「私の名は紅丸!! おまえと同じ火の勇者だ!! 死して後、この聖剣法水院紅丸に魂を宿した」
概要
CV:池田秀一
千年前に戦った火の一族の勇者で『獅子王』の異名を持つ。火の勇者7人のリーダー的存在。凛々しい面立ちの青年。
現在は魂となって、自ら創り出した『聖剣・法水院紅丸』に宿っている。『法水院』とは紅丸が自分の聖剣を打った場所のことで、大江山で絹が卍丸を待っていた神殿である。そのため、鬼族にゆかりのある人物と推測されているが詳細は不明。
また各地にある紅丸の石像には『法水院 紅丸』と刻まれていることから、聖剣の名前は彼の二つ名でもあることがわかる。
ちなみに、近江にある西京洞の奥には、紅丸、カラス、三郎の墓がある。また、近江にある白山の宝箱からは『紅丸の羽織』（雷系ダメージを半減する効果がある装備品）が入手できる。
紅丸の魂が宿っている『聖剣・法水院紅丸』は尾張の鬼骨城の奥にあり、鬼骨城攻略後に入手できる最初の聖剣である。入手後、卍丸に『奥義・紅丸斬』を伝授する。『紅丸斬』は敵1グループに対して複数攻撃できるが、敵の頭数に応じてダメージが分散する。
エンディングではマリの力により生き返り、卍丸の背後のモブたちにまじって登場している。
天外魔境JIPANG7では
オンラインゲーム『天外魔境JIPANG7』ではNPCキャラとして登場するが、キャラデザインが派手になっている。
火の一族である父と鬼族の血を引く母を両親に持つ男性。妹につぼみがいるが、根の一族に拉致されて生き別れている。
幼い頃は鬼の血により暴れん坊だったが、父の厳しい修行によって理性を得て、その後はジパングの民と鬼族の架け橋となるべく努力する青年に成長。坂東地方で起きたマサカドの乱によって悪化した鬼族と多種族との関係性の修復を計るために他国を渡り歩き、その旅の中で様々な人々と触れ合い、尽力する中でリーダー的資質を作り上げていった。
現在は火の勇者たちの筆頭にしてリーダー的存在。何ものにも恐れぬ鋼の精神力と、圧倒的なカリスマ性を併せ持つ。冷静かつ高い戦闘ポテンシャルから「獅子王」と呼ばれている戦士で、「紅丸斬」を操る。
義経とは安芸の村を訪れた際に邂逅し、行動を共にするようになった。紅丸は義経に礼節から戦術まで数多くのことを教えて戦士として育てあげ、義経からも兄のように慕われている。
上述のように完璧な青年に見えるが、家族思いという弱点を持ち、毅然とした態度をとりながらも、内心はつぼみのことを案じて心配している。戦いの最中につぼみの気配を感じたときは動揺するなどしていた。
つぼみは根の一族に拉致されて洗脳されたあげく、「六大骸将軍」の首領「根のミコト」になっていて、終盤にそのことを知った紅丸は苦悩する。
戦いの中で、つぼみは本来の意識を取り戻すが、自分を通じてヨミが復活するので早く殺してほしいと紅丸に訴える。そんなつぼみに対して紅丸がとった行動は、妹だけを死なせまいとつぼみと共に身を投げて死ぬという投身自殺だった。その後、戦いは収束したが、女彦たちは呪いで蜘蛛に変えられ、しんがりを務めたカラスは行方不明になったりと、カリスマ的指導者である紅丸を失った痛手は大きかったと思われる。
髑髏譚では
火の勇者で登場するのは松虫だけで、紅丸自身は名前すら登場しないが、彼が自分の聖剣を打った『法水院』が重要な場所として登場する。ネの一族は暗黒蘭（暗黒ラン）を封じている聖剣の力を弱体化させるために、法水院の炉の破壊を企んでいたが、絹の力（無意識に力が発動して法水院を守っていた）で長年阻まれていた。最終的に、幻王丸の謀略や吹雪御前の行動によって、絹の力が弱まったために、肉助たちネの一族に攻め込まれて破壊されてしまった。
余談
- 「天外魔境Ⅱ公式ガイドブック」では紅丸が7人の勇者のリーダー的存在と書かれているが、リメイク版特典の「覚醒之書」には、義経が千年前の火の勇者たちのリーダー格と書かれている。
- 「天外魔境Ⅱ」では鬼族にゆかりのある者とされていて、彼自身は鬼族ではないとされている（2003年に発売された攻略本「天外魔境Ⅱ公式完全攻略絵巻」では、紅丸について「名前から判断すると、本人が鬼族だとは考えにくいため、親族もしくは友人に鬼族がいたのではないだろうか。」と書かれている）。しかし「天外魔境JIPANG7」では火の一族である父と鬼族の血を引く母を両親に持つ男性とされていて、鬼族の血を引く設定が明確に加えられているなど、作品ごとに設定の相違がみられるキャラクターの一人である。
関連タグ
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