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カオス・ソルジャー-開闢の使者-の編集履歴

2022-02-07 22:11:01 バージョン

カオス・ソルジャー-開闢の使者-

かおすそるじゃーかいびゃくのししゃ

『遊戯王』に登場する光属性・戦士族の効果モンスター。

カードテキスト

効果モンスター

星8/光属性/戦士族/攻3000/守2500

このカードは通常召喚できない。

自分の墓地から光属性と闇属性のモンスターを1体ずつ除外した場合に特殊召喚できる。

このカードの(1)(2)の効果は1ターンに1度、いずれか1つしか使用できない。

(1):フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。

そのモンスターを除外する。

この効果を発動するターン、このカードは攻撃できない。

(2):このカードの攻撃で相手モンスターを破壊した時に発動できる。

このカードはもう1度だけ続けて攻撃できる。


概要

カードパック「混沌を制す者」(2003年4月24日)で登場したカード。

原作漫画にて武藤遊戯が使用したカオス・ソルジャーのリメイクモンスター。

しかし、効果も持たない儀式モンスターであるあちらとは、使い勝手は完全に別物である。


墓地の光属性と闇属性を1体ずつ除外して特殊召喚できる、いわゆる特殊召喚モンスター。

墓地に送る手間を考えても通常のアドバンス召喚より遥かに容易である。

攻撃を破棄する代わりにノーコストで相手モンスターを除外する効果と、モンスターを破壊した場合もう1度だけ攻撃できる効果を備える。

1ターン内でどちらかしか適用できないが、どちらも非常に強力な効果となる。


コストも何もなく、表示形式やステータスを問わず、しかも破壊せずに除外するという性能は現在でも十分に通用する凶悪な除去手段でありシンプルに強い。


連続攻撃の方も劣らず強力で、3000打点のこのカードが2回攻撃するようものならLPの4000~5000程度は軽く吹っ飛ぶ火力になる。

全盛期にはまだオネストが存在しなかったため攻撃力の上昇する機会は乏しかったが、それでもなおフィニッシャーとなることが多かった。


とにかく生まれる時代を軽く10年は間違えたとしか思えないローリスク・ハイリターンなパワーカードであり、2003年10月に制限化、次いで2005年9月に禁止カードに指定される。

その後、この効果と相性抜群のオネストの登場や、ほぼ下位互換のカオス・ソーサラーまでも禁止カードになるなど、戻ってくることは絶望的かと思われる時代が続いた。

しかし、このカードが禁止になっている間に、テーマデッキの大幅強化に伴い【カオス】のようないわゆる【グッドスタッフ】がほぼ衰退し、シンクロ召喚エクシーズ召喚の登場による素材となりづらいレベル8の相対的な弱体化、そして単体で複数枚の除去を行えるシンクロモンスター等によるインフレと、時代は大きく変化。


そしてついに2011年9月、6年ぶりに制限カードに復帰し、大きな話題になる。

上述のような環境の変化を踏まえてか、エラッタによる弱体化も一切無いままでの復帰である。

そればかりか2016年10月には準制限、2017年7月にはとうとう無制限カードになってしまうのだった。

極限まで高速化したデュエル環境においては「墓地に光と闇を用意する」「攻撃の放棄」という行為は遅く、さらに除去への耐性や相手の行動に干渉できる効果を持たない事も踏まえた上での制限解除となったようだ。


とはいえ、2回連続攻撃の破壊力は健在であり、ランク8やレベル9以上のシンクロモンスターの充実及びリンクモンスターの登場といった面から、除外効果の使用後に素材要員とする使い道もしやすくなった。

また、疾走の暗黒騎士ガイア聖騎士の追想イゾルデ・《天地開闢》・《混沌領域》といったカードの登場でサーチしやすくなったという点も追い風である。


往年のようなオーバーパワーな切り札では無くなったものの、活躍できる場を整えれば相応の活躍を見せてくれるカードと言える。


環境以外での活躍

2019年7月27日に遊戯王OCG公式Twitter上で行われた「遊戯王OCG 10000種突破記念大投票」第3期投票では第1位に輝いた。


また、原作漫画出身カードのリメイク権利をかけたVジャンプのアンケートにおいて、選出されているのはあくまで儀式のカオス・ソルジャーであるにもかかわらず、このカードのリメイクを期待して投票する声が非常に多く1位に輝いたという事態も発生している。

しかし、当然ながらこのカードほどのカードを強化するわけにはいかず、実際に登場したカオス・ソルジャー-宵闇の使者-は、こちらを意識しつつ大幅に弱体化した誰得カードとなってしまっている。


その他、20周年頃からのリメイク強化にてたびたびカオス・ソルジャー及び暗黒騎士ガイアはフィーチャーされているが、このカードの性能を警戒してか、「カオス・ソルジャー儀式モンスター」を指定する仕様が多く露骨に警戒されている。

なお、儀式との連携前提にはなるが、一部のサポートカードにはこのカードも対応するため、儀式軸に組み合わせることは問題なく可能である。


アニメでの活躍

アニメ『遊戯王デュエルモンスターズGX』に登場し、「十代VS神楽坂」戦で神楽坂が使用した。

2回連続攻撃で十代を追い詰めたが、返しのターンにE・HEROフレイム・ウィングマンに戦闘破壊され敗北した。

攻撃名は「開闢双破斬」「時空突刃・開闢双破斬」(2回目の攻撃時)。


余談

アニメ『遊☆戯☆王ZEXAL』の最初のオープニングテーマ「マスターピース」には「縦横無尽 踊れ 天地開闢」と言う歌詞があり、当時禁止カードだったこのカードを連想する人もいた。

そしてアニメ開始(2011年4月11日)の次の制限改訂で制限に戻ってきたことや上述したサポートカード《天地開闢》の登場で、またもネタにされた。


関連タグ

遊戯王 遊戯王OCG 効果モンスター

武藤遊戯 神楽坂

カオス・ソルジャー 混沌帝龍-終焉の使者- 混沌の黒魔術師

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