概要
宇宙開闢と同等のエネルギーを秘めるとされる、地球の超古代文明の秘密にかかわる謎の物体。
作中のヴィランである闇の三巨人が探し求めるものではあるが、第11話にてユザレの口から「ビッグバンを起こし、宇宙を意のままに創りかえる」という機能と「使い方を誤ると光だろうが闇だろうが関係無く全ての宇宙の生命が消えてしまう」という危険性が語られただけで詳細はいまだに不明。ただし、OPや本編の回想シーンなどにそれらしき巨大な金色のエネルギー体が確認できる。
本編開始の3000万年前、このエタニティコアのエネルギーを利用して人間達を消し去り、世界を闇の一族だけの世界に作り変えるため、コアを奪おうとして闇の三巨人の一族が襲来したことが、超古代文明が滅亡した原因となった。
物語の重要な秘密が隠されているであろう超古代文明の石板にはそれらしい物体は描かれていなかったが、第9話終盤にてユザレの覚醒が進むのと同時期に欠けていた逆三角形の図面と超古代の文字が出現。アキトの解読により、今作の怪獣達はエタニティコアの活性化に刺激されて復活したこと、そして3000万年前にも同じ現象が起きていたことが分かった。
ユザレはコアが闇の巨人達の手に渡り、世界が闇に塗りつぶされる事を危惧しているが、それ以上に上述にある様な暴走によって致命的な破滅を招く可能性を恐れている。
一方のカルミラ達は彼女の考えを一笑に付しており、危険性を正確に理解しているとは言い難い面が目立つ。
実際、エタニティコアの欠片によりグリッタートリガーエタニティに変身したトリガーは、禄に力を使いこなせていない状態にもかかわらず、その凄まじい攻撃力だけで闇の三巨人とトリガーダークを終始圧倒して完勝に至っており、これによりエタニティコアが人類どころか巨人達でも手に負えない程の想像絶する強大なエネルギーである事実が少なからず示唆されている。
上述にある通り、劇中では闇の巨人襲来や怪獣活性化の原因となっていて、地球人類にとっては災厄しかもたらしていない。
欠片の力でトリガーをパワーアップさせたのは良かったが、制御には相当な負担がかかる厄介な状態で、しかもこれに目をつけたアブソリューティアンやキリエル人が新たな脅威として地球を襲撃するなど、事態は悪化の一途を辿ってしまっており、GUTS-SELECTの面々はコアの存在に振り回されている現状に辟易している。
関連タグ
ウルトラマントリガー トリガー(ウルトラマン) ユザレ(ウルトラマントリガー) 闇の三巨人
リトルスター:過去の作品におけるキーワード。これも悪の巨人に狙われた。
プラズマスパーク:光の国に存在する人工太陽。凄まじいエネルギー体という共通点があり、そのエネルギーをウルトラマンは『聖なる光』と呼んでいた。ウルトラマンゼロはこのエネルギーの恩恵によって新たな力を手に入れた。
グリーザ:光だろうが闇だろうが関係なく、問答無用で全てを圧倒して滅ぼす最悪の虚空怪獣。コアが暴走した場合、コイツと同等かそれ以上の災厄が出現するのだろうか?尚、グリーザの力はアイテム化しても制御不可能であることが番外編で判明した。
異次元壊滅兵器D4:前作に登場した強力な破壊兵器。存在そのものが怪獣出現の引き金となってしまったという共通点がある。
ネタバレ注意
物語終盤、キリエル人の暗躍の影響もあって闇の三巨人は仲間割れを起こす。
コアの力を独占しようとしたヒュドラムは失敗してカルミラに吸収される形で粛清され、そんな彼女に愛想を尽かしたダーゴンもまた、呪術で無理矢理操られた末に死に追いやられる。
ダーゴンの残した闇のエネルギーも吸収し、力を増幅させたカルミラはついにエタニティコアに接触。強大な闇の力により邪神メガロゾーアへと変貌し地球を闇で包み始めるが、エタニティコアの方は暴走し、ユザレが警告した通り宇宙の破滅という未曾有の危機が訪れてしまう…。
その後メガロゾーアの撃破に成功し、カルミラもトリガーの腕の中で消えていったが、エタニティコアの暴走は止まらなかった。そこで、最初にコアに触れたトリガーことケンゴがコアの内部に人柱となって暴走を止める事を決意。仲間達に必ず帰還する事を約束し、コアの元へ赴くのだった。
その後
『トリガー』の物語は暴走が止まったコアの内部でケンゴが無事に生きている場面で幕を閉じ、続編である『エピソードZ』の予告にある通り、ケンゴがいずれ仲間達の元へ帰還する事が明かされている。しかし、あくまでも闇の三巨人との決着がついただけで、エタニティコアは尚も健在であり、これから先もコアを狙う強大な侵略者…少なくともタルタロス達「ザ・キングダム」が再び侵攻してくる可能性は高く、危機が完全に去ったとは言い難い。