プロフィール
| 名前 | 取手権左衛門(とりで ごんざえもん) |
|---|---|
| 登場回 | 第14駅「迷刑事、名探偵」 |
| 演者 | 小西博之 |
概要
『きらり台』という駅の近くにある警察署に勤務している刑事。
一人称は私で、カッコつけな所があるが肝心なところで決まらない。(警察手帳を刑事なヒーローのように見せる際にも上下がさかさまで、ライトに指摘されても持ち直すのではなく手首を逆さにして向きを直して見せた)なお、部下からボスと呼ばれることは認めないようである。
そしてオブラートに包んで言えば『行き当たりばったり』、悪く言えば『考え無し』そのものであるため、自分が怪しいと思った人物は証拠どころか証人もなく逮捕してしまうという刑事にあるまじき暴挙も行う事にためらいがない。
それが、最大最悪の愚行だった……。
経歴
本編である第14駅のプロローグにて宝石強盗を行った犯人を捜して追っており、レッドレッシャーから昼食目的で降りて『きらり台駅』から出てきたライト達4人(ヒカリはライトに誘われたものの「今読んでる推理小説が今良い所で、犯人が知りたいから」ということで断った)に唐突に「ちょっと待った！」と声をかける。そして名乗って前述の通り、警察手帳を見せた後「お前ら全員纏めて……逮捕する！」と初対面のライト達に部下の警察官たちをけしかけて手錠をかけてしまう。当然ライト達は「私達何も悪いことしてません」「明らかに……これは誤認逮捕です！ どういう事か……説明を求めます！」と否認するのだが、それに権左衛門は「しらばっくれやがって……」とライト達の言い分を信じないながらも、『最近この町で盗難事件が多発(それも宝石店、骨董店、時計店と被害店も色々)しており、それらの店や街中の至るところで泥棒に入られた』ということを説明する。当然ライトは「それと俺達が何の関係があんだよ」ともっともな抗議をするのだが、あろうことか権左衛門は『(ライト達と事件の関係は)ないかもしれんし、あるかもしれんから何となく逮捕してみた』という浅はかという言葉すら生ぬるい身勝手そのものな理由でライト達を逮捕したことを堂々と打ち明ける。そして得意気に「よく言うだろ……『犯人は必ず犯行現場に戻る』って」と(別の意味で)お前が言うなそのものな持論を語ると、ライト達をパトカーに押し込んで、警察署に連行する。当然そんな理不尽そのものを体感しているライト一行は「「「「悪徳警官だー！」」」」と絶叫するのだった……(その様子を見ていた車掌とチケット、ワゴンの3人は「このままではトッキュウジャーが前科一犯になんてことに～」と大きく動揺するのだが、そこに推理小説を読破したヒカリが現れ、何故かノリノリで『自分が真犯人を突き止めて捕まえて、ライト達の濡れ衣を晴らすこと』を決意するのだった……)
そしてところ変わって警視庁きらり台警察署にて、「しばらくそこで頭を冷やせ」という権左衛門のお前は何様のつもりだと言わんばかりの台詞で、ライト達4人は牢屋に入れられてしまう。牢屋の中でトカッチは理不尽そのもので牢屋に入れられたことに困惑し、カグラもパニック状態になってしまう。ミオはそんな二人を宥めるのだが、ライトは(権左衛門のせいで食べ損ねたとはいえ)こんな時でも「あ～……腹減ったなぁ～」とマイペースであった……
そして所変わって、ヒカリはライト達の濡れ衣を晴らすべく何故か白いデニムジャケットとジーンズに着替えてから単独で聞き込み調査を進めていく……そしてその中で騒ぎを聞きつけたヒカリはその店の中に入っていくのだが、そこには真犯人であるシャドー怪人……ソウジキシャドーが現在進行形で盗みを働いていた。当然ヒカリはトッキュウ4号に変身してソウジキシャドーと交戦していくも、最終的には逃げられてしまう。だが逃げたソウジキシャドーが吐き出した電化製品……そして今までの聞き込みで得た情報と照らし合わせる事で、ヒカリはある答えにたどり着く……
そして所変わって、権左衛門はライト達に自白を強要するのだが、トカッチ達は否認や黙秘を行使していく(そもそもやっていない罪なのだから当然なのだが……)。すると権左衛門は「正直にやったと言ってくれれば、カツ丼食わしてやるんだけどなぁ～」と卑劣にも誘導尋問という手段に出る(当然、実際の取り調べでも絶対にありえない事である)。すると、空腹が限界に来ていたライトはあろうことか元気よく手を挙げ「ハイッ！ 俺達やりました～」と自分から無実の罪を被って自白するという暴挙に出るのだった……(当然ミオ達はツッコミを入れた。)そしてトカッチはその後の自分達の末路(無実の罪で起訴→無実の罪で裁判にかけられる→無実の罪で敗訴→無実の罪で服役)を連想し、ミオとカグラはトカッチと一緒に嘆き(そしてライトはカツ丼を食欲のままにガツガツと食べていた)、理不尽に理不尽を重ねた権左衛門は高笑いして「これにて、一件落着」と締めくくろうとするが、そうは問屋が卸さず、突然剣玉の音が聞こえてくる……そしてその音の主である(何故か探偵風の格好になった)ヒカリが現れライト達の無実を弁護すると、権左衛門に「何者だ」と問われ、ヒカリは剣玉探偵ヒカリと名乗ると、今までの自分の調べから推理を話しシャドーラインのソウジキシャドーが犯人だと真相を明かす。ライト達はその見事な推理に納得や感激するのだが、シャドーラインそのものを知らない権左衛門は「そんなふざけた推理がまかり通れば警察はいらねーよ！」と頭ごなしに否定したばかりか、「面倒だからお前も逮捕する」と更なる理不尽を重ねようとする……だがその寸でのところで、駆け付けた部下の警察官が『銀行で金の延べ棒30キロが盗まれた』と権左衛門に告げると、権左衛門はそのまま現場にパトカーで向かうのだった……そして手がかりなしで警察署に戻った権左衛門はヒカリからの通報を受け、ソウジキシャドーが溜め込んだ盗品のあるアジトにたどり着くと、自身の行き過ぎた誤認違法捜査とヒカリの推理が間違っていなかったことを今さらながらに自覚するのだった……。
取手刑事!もう一遍、「刑事殺し」の課長がいるプレハブ仮庁舎の警察署でスパルタ研修を受けて根性と性根を叩き直して来なさい!!…トッキュウジャー一同より
関連タグ
卑劣漢：前述の通り証拠らしい証拠どころか証言すらもなくライト達を逮捕し、更にはカツ丼による誘導尋問まで行った為、卑劣漢そのものである。
リチャード・ブラウン：5年前に登場した。『理不尽に戦隊メンバー達に迷惑をかけ、報いを受けず謝罪もしなかった人物』繋がり。
私鉄沿線97分署：演者が全話レギュラーだった、国際放映制作の刑事ドラマ。刑事ドラマ・ファンから見て演じたキャラ＝「ブル」…こと松元良平と取手を比べると、「月とスッポン」及び「提灯と釣り鐘」と断言できる程に情けないほどの落差があった…。
