概要
CV:佐藤正治(サターンボンバーマン)/龍田直樹(ボンバーマンジェッターズ)
ヒゲヒゲ団の科学者で、危険な実験を繰り返してきたために体の半分近くを機械化することで生き延びているマッドサイエンティスト。
ゲーム本編では「サターンボンバーマン (メインシリーズ)」「ボンバーマンカートDX (ランドシリーズ)」でしか登場していないため影が薄いが、アニメ版では打って変わってストーリーに大きく関わるため知名度が高い。
サターンボンバーマン
総帥であるムジョーの下で様々な武器・兵器を開発しているヒゲヒゲ団における天才ボム科学者で、ボンバー星雲で一番のボム科学の権威者であるDr.アインとボム科学を二分するほどの実力を持つ。実質的にヒゲヒゲ団を動かしているのは彼。実際、ムジョーが倒されたのちに最終ボスとして姿を見せることになる。年齢は50歳。冷酷かつ残忍な性格で涙を最も嫌いとしている。
ボンバーマンジェッターズ
ヒゲヒゲ団の科学者。あらゆる物質をボンバーマンに変える「合体ボンバーマン製造マシーン」や、その改良型の「スーパー合体ボンバーマン製造マシーン」を発明している。
総統のバグラーに忠誠を誓い、戦闘隊長のムジョーにも友人として接しているが、所々で怪しい行動を見せる。ちなみにエビが嫌い。
実はゼロ(MA-0)とマックス(MA-10)をはじめとする人造ボンバーマン「MAシリーズ」の開発者であり、シロボンの兄マイティを死に追いやった黒幕。
表向きはバグラーに従っているメカードだが、内心ではバグラーを憎んでおり、バグラーへの忠誠心が厚いムジョーのことも疎ましく思っている。
バグラーとメカードはかつて同じ研究機関に所属していた同僚であり、バグラーはボム科学の粋を集めた画期的なエネルギーシステムを発明したことで表彰され、一躍時の人となった。しかし、メカードはバグラーが自分の研究成果を横取りしたとして憎むようになり、復讐の機会を虎視眈々と狙っていた。
MAシリーズはボムエレメント研究の過程で開発に着手したものであり、研究を進めるにはボンバーマンのデータが必要だったため、ボンバー星でマイティが暴発した熱線砲を食らって重傷を負っていることを知り、マイティが向かったヒゲヒゲ団の前線基地に試作機のMA-0を差し向け、マイティのデータを入手することに成功。マイティは基地の爆発によって死亡してしまった。
ただ、MA-0は想定外なことにマイティの記憶と人格までコピーしてしまっていたため、メカードは自分を敵と認識したMA-0を失敗作としてスクラップ溜めに廃棄、その後いくつかの試作を重ねて人造ボンバーマンMA-10…すなわちマックスを完成させ、「凄腕の宇宙盗賊」の触れ込みでバグラーに紹介した。
作中後半で戦闘員の健康診断と偽って戦闘員のシステムディスクを洗脳ディスクと交換することでほぼ全ての戦闘員を自分の支配下に置き、クーデターを起こしてシュヌルバルトを制圧、バグラーを檻に監禁した。
ヒゲヒゲ団を乗っ取った後はガスケッツが発明した小型ワープ装置を、マックスが予め仕掛けておいた時限転送装置を使って奪い、ジェッター星をボンバー星のすぐ近くまでワープさせ、ジェッター星とボンバー星を衝突させることでボンバー星の核であるボムクリスタルを取り出すという暴挙を実行に移す。
しかし、死んだと思われていたムジョーと、ディスクの交換を免れた戦闘員156号、157号、158号らがママの協力もあって洗脳ディスク摘出のを敢行したことで洗脳された戦闘員たちが元に戻り、シュヌルバルトの主導権を奪還されたため、ジェッター星へ逃れて戦闘の指揮を執る。
シロボンやジェッターズ、ゼロ、そしてボンバー星の有志達によってプロトMAシリーズが悉く敗れ、遂にはスーパー合体ボンバーマン製造マシーンを使って戦線に投入したプロトMAシリーズと合体し、ダークフォースボンバー(CV:竹本英史)となってシロボンの前に立ちはだかる。
圧倒的な力でシロボンを追い詰めるが、仲間達の思いを受けたシロボンが土壇場で編み出した「シャイニングファイヤーボム」を受けて合体が解除され、その後性懲りもなくシロボンを攻撃しようとするも、最後はオヤボンとダイボンによってスーパー合体ボンバーマン製造マシーンを暴発させられ、小さな赤い結晶の中に閉じ込められた。その後どうなったのかは不明。
なお、メカードはバグラーが自分の研究成果を盗んだと主張しており、メカードがトイレに籠っている間にバグラーが彼の研究資料を見たのは事実だが、バグラーによればメカードが解いた公式には欠陥があったらしく、その後バグラーはメカードとは全く違う方法でボムクリスタルの力を引き出す方法を発見しているため、メカードのバグラーへの恨みはほぼ逆恨みであったと言える。