄が終わらせないなら自分が終わらせる」と優衣は投身自殺を図る。

止めようとする兄に対し、「他の人が苦しむのはもっと嫌」「そうやって手に入れた命なら、私は要らない」と断固として命の受け取りを拒否。結果、要求を呑む素振りを見せた士郎の使役したガルドストームによって拉致、ミラーワールド内のどこかの一室に幽閉される。

そして優衣がそのショックで思い出したのは、自分は幼少の頃に亡くなっていたという真実であった。


幼少期の神崎兄妹は沙奈子曰く家で「半分閉じ込められるような生活」をさせられており、ある日閉じ込められた部屋の中で、優衣は辛さと寒さを訴え死亡。

(表現上はぼかされているがネグレクトによる衰弱死であり、沙奈子が当時の状況を「あんな酷い扱い受けてるなんて知らなかった」と語ったこと、神崎夫妻が優衣が弱っても士郎の訴えに応じようとしなかったことからもそれが窺える)


その際、鏡像の優衣が現実の彼女の肉体に憑依。士郎に「20回目の誕生日が来たら消える」と言い残し、現実の優衣は仮初めの命を与えられた。

つまり彼女の正体はミラーワールドの鏡像が実体化したものである。

世界の交わりが起こった余波からか、鏡像の優衣が彼女に憑依した直後、住居の窓ガラスが一斉に吹き飛ぶほどの爆発が発生。これが神崎夫妻が死亡した爆発事故の真相である。


更に言うと、ミラーモンスターは神崎兄妹が「自分達を守ってくれる存在」として幼少の頃に描いた絵が実体化した存在であった。彼女がモンスターを操れたのも、モンスターの生みの親だからである。ひいては本人の意図しないところで、本作で幾度となく発生していた「ミラーモンスターによる連続失踪事件」の主犯と言える存在になっていた。


優衣の運命を変えるべく兄の士郎はミラーワールドを研究し、龍騎の世界のライダーシステムを開発、自らの分身とも言える仮面ライダーオーディンにライダーバトルを仕切らせたというのが物語の真実である。

オーディンが勝つまでタイムベントで修正を続けていたため、実際は出来レース同然であった。


最終的に優衣は士郎の嘆願を拒み続け、仮初めの命の終焉を受け入れる。

「もし…もしもう一度絵が描けたら…モンスターなんかがいる世界じゃなくて…二人だけの世界じゃなくて…皆が…幸せに笑ってる絵を…お兄ちゃんと……一緒に…」と自身の願いを告げ、士郎が手を取りきる前に粒子となって消滅した。


そして最終話、神崎邸にてまた駄目だったと嘆く士郎の前に、鏡の破片の中から姿を現す。また繰り返すのか、もう終わりにしようと話し、妹を失うことを恐れる彼を諭した。


「私はここにいる。お兄ちゃんの側にいる。新しい命なんかなくても、絵を描いてたときみたいに、只願えば」


士郎はいつの間にか幼い頃の姿に戻り、同じく幼い頃の姿に戻った優衣とどこかの空間で絵を描き始めた。

そこに成長した姿の士郎と優衣が現れ、一緒に絵を描き始める。


彼らが描いていった絵は、かつてのようなモンスターではなく、皆が楽しく暮らしている風景であった。

優衣の願い通り、彼らは楽しげに笑い合いつつ、いくつもの絵を描き続けていく。





そしてエピローグでは、死んでいった筈のライダー達が平和に暮らし、花鶏に飾られていた神崎兄妹の写真は成長した姿のものから幼少期の姿に変わっていた。

長らく公式からの明確な説明はなく、ファンの間ではタイムベントの存在から「士郎が優衣の蘇生を諦めた結果ミラーワールドのない世界が生まれ、彼女の仮初めの命もなかったことにされた」という説が有力とされていたが、『仮面ライダージオウ』にて東映公式においてもほぼ同様の見解である事が判明した(EP21・EP22のアナザーリュウガ編やRIDER TIME 龍騎での描写的にも間違いないと思われる)。


劇場版「EPISODE_FINAL」では真司と接点があり、彼が幼い頃に遊んだ女の子が優衣本人だった。また、本編同様の理由で士郎の申し出を拒否した後、こちらでは本当に自ら命を絶っている。


関連タグ

仮面ライダー龍騎 神崎士郎 城戸真司 秋山蓮


風谷真魚神崎優衣園田真理

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