概要
指揮官(ドールズフロントライン)とは、ドールズフロントラインに登場する人物であり、プレイヤー、すなわちあなたのことである。正式名称は「戦術指揮官」であり、人形たちを指揮して戦いをサポートする職業である。
ストーリーは、指揮官がグリフィン&クルーガーに就職し、さっそく現場指揮を任される所から話が始まる。
しかし、段々と世界を揺るがす事件に巻き込まれ、渦中のキーパーソンとなっていく…。
容姿
公式設定はないが公式四コマやコミカライズ版では、それぞれ男性指揮官と女性指揮官が出ている。
女性指揮官の名前は「ジャンシアーヌ」。他にも友軍指揮官として、601基地所属で次元関係なしの女好き「石軍(シージャン)」、737基地所属で紳士的で人形達に慕われているロシア人の「フョードル・カモロフ」、ショットガン部隊を率いる680基地の弱気な日本人女性指揮官「カワサキ」などが登場している。
その中でジャンシアーヌはアニメ版ドールズフロントラインの指揮官としての主人公に抜擢されている。
また、ゲーム内の初期アバターではガスマスクを付けて制服を着たアバターがいる。制服のデザインは赤を基調とした軍服であり、軍帽からズボンまで赤一色である。胸には初心者勲章、赤いベレー帽を模した軍帽をかぶっている。髪は男女ともに短め。
指揮官ビジュアルは個人でカスタマイズできるので衣装を買って姿を変えるのもまた手であろう。一つ500ダイヤで購入可能であり、服を変えるとその衣装に付随した効果が得られることも…。
2015年の初期のPVではおかっぱで顔は映ってないが中世的な容姿をした指揮官がM16A1、スプリングフィールド、スコーピオン、トカレフを従えているイラストが存在する。
また、最初期のAR小隊と共に描かれた海猫络合物氏のコンセプトアートの指揮官のデザインは彼が後にディレクターを務めたゲーム、アークナイツのプレイヤーキャラであるドクターと酷似している。
ちなみにショートアニメの『どるふろ』の癒し篇には登場していないが狂乱篇には男性指揮官(声:高橋信)が登場。
こちらの指揮官の初出はMADCORE氏の公式四コマ(ゲームのダウンロード等の待機画面で表示されるアレ)であり、作者の名前からとってファンからは「MADCORE指揮官」と呼ばれている。
容姿は銀髪に片眼鏡で、目つきが悪い。
妖精召喚儀式に失敗して化け物を呼び出したり(ELIDだとごまかそうとしていた模様)、SPAS-12に飯をおごると言い出した結果、ダミーリンクを含めて5人分おごらされる羽目になったり(編成拡大をするとその分消費資源が増える、ということのチュートリアルでもあるのだが)と抜けている所がある。
また癒し篇2ではAR小隊と404小隊の基地に指揮官はいるらしいが誰も見た事が無い模様。
MADCORE氏の代理キャラ的な側面があるため、本人の好みが反映されており、イラストでは十月十日奏氏(ネゲヴやX95、IWS2000やジェリコを手掛けたイラストレーター)のキャラにゾッコンの様子。
人形たちから
大半は慕われていることが多いが、たまにセクハラをしていると思わしきことを言われることも。また、要所要所で余計なことをして人形達に厳しく言及されることも…。
また、様々な呼び名で呼ばれており「指揮官」「指揮官様」「ダーリン」「部下」「ハニー」「飼育員」「ご主人様」「マスター」「こひつじちゃん」「坊や」「隊長」「ボス」「同志」などさまざまである。
また人形たちの言動を見るに分け隔てなく人形たちを愛する人らしく、それで救われた人形達もちらほらいるとか…。
ストーリー内では
404小隊、AR小隊、反逆小隊などのメンバーが活動しているサイドで活躍。
主に主人公格であるUMP45やM4のストーリーを傍から追っていく形で前線を行動する、そして人形達の秘密が明かされるにつれ戦場の真っただ中に引き込まれることに。そして指揮官は人形と共に成長していく…。
その後
少女前線から10年後の少女前線2の世界では、グリフィンは解体され引退した指揮官は賞金稼ぎになっている、と散爆の社長である羽中氏がインタビューで明かしている。
かつての指揮官は今度は昔なじみがロクサット主義合衆国連盟の重要機構「非軍事管理局」に参加し、そこで秘密裏に「遺跡関連の医療技術と軍事運用」に関わっていることを知る。その後、指揮官は偶然「試験サンプル」を手に入れてしまい、追ってくる謎の敵対勢力と対峙する…という流れなのだそう。どうやらまだまだ指揮官受難の日々は終わらなさそうである…
指揮官伝説
もともとドールズフロントラインは鬱設定、重すぎるストーリー、エグい世界設定などがてんこ盛りのゲームな為、指揮官が受ける受難がかなり多い。
例を挙げると…。
★しょっちゅう鉄血に狙われる。毒を盛られかけたり、踏みつけられたりする。
★マジキチカルト宗教に誘拐されて、九週間尋問者に拷問される。
★電車乗ってたらエグい威力の列車砲を当てられる。
★それでもボロボロの状態で何とか帰ってきたら、お偉いさんに銃を顔面に突き付けられて脅される。
★夏イベでどうにか平穏を享受するかと思いきや、再起動した軍事工場の兵器に襲われる。
★ハロウィーンはハロウィーンで、基地で爆破事件が起こる。
★その翌年のクリスマスでも爆破事件が起こる。
美少女擬人化ゲームでハーレム状態かと思ったらそうでもない受難の数々である。
能力
しかしこんな世界観の為、指揮官も結構なチート持ちだったりする。
その一例をあげると…。
★自白剤が効かない、その上致死量分を施術されようが何とか生きてる。
★潜伏地点に転がって来た手榴弾を「あ、やべ。」というノリで打ち戻す。
★瞬時に至近距離から四人の人形にヘッドショットを食らわせる射撃の腕前を持つ。また同様に戦闘中の敵臨時司令所に潜入し正規軍将校と軍曹を拳銃1丁で暗殺。
★咄嗟の機転で、水門を完璧に操作してパラデウス兵を溺死に追い込む。
★夏イベで判明したが、作戦能力が「5000」超え。(☆5キャラと同等くらい)
★思いついたようにとんでもない策を実行。結果見事に正規軍のリーサルウェポンをぶんどる。
そもそも優良企業のグリフィン&クルーガーに入社できてる時点でかなりの能力者なので違和感はそんなになかったりする。
もう指揮官だけでいいんじゃないかな?
余談
大陸版では、融合勢力が追加されたため敵すら丸め込む「娃娃誑(人形たらし)」と呼ばれることも。なお、一癖も二癖もある人形を懐かせている時点でもう人間じゃない気がする。
いわゆる一級フラグ建築士である。
そもそも、ロボットである人形を人間と同じように優しく扱っている時点でかなりの善人なのでフラグが立つのもやむなしなのではないだろうか。
関連イラスト
関連タグ
提督(艦隊これくしょん)、指揮官(アズールレーン):他のゲームにおける似たような者たち、でもどのお方もドルフロ指揮官よりは楽そう。
13章では
世界を揺るがす事件に巻き込んでしまったお詫びとしてクルーガー社長から辞表替わりの「グリーンゾーン(第二級安全区域)の居住パスポート」を渡され、死の危険が無い生活を送り、幸せに余生を送るように進言されるが、とある人物たちを放っておけないうえ、ここまで来たら事の終焉を見届ける義務があると突っぱね、グリーンゾーンパスをビリビリに引き裂いてゴミ箱に放り捨て、人形達と共に歩むことを決めた。
それを見たクルーガー社長は己の審美眼に狂いがなかったことを確信し、指揮官と共に次の戦場へと歩み出した。
以下更なるネタバレ
指揮官はとある要因から、とある症状に対する免疫を部分的に保持していることが明らかとなった。
そして、更なる仲間も加わり物語はもう一度動き始める。