概要
声優は成田剣(『ボンバーマンジェネレーション』)、高橋広樹(アニメ『ボンバーマンジェッターズ』、ゲームキューブ・PlayStation 2『ボンバーマンジェッターズ』)。
メインシリーズ(『MAX』『ストーリー』『MAX2』『ジェネレーション』)、「ジェッターズ」、「スーパーボンバーマン R」において扱いがそれぞれ違うため分けて説明する。
メインシリーズ
デビュー作は、1999年12月17日にゲームボーイカラーで発売された『ボンバーマンMAX』。
ボンバーマン(白ボン)の同僚かつライバル。共にボンバーベースで働いておりクールな性格をしている。愛機「マックススピーダー」を使って宇宙を駆け巡ることもある。
どことなくサイボーグかつダークヒーローを思い起こさせる見た目をしており、両目は青色となっている。謎に包まれた戦士とされており、ブレインボンバーとゴーレムボンバーは彼の素性について知っている模様。よく使用する爆弾は雷属性の「ライトニングボム」(『爆ボンバーマン2』に登場するものと同じ見た目)だが、『ストーリー』や『ジェネレーション』では通常のボムを使用している。「機械化された右腕には様々な能力が秘められているが、その全てを見たものはいない」と設定されているが、作中で披露されたことはない。先述のように普段はクールな性格で全てに冷たい態度を取るが、機械化の野望を持つ者には怒りをあらわにする。
『ボンバーマンMAX』では「闇の戦士」バージョンの主人公として登場し、各惑星に生息するキャラボンたちの保護、機械化事件の原因究明のために出動した。
『ボンバーマンストーリー』では凶悪ボンバー五人衆が惑星ファンタリオンにて引き起こした異変を調査すべく向かったのだがプラズマボンバーにやられ、その後にはブレインボンバーに洗脳され巨大兵器の製造に携わっていた。ボンバーマンによって正気に戻った後は共に戦いブレインボンバーの討伐へ向かう。
『ボンバーマンMAX2』ではヒゲヒゲ団の策略に嵌り、ボンバーマン共々体を小さくされてしまい、元の姿に戻るためにボンバーマンと共闘する。
『ボンバーマンジェネレーション』ではDr.アインの要請の応じてボンバーマンのサポートをするために惑星テンタコルに向かうが、ボンバーマンとは別行動を取り、ボス戦時にボンバーマンがピンチになったときにのみ駆け付ける(特定のアイテムを取得するなど条件を満たす必要がある)。また条件を満たすことでバトルゲームにおいてプレイアブルキャラクターとなる。
なお、種族としてのボンバーマンとしては珍しく「ボン(バー)○○」「〇〇ボン(バー)」と言ったネーミングではない。
ジェッターズ
正式名称は「MA-10(エムエーテン)」。Dr.メカードによって造られたボンバーマンのアンドロイドである。メインシリーズと違って両目が赤色となっており、ブーツやマントの装飾も簡略化されている。
「10」はローマ数字で「X」となるため、「MA-10→MA-X→MAX」となる。
元々はボンバーマンの力を得るために開発されたMAシリーズの最高傑作であり、プロトタイプであるゼロのノウハウを活かして開発された。ゼロと違って、モチーフとなったボンバーマンであるマイティの良心は存在していないため、Dr.メカードに抗うこと無く従っている。
ただしマックス自身は、Dr.メカードの人使いの荒さもあって慕っている様子は無く、またオリジナル(マイティ)に近い存在であるゼロとの雌雄を決する事にもこだわっており、最後にはDr.メカードそっちのけでゼロと一騎打ちに出た。
マイティの戦闘データを抽出しているだけあって戦闘力はかなり高く、爆弾を使った戦闘の他肉弾戦術も相当強い。得意技は「ハイパープラズマボム」であり、左投げのサイドスロー(ただし体の内側から投げる)で爆弾を投げる。また、シロボンが使える「風船ボム」を使って洞窟から抜け出そうとするシーンも存在していた。
そのことから、当初シロボンから「マックスは兄ちゃん(マイティ)だ」と勘違いされており、マックスは「風船ボムは物心ついた時(完成直後)から使えていた」「マイティは俺が殺した(実際に殺したのはゼロでありマックスは無関係)」と反論している。
(マイティは右投げのサイドスローで投げるため、シロボンが利き腕が違うことに気づくのは時間かかっていた)
ゲームキューブ・PlayStation 2用ソフト『ボンバーマンジェッターズ』ではシロボンと共にプレイアブルとして登場。ノーマルゲーム(所謂ストーリーモード)では人工彗星「ダークスター」をボンバー星にぶつけて、ボンバーマンを殲滅しようと企むヒゲヒゲ団に対し「今回のやりかたは許せない」としてシロボンたちジェッターズに力を貸してくれる。必殺技「ハイパープラズマボム」を使用することができ、画面内の敵すべてにダメージを与えられるほか、特定の壁を破壊することができる。バトルゲームでもプレイアブルとして使用することができ、必殺技「マキシマムモード」を発動することで一定時間、火力8、ボム8、スピード4のフルパワー状態になることができる。
スーパーボンバーマン R
当初は登場していなかったが、アップデートでプレイアブル(声優は不明)として追加された。キャラクター設定が変更され、「宇宙の平和を守るために活動している仮面の戦士」という設定となる。従来のマックスとは異なり、アクセサリの変更ができる仕様上ボンボリ(頭の突起)が付けられている。固有ボムは「プラズマボム(ボタンを押した時間に比例して爆発に要する時間が変わる)」。黄緑色のプラズマボムを使用するプラズマボンバーと異なりこちらは黒色。効果は同じ。