「ダブルお嬢様がお気に入りです。合体は男のロマンだよ、感性を学びたまえ」
~鎌池和馬 新約18巻あとがき~
概要
学園都市でも屈指の名門校常盤台中学の頂点に君臨するレベル5コンビ。一応同級生。
公式における現時点の二人の関係だが、美琴は食蜂を「同級生」と上条に語り、食蜂は美琴を「御坂さんのお友達」と上条に自己紹介している(もちろん、悪意のある冗談。美琴はこれに「誰が友達だァー」とツッこんだ)。
本編の旧約終盤では食蜂は未登場ながらも、美琴がたびたび言及している。美琴は自分と関係の深い上条当麻の記憶喪失を、食蜂に治して貰おうかと考えたが、食蜂を信用することが出来ないため頼むことなく却下している(実際にはやっても無駄であることが、後に食蜂の過去から判明する。さらに、たとえ依頼されても食蜂は恩人である上条の脳は能力で操作しないと決めてあるので、断っていたと思われる)。
コンビとしての相性
揃って登場すると必ず犬猿の仲と紹介される二人だが、お互い学友の一人として認め、お互いの能力に関してだけは信頼している様子。
庶民的な性格の美琴は女王様気質の食蜂とは性格面から反りが合わない。能力を用いた策謀に長けている食蜂のことは心の底から苦手にしていて、基本的に信頼していない。
食蜂が自分に意地悪な理由にも心当たりがなかったため、真意が掴めなかったことも不信感の原因になっている。
『大覇星祭』編で共闘したことで少しだけ和解出来たのではと一瞬だけ思ったこともあるが、見事に期待を裏切られた。
食蜂が慈善事業に積極的で意外に心優しい性格だと知りショックを受けるなど、出来ればもう少し自分に優しくしてもらいたいよう。
食蜂は能力で思考を読み取れない美琴に対して「組む気ははなからない」と言うほど美琴を警戒している。『天賦夢路』編では、わざわざ交換条件を提示して美琴のお人好しさを利用するなど、基本的に条件や理由がなければ美琴に仕事を依頼したり力を貸すようなことはない。
(※)条件や理由がなければ気まずくて依頼も協力もできない、という可愛い理由もある。脇で観ていた警策看取には「三文芝居」「ツンデレ」と茶化された。
お互い相容れぬ気質だが、一度手を組むと意外と息ピッタリなことが多く、気になる殿方の存在といい、似た者同士といえるのかもしれない。
ちなみに一年前までは身長差が逆転しており、御坂からも人形さんみたいと思われたほど。
根本的に相いれなくなったのは当時、とあるクローンの事があり、そのオリジナルである御坂を前に「私の視界に入ってこないでもらえるかしらぁ?」と口走った事が原因である。
ハッキングから戦闘までこなせるワンマンアーミーな能力を持つ美琴と、一度に多くの人間の精神に介入することが出来る食蜂。能力の相性だけなら短所を補いあえる良いコンビかもしれない。
超電磁砲の『天賦夢路』編では実際に完全犯罪を成立させ、縦ロールちゃんこと帆風潤子を震え上がらせていた。
そして新約禁書目録18巻にて……
まさかの「みこみさ」誕生
公式からまさかのみこみさ挿絵が投下(※上記イラストは挿絵のトレース+塗り)。
作中でも諸々の事情により、今回この2人だけ百合小説のような描写となっていたほど。
ちなみに、このあと合体しました。本当です。
新約20巻の最後の方で機能が停止した学園都市を去った後の2人が描かれ、何故かバカンス中だったが、「例のツンツンヘッド」の為に混乱中のイギリスに向かっている。続21巻では、冬の寒さに震える食蜂が美琴に抱きつく挿絵もあり、やはり百合百合しいことに……。
創約では上条の入院する病院で鉢合わせいつもの調子で喧嘩になるも、彼を救うため共にアンナ=シュプレンゲルへ立ち向かう。