概要
凶悪ボンバー五人衆の1人にしてリーダー的存在。額に稲妻の紋章がある。体色は当初は黄色だったが、スーパーボンバーマン3以降は緑となっている。
卑怯な手段を嫌い、正々堂々とした戦闘を好む性格。
スーパーボンバーマン2
初登場はスーパーボンバーマン2。
直接対決による第1ラウンドと、巨大メカ「スケルガード」に乗り込んでの第2ラウンドがある。
第1ラウンドはボム投げを行ってくる。動きは機敏だが、ゴーレムボンバー同様に自滅を待てば問題ない。
第2ラウンドは本作最大の難関バトル。ラスボスの前座だが、ラスボス以上に強い。画面上部を左右へ移動し、ボンバーマンが同じ縦のラインに来ると急に下方向に突進してくる。ノーモーションで突進してくるので初見ではまず対応できない。突進の安置はステージ最下部の横一列だけなので、半強制的に画面下部での戦闘を強いられる。慣れたプレイヤーなら画面上に上がってダメージを与えに行ってもいいが、かなりリスキー。
それに加えて速く動く上に緩く追尾する無敵のドクロの敵を3体ばら撒くという波状攻撃を仕掛けてくる。リモコン爆弾がないとこのドクロの敵をやり過ごすのは難しく、時間経過で消えるのを待つしかないため、突進とのコンボで逃げ場を失ったプレイヤーは多い。
余談であるが、突進後スケルガードが下に下がりきった状態の時に画面最下部のボスの目の前でボムを横か下に投げると、何故かボスに投げたボムが当たる。HPが28とめちゃくちゃ高いので積極的に狙いたいが、ドクロの敵が出ているときはあまり狙わないほうがいい。
もともと凶悪ボンバー5人衆は、ボンバーマンの兄弟にあたる存在らしく、勝利するとボンバーマンとの和解を望むようになる。しかし、プラズマが握手の手を差し伸べたと同時に一筋の光が彼の身体を貫く。それはスケルガードの内部に潜伏していたラスボスによるものだった。そして巨大な眼球を持つ怪物がボンバーマンに襲い掛かる。
その後のシリーズ
スーパーボンバーマン3では、他のメンバー同様にバグラーの手によって蘇り、今回は巨大メカ「フリーザービューナス」に乗り込んでのバトルとなる。氷の弾による範囲攻撃、ホーミングする竜巻、ボムを移動させるという人形攻撃の3種類を行ってくるが、爆風で対処できる攻撃があり、今作はボス本体に爆弾を消す能力が無い分、前作と比べれば苦戦はしないだろう。むしろ二人プレイ時の方が竜巻が増えたり、人形で移動した相棒の爆弾の爆発に巻き込まれたりと事故が起こりやすいので注意。
なお、この後はみんなのトラウマと名高いバグラーシップを残しての最後のバトルなので、ボス戦前のパスワードをメモしておき、いつでもアイテムを取りに戻れるよう準備しておくのが得策。フリーザービューナスを倒した後はこれまでのステージに戻れなくなる。
なお、フリーザービューナスの可愛らしいビジュアルの関係でしばしばプレイヤーから弄られる。攻撃時に目つきが鋭い顔に豹変するとはいえ、当時はヘルメットを取ったプリティボンバーと並ぶ貴重な美女枠だった。
ボンバーマンストーリーでは、キャラボン「ポミュドラゴン」と合体した「プラズマロック」として登場。他の作品ではリーダー格である彼が、本作では珍しく全員の中で3番手に甘んじている。
爆球連発!!スーパービーダマンでは登場人物である西部丸馬が予備として一回だけ使用したビーダマンとして登場しており、デザインもプラズマボンバーそのものである。
スーパーボンバーマンR
「決着をつけてやる…かかってこい!ボンバーマン!!」
CV:上村祐翔
設定がリファインされた本作では、再びリーダー格に返り咲いている。
顔が電子画面のようになり、スカーフが結び目から稲妻のように伸びるなど、正統派にロボット風のアレンジが加えられている。
元々は人々を守るためのロボットとして製作されたが、あるとき事故により廃棄されていたところをバグラーに洗脳されたことにより有機生命体の人々への復讐に走るようになってしまった。
冷静沈着でクールな性格という、何かと性格面でのアレンジが多いRの中では従来のイメージとほとんど変わっていない……のだが、敵も味方もギャグ的な面が多くコミカルな会話が繰り広げられている中で一人だけ会話がまともにシリアスを貫いているためか却って存在感は強い。
スパボン2同様、直接対決による第1ラウンドと、巨大メカ「グインビー・ジャッジメント」に乗り込んでの第2ラウンドがある。
また、専用ボムとして、ボタンを押す長さによって爆発するタイミングを調整できる「プラズマボム」を所持。本作ではリモコンボムが廃止されたため、疑似的なリモコンとして使えるのが非常に強力。当然、第1ラウンドでもこれを使ってくるためステージも併せて厄介。
第2ラウンドでは狭いステージの中でランダムで3ヵ所に移動した後、レーザー、マシンガン、パンチ、雷球など多彩な攻撃で攻め立ててくる。常に空中にいるため、パンチ攻撃で地面に拳がついたときにボムか爆風を当てることを2回繰り返して地上に落とすことが必要になる。敵の攻撃だけでなく、ステージの狭さとアイテムで強化され(すぎ)た自分の爆風による自爆にも注意しないと厳しい戦いになる。
ちなみに、巨大メカの元ネタと現在のボンバーマンシリーズの版権元は…そういうことである。
関連タグ
西部丸馬:作中で一回だけ、プラズマボンバーそっくりなデザインのビーダマンを使用していた。(ただし、こちらもマグネットボンバーと同様に版権等の大人の事情で電子書籍版では全くの別物のデザインのビーダマンに変更されている)