エア・カナダ
えあかなだ
カナダの航空会社 同国のフラッグキャリア
概要
エアカナダはカナダの航空会社で、同国のフラッグキャリアである。日本では「カナダ航空」と呼ばれることもある。本部はモントリオール。トランス・カナダ航空として1937年に設立したのちに1964年に現在の社名に変更した後、1987年に民営化された。スターアライアンスの設立メンバーである。子会社として貨物部門のエア・カナダ カーゴ、地域航空会社のエア・カナダ エクスプレス、格安航空会社のエア・カナダ ルージュなどがある。
カナディアン航空との合併
2001年にカナダ第2位の航空会社であり、最大のライバルだったカナディアン航空を買収して吸収合併した。カナディアン航空はアメリカン航空と密接な関係(どちらもワンワールドに所属)があり、エアカナダはアメリカン航空のライバルであるユナイテッド航空と密接な関係があった。アメリカン航空はダミー会社を設立してまでカナディアン航空の買収をもくろみ、ユナイテッド航空はエアカナダのカナディアン航空買収を支援した。結局、カナダ政府がアメリカン航空の買収を認めなかったため、カナディアン航空はエアカナダに買収され、ワンワールドはカナディアン航空を失うこととなった。
1983年7月23日、モントリオールからエドモントンへ向かっていたエアカナダ143便は燃料切れを起こした。原因はヤード・ポンド法とメートル法を間違えたままで燃料を搭載したためであった。機長の巧みな操縦でカナダ空軍のギムリー基地に不時着し、幸いにも死者は出なかった。機体はわずか2日で復旧され、その後2008年まで運用された。